テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
896
3,519
🎈「っ、う……」
類が寝てから十数分。少し考え事をしていたら、唸り声が聞こえてきた。
🌟「類?」
🎈「、は、…ぁ、」
🌟「るっ、類?!どうした…!?」
🎈「はーっ、はーっ…、」
だんだん息が荒くなっているようだ。
これは起こさないと……
🌟「類、類!起きろ…息が、っ」
🎈「は、ひゅーっ、…」
🌟「類っっっ!!!!!!!」
🎈「っ、!」
🎈「……ん、つかさくん?」
🌟「やっと起きたか…。」
🎈「げほっ、けほっごほっ」
🌟「なっ!大丈夫か!!?!!」
🎈「大丈夫。ちょっとむせただけさ」
🌟「嘘だろ。」
🎈「え?」
🌟「唸り声が聞こえたぞ。夢見が悪かったんだろう?」
🎈「……」
🌟「咳が出たのも、寝ている時に過呼吸を起こしかけていたからだ。」
🌟「無理しなくていい。どんな夢を見たんだ?」
🎈「………いや、大丈夫だよ」
🌟「だがっ、
🎈「心配してくれてありがとう。僕は残ってる作業の続きをしてから寝ることにするよ。 」
🌟「おい、!」
🌟「きっとなにか、思い詰めているんだろう?!ショーが大好きなお前が、ショーの話で曇った表情になるほど!夢に出るほど!」
🎈「……っ、」
🌟「なぁ、オレは過去のオレだ。今のオレがどうしているのかは分からないが、いつかはきっと戻るし、きっと記憶もあやふやになる。」
🌟「そう考えたら、少しだけ話してもいいと、そう思わないか?」
🎈「…………、」
🎈「ただ、期待に答えられなかっただけだよ」
🎈「周りの期待に、答えられない」
🌟「それは、期待に押し潰されているからではないのか?」
🎈「え?」
🌟「周りの言葉を重く感じて、重なったその言葉を、素晴らしい演出にするための糧にしようとして失敗している」
🌟「、のではないのか…?」
🎈「そんな…わけ、」
🌟「お前は…高校生の頃のお前は、」
🌟「そんな周りからの期待をきっと、経験していない。」
🌟「ただ、演出を考えている時のお前の顔は、すごく楽しそうだった。」
🌟「今のお前はどうだ?」
🌟「悩んで悩んで、期待に応えなきゃいけない、としか考えてないんじゃないか?」
🎈「っ、それは違う!」
🎈「僕は、お客さんに笑顔になってもらえるような演出がしたい。試行錯誤しているとき、いつもお客さんのことを考えて……」
🌟「だったら、」
手を取る。
🌟「ありのままやればいいじゃないか」
その笑顔は、僕の心に優しく刺さった。
今までの結界がぷちんと切れたように、僕は涙を流した。
“ありのまま”
その言葉が、今の僕にとって1番欲しい言葉だった。
__言ってくれたのは、僕が1番言って欲しかった人物で。
🎈(やっぱり、司くんには敵わないな、)
駅前のカフェ。
僕は、とある素敵なスターとたわいもない会話を交わしていた。
🌟「オレが……?全く記憶にないな…」
🎈「ふふっ、そうだろうね。でも、間違いなく僕を救ってくれたのは、あの頃の君だったよ。」
🌟「まぁ、何はともあれ類が立ち直れたのなら良かった!気づけなかったのは不甲斐ないが……」
🎈「あの時はお互い忙しくて会えなかったからね。」
🌟「あ!そういえばこの間えむが__
大人になって、小さな高校生に救われたのは
今では素敵な自慢話。
コメント
7件
更新待ってました!嬉しすぎる!! もう展開とか、書き方がすっっごい好みで…😭 超いい…類司にはいつまでも幸せでいてほしいの極み!!! 司類のやつも、病院のやつも、放置プレイのやつも大大大大大好きです… もうほんと尊敬です…!!
うわぁ😭久しぶり投稿ありがたいです‼️ 過呼吸類くん、いいですね…😇
前からこの作品読んでてまっじでタイプだったんです😭続き無いかなーとか思ってたので続き出ててめちゃ嬉しいです😭😭😭😭😭😭 今回も最高でしたぁぁぁぁぁぁ……!!!