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教室リーグ~底辺モブ生徒が分析スカウターで超名門校の序列をぶっつぶす~
第110話 - 第110話 【底知れぬ器】大槻追放後のバスケ部はどうなる?天才的な弟の真価と、姉が用意した完璧な盾(
835文字
2026年06月18日
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そんな中、轟木だけは、まだ納得していなかった。
彼の鋭い視線が、今度は俺ではなく澄玲を捉えた。
「まだ問題が一つ残っている」
その声には、先ほどまでの憎悪ではない。
ただ純粋な懸念だけが、宿っていた。
「長峯のことだ。あいつにはバスケ部で思う存分活躍してほしい。俺が果たせなかった夢をあいつに託している」
「大槻を追い出して、バスケ部は本当に弱体化しないのか?クズみたいなやつでも、采配はピカイチだ」
そのあまりにも人間的な問い。
俺が何か答える前に、澄玲が静かに、そして絶対的な自信を持って答えた。
「心配はいらないわ、轟木くん」
「私の弟、天宮蓮司の本当の力を、あなたたちはまだ知らない」
「姉の私が、弟を褒めちぎるのも、おかしな話だけど・・・」
彼女のその声には揺るぎない確信があった。
「選手としての身体能力とバスケセンス。キャプテンとしての統率力。そしてヘッドコーチとしての戦術眼と采配。あの子は、その全てを兼ね備えているわ。さらに今年は長峯くんという、最高の相棒も手に入れた。バスケ部は、むしろ去年より好成績を残すんじゃないの?」
ミラー:「はっ。王様への絶対的な信頼だな」
奏:「ああ。姉だからこそ分かる、本当の強さか」
澄玲は続ける。
「それに万が一の保険も、もちろん用意してある」
「ヘッドコーチが不在の間は、臨時で私の高校時代の男子バスケ部のOBを招聘する。蓮司や長峯くんの偉大な先輩よ。彼にはウィンターカップでの臨時監督をすでに内諾してもらっているわ」
「安心して、轟木くん。あなたのそして長峯くんの夢は、私が絶対に壊させない」
そのあまりにも完璧な未来設計。
轟木と坂元は、もはや何も言えなかった。
ただ目の前のこの若きゲームマスターの、その底知れない器の大きさに圧倒されるだけだった。
ミラー:「すごい女だ。俺たちが悩む前に、全ての答えを用意している」
奏:「ああ。これがゲームマスター。俺たちの最強の味方だ」
俺は静かに確信していた。
俺たちの最後の、そして最高の戦争が今始まろうとしていると。
5,470
新庄 駿
182
#文芸アクション
大正
4,228
コメント
1件
読了しました🌙 澄玲さんの「万が一の保険も用意してある」って台詞、めちゃくちゃ痺れました。蓮司くんの真価を信じつつ、OBの臨時監督まで手配してある完璧さ…。轟木くんが純粋な懸念で「長峯の夢を託してる」と言うシーンも、人間味があって好きです。姉弟+長峯くんの新体制、めっちゃ気になります。続きも静かに読みますね📚