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「少し、お願いがあるの。」
そういった女…高羽雪は、ある画像を見せた。
「風の記憶の書、ですか。」
「それを、盗み出してきてほしいの。」
『え、?』
当然、その場にいる皆が驚いた。
もしかして、この人は、”裏の客”なのか?
「隊長、」
「分かった。お前が、裏の客なら、盗み出してやってもいいぞ。」
「ありがとうございます。」
その女は、少し微笑んだように、俺の目には見えた。