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どんな言葉を出しても
相手に伝わらない “ 愛してる ”
貴方が大切に持っていた 僕らの
愛の花束 .
でも 違うグループの噂が
風のように来れば花びらは全て散る .
“ カラの花束なんて要らない ”
そうやって どんどん ファンが減って
いった .
ついに “ 最後の一人 ” を見送った
僕ら .
アスファルトに破れ こびりついて
いる 沢山の花びら
剥がそうとしたって
どんどんボロボロになっていく
だけ .
それを 僕らは皆 、
目を涙で滲ませながら優しく撫でる .
誰かに踏まれ 、
晴れているうちに色褪せって 、
雨が酷く降れば それこそバラバラに
なって 下へ下へと流れていく .
そして 終いには 、
______ 何もなかったことになる
“ ねぇ 、 お兄ちゃん達 、
何してるの ? ”
静かに泣き崩れている
僕らの前に
突然現れた 一人の少年 ラベンダー
の花束を 持っている
소년 . 僕のお母さん 、 さっき
居なくなっちゃった .
svt . …… へ 、 ?
소년 . お兄ちゃん達も
誰か 居なくなっちゃったの ?
まだ 7 歳くらい
この歳の少年に 今の僕らのことを
話すのは とても情けない
dk . お母さん …… お母さんを
一緒に探そう .
소년 . え 、 どうして ?
僕のお母さん死んじゃった
のに ?
心がカラになった気がする .
でも 、 何処かにこの子の家族
が 居るはず .
mh . ねぇ 、 君 、 名前
なんて 言うの ?
소년 . 僕は 、
ソン ・ ヤンボム だよ 。
mh . そっか 。
お父さんは ? お兄ちゃんとか
お姉ちゃんとか …
양봄 . お兄ちゃんも お姉ちゃんも
居ないよ . お父さんは …
“ おーい 、 ヤンボム ~ ”
遠くで聞こえる男性の声
でも ヤンボムくんは酷く怯えていた
父親 . ヤンボム 、 帰ろう .
양봄 . う 、 うん …
若くて優しそうな顔の男性
“ 大丈夫だろう ” と思っていた
父親 . すみません 、 ありがとう
ございました 。
mh . あぁ 、 いえいえ
jh . お父さん 、 見つかって 良か
ったね 。
양봄 . … うん 、 お兄ちゃん達
ありがとう !
dk . ヤンボムくん 、 また
会おうね !!
元気に手を振る少年
違和感なんて少しも無かった .
dn . あの子 、 忘れて行ってるよ
これ .
ヤンボムくんが両手で
大事そうに 持っていたラベンダーの
花束が ディノの足下に落ちていた .
jh . 綺麗な花束 …
あの子のお母さんも きっと
優しかっただろうな ~
dn . どうするの ? これ .
mh . 捨てるのは駄目だし 、
また会った時 返してあげよう .
wn . そうだね .
… てか 、 俺らも突っ立ってないで
早く帰ろう .
右肩に冷たいものが落ちた
空は曇っている
dn . え 、 雨 降るの ?
wj . 走れ ~ !!
僕らは多分 、 運が悪くて 、
可笑しいくらい呆れて 、
笑いながら雨の中を 走っている