この作品はいかがでしたか?
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みつふぁんの皆さん!こんばんは、みつばです♪
うわひっさびさぁぁ!!✨どろどろ読み切りノベルッ!🙄楽しみッ!!
今回はとある方たちの合同コンテストに参加いたします🙇🏻♀️´-
#ゆるののん全世界リバ計画
と言うですね、ゆるちこと夢琉ちゃんとるののんさん!
普段から絡んでくれてる御二方のですね、今回は
るののんさんの方のコンテ作品です︎︎👍
ゆるちのは出せたら出します((
テーマが「嫌い」ということで、早速思いつきましたので書いていきます︎︎👍
どろどろ許可出してくれてて……ほんと神って感じです😘
それではどうぞ〜!
注意
・BL、nmmn
・水白
・どろどろ
・モブ×白要素🐜
・R18
・タヒネタ🐜
・流血表現🐜
水視点
ギィッ、
軋む音を立てて扉を開く
もう、見慣れてしまったなぁ……、w
初兎ちゃんの浮気現場なんて、
見ず知らずの男性に押し倒され、頬をあからめる姿
相手と恋人繋ぎをしながら、
初兎ちゃんは驚いたような顔をし、絶望の縁に叩きつけられた顔を見せてくれる
浮気相手は颯爽と帰る準備を始めた
白)ぁ”ッ……ぃ、いむっ、く、……ガタガタッ
ソファに押し倒されていた初兎ちゃんの手首を握る
初兎ちゃんの浮気相手はその場で家から追い出し、僕は初兎ちゃんの手首を握りしめる
白)ぃ”ッ……!?ビクッ
小さく声を漏らす
ふつふつと湧き上がる怒りを抑え、初兎ちゃんをベットに乱暴に投げ出す
白)ぃ”だッ……、ビクッ
怯えたような目、服から覗く白い素肌
ジャラジャラと五月蝿い手錠を手首と足首に付ける
白)ごぇ”ッ……やめれ”や、ッ……ガクガクッ
普段からつけているせいか、逃げようとしているせいか、
どちらにも赤黒い跡と血が滴っている
そっ、と手を肩において布団に押し倒す
ここまでは優しくしてあげる、ここまでは
重たく口を開く
水)……ねぇ、なんでまたやってんの?
いつもより心做しかワントーン低い声な気がした
びくっ、と肩を震わせ今にも泣きそうな瞳で答える
白)ぁ”ッ……そ、そのっ、…
遅い、どれだけ僕を不快にさせれば気が済むのか
水)ッ”…、答えんならさっさとしてくんない”ッ!?
態度が気に入らず、声を荒らげる
だが、毎回こんな目にあっていながら浮気をし続けるのは初兎ちゃんだ
僕が毎回、どういう気持ちかわかる?
毎回毎回、やっと調教できたと思ったら他の男に侵食されて、
どこまで食われてるかわかんないから、僕がまた1から染め直す
もう疲れちゃったよ
僕のこと、そんなに愛してないの?
嫌いなの?
不安が重なりながらも、初兎ちゃんはまた喋り出す
白)そッ…その”ッ…、いむくんにっ、僕の事見て欲しくって、ぇッ……
軽く上目遣いをしながら顔をのぞかせる
涙は頬をつたい、苦しそうな顔をしている
何度目なの?その言い訳
僕はいつだって初兎ちゃんを見ているよ
見えてないのは初兎ちゃんじゃんか、
水)……あーもう、泣かないでいいよ
白)っ、……えぇの”っ、……?泣
水)うん、大丈夫…、大丈夫だよ、
ぎゅうっ、と抱きしめて頭を撫でてやる
そうすると安心したように初兎ちゃんも抱きしめてくる
ねぇ、また僕が折れたじゃん
何回僕の心をズタボロにすれば気が済むの?
初兎ちゃんのこと、好きなのに
何回裏切られれば気が済むの?
僕に見て欲しかった?
