そして、メントは語り始める。この世界の始まりを
メント?「900年前、この異世界には二つの種族が混在していた。人間とエルフ。彼らは共に助け合い、平和を保って暮らしていた」
メント?「だが、たった一人の邪悪な王によって世界は塗り替えられてしまった」
メント?「ロード家、初代国王、ファーストクライスだ」
メント?「彼は二つの種族が助け合うこの世界の平和を酷く嫌っていた。そしていつしか呪いや魔法でこの種族のどちらかを絶滅させるために、研究を続けた」
メント?「そうして生み出されたのが”根絶やしの呪い”だ。それを全てのエルフに使い、エルフたちの人間に対する価値観を狂わせて、人間を奴隷や食料へと変えてしまった」
メント?「そして、最近発現した新たな魔法、ウォーク。これは並行世界を接続して思うがままに世界を行き渡る禁忌魔法だ。いいか探偵、世界を繋げる能力はれっきとした魔法なのだよ」
悠「じゃあどうやって俺や雪はその魔法を手に入れたんだよ!」
メント?「魔法を持つ者が非魔法使いに接触すると、その魔法が転移することがまれにある。心当たりがあるだろう」
そうだ、あいつだ。最初に忠告してきたグリスっていう海賊
メント?「決戦の舞台、京都で待っているぞ、クライス」
クライス「貴様はここで殺す!逃がすわけないだろう!」
ティード「待てぇ!貴様らよくもこの俺の死体を利用してくれたな!」
ティードは銃を向けるも、メントとヴェンデッタは空に浮かぶ地球に飛んで行った
クライス「逃がさん!!」
ビュン!とクライスとデジャヴも飛行魔法で飛び去った
ティード「クソ、エスケープ」
ティードも姿をくらまし、どこかへ転移したようだ
悠「奴らはこのままじゃ日本で戦争起こす気だ…!早く戻らねぇと」
イザ「どうする気だよ」
焦った様子でイザは聞く
悠「リンク!」
ロイス「待ちたまえ少年」
突然引き留めるロイス
悠「何すか所長」
ロイス「色々とすまなかった、君を騙していたこと、そして私たちの悪行を」
悠「まずは世界を救わなきゃ、話はその後で珈琲でも淹れてゆっくり聞きますよ」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!