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貴方の為に。 ~ ティータイム ~
⚠︎ATTENTION
前置き 、キャラ設定 などは前ページをご覧 ください。
・英 × 日 。シリアスです 。( 2人は付き合っています )
※ 表記の仕方 変えてみました 。
個人的に割と イマイチなんですが 許してくだせぇ…
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英 side .
ある日のこと 。
英「… 日本さん?」
私は 、日本さんに声をかけた 。
リビングで 、本を読んでいた日本さんの手が 止まる 。
日「どうしましたか 、イギリスさん」
濃い朱色の瞳が こちらを覗く。
その瞳は穢れを知らない天然の産物なのか 、すでに黒く染まってしまった 証なのかは分からない 。
英「… 私って 、うざいですか?」
日「え?」
あまりにも単刀直入な質問 。
ここで「 うざい 」と答える奴がいるならば 、それは気の知れた友人か 嫌いなやつかの二択だろう 。
嫌いなやつとは 仲良くならないため 、うざいと答えた奴は 必然的に前者となる 。
そして 、日本さんがそれに当てはまるわけもない 。
例え日本さんと気が知れた友人関係 にあったとしても、優しい日本さんなら こんなことは言わないだろうが 。
日「いや、別に… うざくはないですけど… 」
日本さんの目は泳いでいる 。
何故こんな質問をしてくるのか 、と言いたげな顔だった 。
英「… そうですか」
曖昧な苦笑いを返す 。
物申すでもなく 、押し黙るでもなく 。
やっぱりこういうところなんだろうなぁと 、自分でも痛感する。
日「…えっと 、急にどうしたんですか ?」
日本さんは困っている 。
何か言わなければ 、何か言わなければ…と思うが 、言葉が出ない 。
果たして この関係を恋人と言えるのかどうかは分からない 。
初対面だと言われても 違和感はないだろう 。
英「あ、えっと… 気になっただけです」
日「…そうですか 、分かりました」
日本さんは再び 手元の本に目線を戻した 。
多分日本さんは 、もう私と話した内容など 忘れてしまっているのだろう 。
なんとも悲しいが 、これも全て私のコミュ力の欠陥が招いた 事実だ。
昨日も一昨日も 、同じ景色を見た 。
デジャブのように繰り返される日常の中で 、変わるのは日付だけ 。
日本さんの態度も 、私の態度も 、何一つ変わっていない 。
英「… これも 、高望みなんですけどね」
呟いた言葉は 、まるでシャボン玉のように 空気に乗って消えてしまった 。
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日 side .
日が暮れ始める 午後5時頃 。
もう、決めていた 。
今、ここで言おうと 。
日「イギリスさん」
英「どうしましたか?」
淡いブルーの瞳をこちらに向けるイギリスさんは 、いつもと変わらぬ表情をしていた 。
日「… 別れませんか」
英「え?」
彼の口から出たのは 、まるで驚きを隠せていない 素っ頓狂な声。
英「…今、なんと ?」
日「別れませんか、って 言ったんです」
もう一度、復唱する 。
その言葉が、現実味を帯びる 。
イギリスさんは 、暫く考えていた 。
暫く、と言っても3秒ほどだったが 、その時だけは時空が歪められたように長く感じた 。
英「… 日本さんがいいなら 、いいと思います」
また、変わらなかった 。
せめて理由くらい聞いて欲しかった 。
日「そう …ですか、」
イギリスさんは 、何を言っても 私に賛成する癖があった 。
ピザと パスタどっちが好きか と聞いても 、どっちでも いいと言う。
挙げ句の果てに 、私が「 パスタの方が好き 」と言ったら、「 私もです 」と同調してくる始末 。
前 、パスタは苦手だと言っていたのに 。
ああ、それも、私がパスタが苦手だと 言ったからだっけ____ 。
もう覚えていないが 、やはりイギリスさんは最後まで私の意見に賛同していた 。
…別れて 、正解だった 。
別れようと言っても 反対の一つもないのだから 。
日「さようなら、イギリスさん 。今まで、楽しかったですよ」
英「…えぇ 、こちらこそ。有難うございました 」
ああもう 、これで良かったんだ 。
そう思うしかなかった 。
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英 side .
〜 回想 〜
「ねぇねぇ 、イギリスは どう思う?」
英「うーん… こっちが いいんじゃないですかね 」
「えー、そう ?私はこっちがいいと思う んだけど…」
英「いや 、こっちの方がいいでしょう。そちらは得策ではありませんよ 」
「でも 、こっちの方が楽しそうじゃない ?」
英「はぁ… 、貴方は何にでも楽しさを求めていますよね 。人生、そうはいかないんですよ ?」
「はぁ? なんでそんな上から目線なの ?」
英「なんでかって? シンプルに貴方より長い人生を生きてきたからですよ… 社会経験も私の方が 豊富ですし」
「でも… 、恋人関係は対等でしょ !」
英「対等? “恋人”なんて言葉に騙されてるだけじゃないですか? 」
「なにそれ… なんでそんなこと言えるの !?」
英「…っ 、貴方が聞いてきたから答えただけでしょう !? 正論を言って何が悪いんです… !?」
「正論 !?言い方ってもんがあるでしょ!!」
英「……」
ばちっ… !!
「…いっ…… !?」
英「……」
「ちょっとイギリス 、なにして…っ !!」
英「… 私の意見を受け入れないなら 、もう目障りです」
英「もう… “ 失せなさい “!!」
「……」
「… わかったわ 」
「イギリスがそう言うなら、私はもう二度と 貴方の目の前に現れない 」
英「そうですか… ( 意外と物分かりがいいんですね )」
それから 、本当に彼女は戻ってこなかった 。
何度 戻ってきてほしいと願ったか 。
数えても虚しいだけなので 、30回を超えたあたりから もう数えていない 。
英「… 戻ってきてくださいよっ 、」
頑固だけど 、可愛くて 。
意地っ張りだけど 、一緒にいて快適で 。
そんな貴方が大好きだった 。
英「… 私が、あの人の意見を否定したばかりに 」
後悔先に立たず 。
英「…大好きでしたよ」
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英「… だから、私はいいんです」
いつからか 、私は” 否定 “という行為をしなくなった 。
否定したら 、またあんなことが起きてしまうから 。
かつての彼女のように 、なって欲しくないから 。
英「…日本さんがいいなら 、いいと思います」
あの日のように 、恋人と突然会えなくなる位なら…
こちらの方が 、何百倍も良かった 。
だから、私に後悔する理由はない 。
____ 断じて 。
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