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口調等一切分かりません
ty side
とある日の収録帰り。
剣「いやー、このメンツ随分久しぶりですね。」
叶『確かに、そうだねー!』
『収録の時のガっくん、滅茶苦茶面白かったー!笑』
葛「あーあれ?笑」
伏『なんの事すか?』
剣「ガクくんが──────────」
伏『あー!!笑アレすか!!笑笑』
『それこそもちさんが台本落とすのも─────』
話は更に弾んで行き・・・
剣「僕、ちょっと御手洗行きたくなったので、直ぐそこの御手洗行ってきますね!」
伏『俺もトイレしたくなったから行くー!』
叶『はーい、行ってらっしゃい!』
葛「いってら〜」
ちょうど通りかかった公園の公衆トイレで用を足すことになった。
剣「このトイレ結構最近できたんですかね?」
伏『確かに、綺麗だし最近っぽいっすね!』
トイレは個室だったので、相手が終わるタイミングが分からなかった。まあ、合わすつもりは無いけども。
剣「先、出ときますね!」
伏『了解っス!』
どうやら扉を開けてもガクくんが入っているはずの個室に鍵がしまったままだったので、手を洗い声をかけ外に出た。
叶『一瞬だけだから、ね?』
葛「わ、分かったよ//」
「でも急いでね、」
公衆トイレの出入口から少し顔を出すと、僕らを待機する2人が見えた。
だが、異様に2人の距離が近く、今にも接吻しそうな距離だ。
(見ちゃダメ見ちゃダメ!//)
そう自分を言い聞かせて後ろを振り返ると・・・
剣「ガ、ガクくん?!」
そう小さい声で話す。
伏『何キスシーン見て顔真っ赤になってんすか?笑』
と軽い壁ドンをし、逃げられないよう手足を塞がれた。
剣「居るなら言ってよ、!//」
伏『いや〜、このチャンス、逃す訳にも行かないじゃないすか!』
剣「もう!ガクのバカっ!//」
(やば、言いすぎた!)
普段慣れない距離のせいか、舌が上手く回らず、本当は言いたくないのに、思わずそんなことを言ってしまう。
伏『今日はいいよね?』
剣「早くして、!」
あまりにも遅くてあの2人が確認しに来るかもしれない、そんな不安に追い込まれついキス欲が増した、そんな誤解を生んでしまった。
重ね合った唇が口から離れて行く。
頭が真っ白になり、見つめ合う僕たち。
顔を真っ赤にする僕とは裏腹に、余裕そうな顔をするガクくん。少し羨ましく思う。
叶『ガっくん〜?もちさ〜ん?』
すると僕らの名前を呼ぶ叶の声が響いた。
剣「は、は〜い!」
叶『無事でよかった、笑』
『随分遅かったけど、何かあった?』
剣「え、え〜と」
伏『何故かトイレ詰まってたんすよねー!』
頭を一回転させるも、いつまでも真っ白で一言も喋れなかった。だが、ガクくんがカバーしてくれたおかげで、何とか信じてくれた気がした。
普段こういうのは僕が何とかする方なのに!と思いつつも誤魔化してくれて心の底から感謝する。
叶『じゃあ、帰るか!』
伏『せっかくだしどこか行きません?』
葛「い、いいな!」
(葛葉顔真っ赤だな笑)
(さっきのことはさっさと忘れよ、)
伏『もちさん?』
剣「ん?あ、何?//」
伏『ちょっと、ちゃんと話聞いてくださいよ〜!笑』
剣「ごめんごめん笑」
───────────────
今夜はモヤモヤな帰り道になった。
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