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どんなに忘れたいと思っても、生きている間は
忘れることなどできないだろう。「私」が存在し
ている限り、私を射った様々な感情は決して消え
ることなどしてくれない。だが、そうしてくれた
方が良いのだろう。射たれてしまった私は、今現
在も射たれ続けており、尚、変形し続けている。
自分の意思などお構いなしで -射たれる-
射たれても射たれても、一つの場所に定まろうと
はしない。したくない。自分を射った滑稽な感情
たちを消してしまってはいけない。…消してしま
えば、途端に「私」という形態まで消えてしまう
のだろう。なによりもこわく、おそろしく、
- ワクワクする - 胸が高鳴る。…私は、死
ぬ一瞬の時まで、滞ることなどないだろう。