どうせ違うでしょ?
他の男にけつあな振って都合のいい時ヤって貰いたいだけでしょ?
ド淫乱兎であることはもう知っている
僕じゃ足りないのかな
水)……僕のこと、好き?
白)もちろんやんか、いむくんしか見てへんよ、
するりと頬に手をかけられる
その顔がいやらしく僕を煽る
もちろん、なら
僕以外の男呼ばないでよ
なんて、僕がおかしいのかな
白)ッ……はぁく”っ、ちょ〜らぃっ、…?///ピクッ
甘くとろけきった顔でこちらを見つめる
目尻には涙が浮かび、物欲しそうにこちらを見つめるアナがある
水)……いいよ、でも……
覚悟しといてね
耳元でそう囁く
初兎ちゃんには効果的すぎたようで、とろんと瞳が水色になった気がした
僕だけ見てて、ほかは全部いらないって
そう言ってよ
ぱちゅっ、どちゅどちゅんっ、♡♡
白)ぉ”ッぉ”へぁッ!?///しぬ しぬぅ”ぁッ!?♡♡♡ビクビクッ
自ら腰を揺らし、僕のものをぐぷぐぷと飲み込み続けるアナ
僕と初兎ちゃんを繋いでいるのは穴から漏れ出た半透明の細い糸
突く度に糸を引く
ごちゅんっ、♡♡
白)ひ”ぃぁ”ぉぉ”ッ!?♡♡♡///ビクビクゥッ
目の前がぱちぱちと弾けるようで、何も考えられない初兎ちゃん
汚い喘ぎ声が僕をもっと興奮させる
手錠に足枷、絶対逃げられないのにガクガクと身体を震わせるせいで手錠の音が五月蝿い
行為は進むのに、僕らの行動と心は進んでくれない
いつになったら初兎ちゃんは改心して、
僕に服従してくれるの?
それとも僕がおかしいの?
毎回毎回部屋のドアを開ける度に知らない男連れ込んでえっちなことしようとしてる彼女を
止めるなってこと?、
僕はきっとおかしくない
ガチャッ、
白)ッ……
バツが悪そうに下を向く
また、まただ
家に入った時からするこの異臭
普段はすることの無い柑橘系の匂いだ
なに、なんなの?
また男連れ込んで、今度はどこまでしたの?
何回俺を気づつけんの?
いい加減にしてよ
今日もまた、あなたが可愛すぎるから許しちゃうの
水)大丈夫、もう大丈夫だよ
って、
優しく笑いかけちゃうの
僕は毎日苦しいのに初兎ちゃんは絶対やめてくれない
どうして?
久々に家に1人
初兎ちゃんはお出かけ、どうせ男なのかななんて考える
僕……なんで毎回許すんだろ、悪いのはあっちなのに
水)……嫌いだ、
浮気性の君
そんな君の側面が大嫌いだ
大好きだった面が1面大嫌いになったら全部大嫌いに染まってって
大好きはいつの間にか変わったの
大嫌いに
水)う”ぁッ〜〜〜〜ッ!!!
怒鳴るように暴れ、髪を掻きむしり、
部屋中にあるものを殴ったり、蹴ったり
酷い有様だ
まるで体が初兎ちゃんを嫌うことを拒否するように
やめてよ、俺を苦しくしたくないから嫌いになったのに
なれたのに
戻さないで、恋心
白)ただいま〜!
元気よく扉を開ける音と声がする
あなたは何も知らない
俺がもう初兎ちゃんを好きじゃないことも
俺には暴れ癖があることも
嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い”ッ!!
