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桃赤/死ネタ

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桃赤/死ネタ

1 - 第1話

♥

475

2023年07月08日

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⚠️死ネタ・多少ゲロ要素あり⚠️

Rなんてものはここに存在しない!!!!!!最後は桃赤結ばれます😘😘😘😘😘





看護師「この子新しく入る桃くんっていうの、!仲良くしてあげてね赤くんっ..」

赤「桃、くん..?んへ、っよろしくね..っ」


『可愛い』それが第一印象だった、とあるガンの病気を患ってしまった俺の元に現れたザ・美少年という感じの君は赤と名乗り綺麗なオッドアイの目に俺の癖毛とは真反対のサラサラな赤髪、まさに俺の元に舞い降りた天使だった。1日目は恥ずかしくて目も合わせられなかったが1週間、1ヶ月と日を重ねる毎に君への愛も友情も厚いものになっていった。俺が余命宣告された日だって泣いてやまない俺の事を必死に慰めてくれて、背中をさすってくれる君の手は暖かくて心地よい柔らかかった。そんな君にも秘密があったようで俺と同じくガンだったらしい。部位は違うが君も俺と同じ病気だと考えた瞬間君ばかり頑張っていて俺は何をしているんだろうと考えるようになった。君を支えてあげたい、君を愛してあげたい。1度も見舞いに来ない赤の家族の代わりに俺が、君を癒してあげたい。そんな気持ちを持つようになってから俺は君と沢山話をして。嫌いな医師の悪口とか..病院食が不味いとか、お互いのいい所とか沢山話したんだ。そんな日常が続くと思っていた、でもそんなの大違いで俺の病気も君の病気も悪化していくばかり。苦しい、辛い。気持ち悪い..毎日苦痛な日々を過ごす。それでもヘラヘラして笑っている君を見て俺はイラつきを覚えてしまい、きつい言葉をぶちまけて吐きつけて君を泣かせてしまったんだ。頭を冷やしてこようとトイレに駆けつけて、どう謝ろうか君は許してくれるだろうか..なんて呑気に数十分考えていた。病室には戻って君に声をかけようとした時部屋中にピーッという無機質な音が響き渡った。なんの事だか分からなくて上を見上げれば大量の看護師や担当の医者、その真ん中には目を瞑った君の姿が見えていた。





桃「ぉ、ぇ’..」

喧嘩したまま君は死んでしまって謝ることも抱きしめることも出来なくなった。罪悪感に押し潰されそうな毎日に耐えきれない俺の精神はボロボロでゲロりまくりなの生き地獄。寝ても醒めても君の眠ったようなあの顔が浮かんできて吐き気が収まらない。俺の余命まではあと3ヶ月もある、死ねば君に会えて謝れて、抱きしめることが出来るはずなのに。まだあと3ヶ月も死ぬまでに猶予があるんだ。いっそ今すぐ死んでしまいたい、君に会いたい、この生き地獄から開放されたい。今すぐに..

桃「?、..?」

いつの間にか俺は病室の窓に足をかけていて今にでも自殺しますと言いたげな体制をとっていた、このまま飛び降りれば君に会える。そんな考えが期待を呼び寄せていく。体調管理に来た看護師さんの叫び声が後ろから聞こえてくるのも無視して、下の方で俺の事を見上げてくる奴らも無視して俺は地面に叩きつけられた。にぶい音が俺の頭にこびり付く、目を開けるとその音は鳴り止み花畑が広がっている光景が目に入った。共に君の姿も。でもそんな君は今までに見せなかったような怒りの形相を俺に向けていた。睨みつけるような、痛い目線。口を開けて君は俺にこう言った。


赤「なんでこっちに来たの?、まだ3ヶ月も生きられたはずなのに」


想定外だった、きっと喧嘩したことを怒っていると思っていたのに君の口からは俺の死を悔やむ言葉が出てくる。そのうち君の目からは大粒の涙がボロボロと溢れてきて「なんで?」とずっと呟いていた。耐えきれなくなった俺は君の小さくて細い体を抱き寄せる、目を丸くした君はすぐさま俺の体を退けようと肩を押し付けて戻ってよ..と涙を流していた。

赤「まだ間に合うじゃんか、っ戻ってよぉ’..」


桃「謝りに来たのに..また赤のこと怒らせちゃった、笑..」

頭に?を浮かべるような表情の君が愛おしくて無意識のうちに頬にキスを落としてしまう、リンゴみたいに赤くなった君の顔を撫でてまたキスをしてみる。気持ち悪いと思われてもいい、これで俺の気持ちが伝わるなら。

桃「あの時ごめんな赤、俺どうしても赤に生きて欲しくて..赤ももう少しで死んじゃうんじゃないかって悔しくて..俺何も出来ないんだなって、」

桃「俺好きだよ..赤のこと。正直一目惚れだった、正直好きすぎた..正直セックスしたかった、んね..赤、ッ..」

とにかく謝って愛の言葉を君にふりかけて、そんな止まらない口は君の痛々しいビンタのおかげで停止した。顔を先程よりも真っ赤にした赤は「変態、ッ、/」と満更でもなさそうな顔を見せる、本当に殺したいくらい愛おしくて可愛くて堪らなくて抱きしめる力を強めてしまう。苦しそうに声を漏らす君は俺の耳元で何かを囁いている。俺に伝わっていないのがこそばゆいのか俺の背中に回す手に力を入れている赤、「どうしたの」と優しく声をかければ次は俺の耳元でバカほどデカい声が聞こえてきた。

赤「だから、っ!’俺も好き..ッなの..//」



桃「、じゃあ..俺の事許してくれますか?..笑」

返事は言わずとも分かるだろう、周りから見れば患者2人が亡くなってしまった痛ましい事件。だが俺らからすれば仲直りをしてまた出会えて..最愛の、一生守ってやりたい君と付き合うことが出来た。最高のハッピーエンドです。


なんすかこのオチ😡

??「なんすかぁ?!?!」

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