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「あ、ここならトリエルさんを呼んだ方が早いですね」
「今トリエルさんを呼んで来るので少しだけ待ってくれませんか」
「あ…うん」
そう言ってフリスクは教会の奥に行った
「何だろう、ここ」
赤紫色の壁に炎のステンドグラスが目立つ
「綺麗…」
「あぁ、居た!」
「トリエルさんを呼んできました」
フリスクの後ろに居たのは二メートル位の大きさのモンスターが居た
「初めまして、私はトリエル」
「このフロアの管理人です」
「このフロア?」
「この教会はいくつものフロアにわかれています」
「そしてこのフロアは信者育成のフロア」
「もとい、落ちて来た人間を育てる場所です」
「じゃあ元の場所には…」
「戻れないですね」
「嘘でしょ」
「ちなみに私も穴に落ちて来たんです」
「そ、そっ、か」
「大丈夫ですか?震えてますよ」
「大丈夫、大丈夫だから…」
「分かりました」
「じゃあ、このフロアを案内しますね」
もう、もう戻れないの?じゃあ私は…
「何を考えているんですか?」
「いや」
「じゃあ行きましょうか」