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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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nkさんside

アンチや自虐要素入るので不快になるかもしれないです。自衛おねしゃす

特にsrさんnkさん推しの方はご注意ください

勿論ご本人様には関係ありません



──────────────────




昼下がり。

今日は猛暑と言われるくらいいい天気の日だが、外からの光がカーテンで遮断されているせいで薄暗い部屋の中ではデスクトップからの光がいつもより明るく見えた。


昨日は一睡もできてない。

本来ならそろそろ寝ようか、とベットに潜り込む時間帯。

だけど眠る気にはなれなかった。




「俺はお前の隣には行けれん。」

「相棒じゃないやろ。」

「お前なんか…嫌いや。」

たしかボビーから言われた言葉

昨日突然言うもんだからびっくりしたよ

お陰でかれこれ数時間ずっと固まったまま

さっきのは夢なんじゃないか。

ボビーがこんなこと言うはずない。

そう信じても、discordのチャット欄には

“しばらく撮影休むわ”

の一言。

やっぱり夢じゃない

ボビーは俺の事嫌いだったんだ。

今までずっと

最初から夢だと思ってたのは僕だけ

これは夢じゃない

夢なんてない




最近女研の知名度がまして、みんなでライブもできることになって、コラボとかもして、

このまま行けばボビーとの夢、

叶えられるなんて呑気に考えてた。

ボビーとみんなでデカくなれると思ってた。

僕たちを知ってくれてる人が増えて、ファンが増えて、勿論アンチも増えたけど、みんながいるけんアンチも気にならなかった。




...やっぱ嘘。

いくら僕でもアンチは傷つく



アンチからよく言われた言葉

『ニキってやつウザい。』

『相棒とか釣り合わ無さすぎw』

『こいつのどこがいいん?』

よく目にした言葉

いやな気分になった言葉

でもボビーのお陰で今は背景と化した言葉

ボビーがいてくれるならそれで良かったのに

ボビーが気にするなって言ってくれたから何でも良かったのに。

僕の1番で、 頼りになる、

僕をずっと支えてくれた相棒

すごく優しくてカッコよかった

でもそんなボビーから”相棒じゃない”なんて言われるとは思わなかったな。

ボビーがいたからここまで来れた

ボビーとだから頑張れた

ボビーのお陰で楽しかった

だから、この時間がずっっと続いて欲しかった

ボビーと一緒にいたかった



やめよっかな。

ふとそう思った

その選択肢に気づいてしまった

勿論ここまで来るのだってそう簡単じゃない。

めっちゃ大変だった

大変だった、けど...もう、いっか。

もう頑張る理由がないし。

ボビーに辛い思いさせてまでやりたいことじゃないから。


全部、全部消して、無かったことにして

こんなことしたら、怒ってくれるかな。とか

ボビーに罪悪感は抱いて欲しくないな。とか

いっぱい考えて。


まとまらない頭を何とか動かして、全部消す

ボビーを傷つけた、相棒として相応しくない

存在してる理由のない僕を、ニキを消す


もう、メンバーのことも、絡んでくれた活動者のことも、リスナーのことも、夢も。

全部全部全部どうでもいい。


最後、ボビーの連絡先を消す前

「僕も嫌いだった」

そう残した



これで終わった

これでよかった

スッキリしたし、解放された気がした。


俺はもうニキじゃないから、

ボビーと一緒にいれない。

だけど

ボビーの嫌いなあいつはもう居なくなったよ

よかったね






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