初兎ちゃんの全部っ、……大っ嫌い”ッ……、
そんな汚らしい言葉
思ってもないよ
多分ね、
初兎ちゃんが浮気するから、僕が苦しくなるんだ、
辛くなるんだ
だから嫌いになればいい
心に何度もそう呼びかける
僕は、初兎ちゃんが大嫌いなんだって
でも、意外と心って体に従順で
そんなに直ぐに嫌いになれなくて
好きなまんまで
嫌いになりたいのにきらえなくて
大嫌いだよ、初兎ちゃん
あなたにもう信用のチップはないけれど
愛のチップだけはあるの
困っちゃうな恋心
こんなものさえなければ今僕は
こんなに血を流さずに済んだのに
初兎ちゃんの声が脳に響く
低くて甘くて優しい声
こんな声、好きだったなぁ
白)いむくん”ッ!!何しとんの”ッ!?泣
ポロポロと、涙を零しながら関西圏の訛りのある喋りをする
その喋りも、好きだったなぁ
左胸に刺さった石器
もう抜けることは無い
恋心は人を焦がす、
やがてその焦げは心だけに留まらず、全身を駆け巡る
手首に着いた赤い線
首筋に残る赤い歯型
鎖骨に着いた赤黒い点
左胸に残る、永遠の愛
遺書は書き残した
もう、あとは逝くだけ
さよなら、初兎ちゃん
大嫌いだったよ、最後まで
水)大好き”ッ……
口から吐き出された紅
最後はにこりと笑って
遺書の内容伝わればいいなぁ、初兎ちゃんに
0には、いくつかけたって0なんだよね
元から初兎ちゃんの僕に対する愛情が0だったら
いくら僕が頑張ったって0なんだよな
でもいつか、いつかそれが×から+に出来ていれば
未来は多少変わっていたのかもしれない
「次のニュースです
本日19時半頃、住宅街に住む25歳の男性1名が自宅で自決しました
同棲していた同じく25歳Sさんはそんなつもりはなかった、
だそうです
警察がこちらは自決と判断していいだろうということになり、Sさんはなんの罪にも問われませんでした
次に____、」
白視点
テレビから雑音が響く
いむくんが死んだ
家に帰ってきて、なにかすごい物音がしたんだ
キッチンから
嫌な予感がして食べたものを戻しそうになった
恐る恐るキッチンを見ると、いむくんが倒れていた
左胸に包丁を突き刺して
自決していた
何してるの、やめてよ、置いてかないでよ
沢山声をかけたけど、最後に言ってくれたのは
「大好き」
その一言だけだった
僕は1連の行動を今後悔した
遅すぎる後悔
世界一大切な人を失ってから、自分の行っていたことの罪深さに気づく
手首にはリスカのくっきりとした跡
いむくんの部屋、久々に入ったら酷い有様だった
机の上には沢山ちらばったカプセルの錠剤
一気に飲んでODでもしていたのだろう
苦しくなって、いむくんの匂いのする布団に飛び込む
もう、俺を抱きしめてくれるあなたはいなくて
俺がいくら浮気しても優しくしてくれたあなたはいなくて
白)ごめん”ッ……ごめんなぁ”ッ……泣
あまりにも全てが遅すぎたな
僕は人から愛されているのか分からない
口でだっていくらでも愛は語れるでしょう?
