「」アヤメ 『』ショウタ
「…。」
『…。』
気まずい。すごい気まずい。話、振らないと。でも、何話せばいいの?…わかんないよー。
『…久しぶり。』
「あ、久しぶり、あの日、以来だね。」
『うん、そうだね。』
「…あの日は、ごめん。ずっと、仲直り、したかったの。あの別れから、ずっと。」
ーーーーーーーー過去ーーーーーーーーー
「」アヤメ幼少期 『』ショウタ幼少期
『…さっきは、ありがとう。助けてくれて。』
「いいんだよ。いじめは絶対ダメだもん!」
『…そっか!』
「…ねぇ、ショウタ?」
『なに?』
「アタシ、おとこっぽいの好きなのに、それでも、いっしょに居てくれるの?」
『そのしつもん、何回め笑?どんなアヤメでも、ぼくはぼくだってばー。』
「だって、ショウタがアタシのこときらいになったら、アタシ、一人になるでしょ。そんなの、やだもん。」
『大丈夫だってば。一人になんてさせない。』
「約束だからね?」
『うん。約束。』
ーーーーーーーー小4ーーーーーーーーー
「なんで、あんな嘘ついたの、」
『嘘なんてついてないよ、』
「アタシ、一人になったもん。小学二年の時から今まで、ずっと一人にしたじゃん!」
『仕方ないじゃん!リョウ達がしつこくいってくるから。』
「…ずっと友達だって思ってたのは、違ったの、? 」
『そ、そんなこと、』
「ずっと、一緒にいるって言うのは、嫌?」
『そんなの違うよ、』
「…おとこっぽい〝ボク〟は、ダメだったの、?そんなのやだよ!!もういや!!」
『ま、まってよ!!アヤ、メ、』
ーーーーーーーーー現在ーーーーーーーーー
「」アヤメ 『』ショウタ
「あの時のボクって、相当病んでたんだね。ほんとに、ごめん。」
『…それは、俺の方だよ。』
「え?」
『ただのリョウ達からのからかいだったのに、あんな別れになって、一人にして、ごめん。…っていっても、二年前に謝るべきだったと思うけど。』
「…ううん。ありがと。嬉しい。でも、今不登校だよね?なんで保険室にいるの?」
ショウタは、小五の頃からずっと、不登校になっている。でもなんで、保険室に?とおもって、そのまま質問した。
『…母さんが、許してくれなくて。小学生はいいけど、中学校はさすがに不登校にならずに、学校行きなさい。って無理矢理行かされて。それそのまんまセンセーに伝えたら、センセーの手伝いするなら、保険室にいること黙ってあげるけど?って言われたから。』
「…な、なるほどー?」
ここの先生、めっちゃ優しいな。としかおもえなかった。
『…ここに来たのって、リョウのせいだよね。センセーとの会話。聞いたの。』
「…うん。」
『これから、どうすんの?』
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