そんなものじゃ足りないの、いくらでも偽れるから
例えば束縛、厳しければ厳しいほど愛を感じられる
でも、いむくんにそんな趣味は無い
他にもDV、殴られればその傷跡が愛だと感じられる
残念ながらいむくんにそんな癖は無い
色々考慮して、浮気性になることにした
浮気をすれば否が応でも俺を見てくれるって思えた
俺を愛してくれてるって感じられると思えた
元からちょっと人間不信なんよな
小さい時から持病が酷かった
心臓の病をおっていて、生まれた時から心臓が弱く、肺も弱かった
いつ死ぬか分かりません
そう言われ続けてきた
必死に苦い漢方や、注射、手術にも耐えた
学校に行けた頃にはいじめの対象
どこまで頑張ったって人間は汚らしいとその時知った
俺はここまで努力してきたのに
その努力は誰も見てくれなくて、持病持ちの厄介者
それが俺の見た目だった
酷いなぁっ、て心から思った
そんな時に仲良くしてくれたのがいむくん
優しくて、ノリもよくて、話してて心地よくて、気を遣わなくて済んだただ1人の相手
在学中に告白されて、男同士だったけどOKして、
幸せなライフが続くと思った
だけれど、いむくんから週一くらいの頻度で好き、と言われることが嫌だった
好きって、いくらでも偽れるじゃんか
そんな汚らしい思考
今だと呪いたいくらいなものだ
浮気性の属性を自分に付与し、
いむくんに隠れてマッチングアプリ、知らない男とあって
家に連れ込んで
いむくんの反応を見る、
苦しそうで、辛そうだった
申し訳なかったのと同時にその後の調教で俺への愛を感じられた
それがなんとも嬉しくてハマッてしまった
毎日のように違う男を連れ込むようになって、
知らない男と最後までしたことは無いが、手を絡められたり、
脚を触られたり
そんなことは結構あった
気持ち悪かったけれど、愛を感じるため、そうだと言い聞かせてきた
気付いた時には全てが遅すぎた
ここまで愛していたけれど、いむくんには伝わってなくて
ちゃんと俺が言葉で愛を感じられる人間だったらどれほど良かったことか
今更、と思いながらもわんわん泣き出す
ごめんなさい、ごめんなさい
あなたを沢山傷つけて、それなのにのうのうと笑っていて
俺は自分が憎らしいです
あなたはもう、俺のことが嫌いでしょう
ここまでされたんですから、
空を見上げる
今日は快晴、あなたのような
水色
あなたがいなければ俺、どうしたらいいんですか?
机の上に残された1枚の封筒
茶封筒で表には丸字で遺書と書かれていた
僕についてなにか書いているかもしれない、そう思って便箋を取り出す
白)……ぇ、
そこには
拝啓、初兎様と書かれていた
1枚しか便箋はなく、間違いなく俺宛1枚分
何を書いてあるのか、恐る恐る便箋を開く
拙い英文だった
それなのに、痛いほど言いたいことが伝わった
「Don’t toy with me, my love」
弄ばないで、私の恋心
涙がどっと溢れて止まらなくなった
俺の事、ちゃんと最後まで愛してくれていたのに
最低だ、俺は
ごめん、ごめんなさい
いくら謝ったって時は戻らない
0にいくつかけても0なの
時間に気持ちを、かけても戻ってくれない
こんなことなら、人を好きにならなければよかった
いむくんなんて嫌いだ
そう思えれば、どれだけ楽だったかな
「If I could meet you once more」
心の中でぼそりと呟いた
腕の中にはあなたの遺書が1枚だけ
涙で滲まないように、必死に抱き抱えて
「もしあなたともう一度出会えるのなら」
その時は直接謝らせて欲しい
そして今度は、素直な恋愛を
白)出来たらええよなぁ”ッ……泣
戻らないあなたと時間に
涙と確かなる愛を残して
「嫌い」 end
コメント
11件
お互いのすれ違いが呼んだ最悪の悲劇か、… 悲しいけど、会った時からそういう運命だったのかもね 優しすぎて許し続けちゃった水くんと人間不信の白ちゃん。 お互いの気持ちを描くことでやるせない気持ちにするの上手いね(?) どこかに2人が幸せになれる世界線がありますように
ほんとに泣けます😭😭 2人の恋心とかが入れ違いになって起きた出来事でまさにどろどろ系です!💕 英語にも沢山意味が込められていて尊敬します!( * ॑꒳ ॑* )✨ 心に凄く刺さるお話でした!✨️💕
コンテスト参加ありがとう! 英語の作品でちょっと難しいな、とか思ってたけど、作品読んでるうちにわかってきたりするのが楽しかった🫶 解説ありがたい🙏 めちゃくちゃ性癖に刺さった✨️ 私の方も参加待ってるね〜🙌✨