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※BL、nmmn

事後匂わせ

2人以外のライバーさん出ます。


イブラヒムside


夜の事はよく覚えている。

何日も会って無かったのもありそれは激しく、とても盛り上がったのだが…

「お前、跡つけすぎなんだけど」

「えー?別にいいじゃん。俺のなんだし。」

「そういう問題じゃねぇよ…!」

そう、この男”そういうコト”をするときに跡をつけるのが好きすぎるのだ。

俺だって彼の背に爪痕や噛み跡をつけるし、多少の跡は俺だって嬉しい…

が、此奴はわざと目に付く様な所にキスマやら噛み跡やらを付けてくる。

ご丁寧に首から肩、ましてや太ももの方まで点々と付けられている”それ”を隠すのはまぁ面倒くさい。

いつもなら文句を言いつつそのまま家で過ごすが、今日はにじバラの撮影で本社に用がある。

つまり、人に見られるかもしれないのだ。

別にエクスとの関係を隠しているわけではないが、さくゆいあたりに見つかって茶化されるのは嫌だ。絶対に。

太ももらへんはズボンで隠れるから良いとして問題は首と肩だ。

チョーカーで隠そうにも少しばかり赤い跡が目立つ。

絆創膏は余計目立つだろうし、マフラーを着けるには暑すぎるしコンシーラでも使うか。

念のためチョーカーで隠れる部分も塗っておいとけば大丈夫だろ。

「ヒムー?」

「ん~」

「跡、隠すの?」

「当たり前だろ。収録あるんだぞ。」

「そっかー残念」

「ていうか、お前わざと目立つところに跡つけんのやめろ」

「だってヒム跡つけられるの好きでしょ~?」

「目立たない所ならな」

「あ、好きなのは否定しないんだ。」

「っるせぇ」

「あははw照れてるじゃんw」

ケラケラと笑うのが癪に障ったので、一発叩いておく。

暴虐だと言われたが知らんぷりを決め込んで跡の上にコンシーラーで上塗りする。

俺の肌の色のコンシーラーあんま無いから使い切ったら面倒だな。

とか考えながらムラができないように丁寧に塗ればどこから見てもどこに跡があったかなんてわからない十分な出来になった。

そろそろ時間だし出ますかね。

「えびお?俺もう行くけど」

「まじ?じゃあ俺も行く」

「あれ?今日用事あったの?」

「いんや、今日は配信も休みだけどヒムの送り迎えだけしようと思って。」

「え、別にいいのに」

「俺がやりたいからいいの。ほらいくよー」

なんだかいつもよりご機嫌だ。

まぁ、久々に二人で会ったし仕方ないか。




収録が終わり、エクスに『終わった』と送ると

『今から迎えに行くから待ってて』と言われ大人しく待つことにした。

「あれ、イブラヒム虫に刺されてんで?」

「え、どこ?」

「ほら、首のところ」

「まじ?全然痒くないから気づかなかったわ」

「ほーう…もしかして、昨日エクスと会った?」

「別にあったけど。なん…」

今まで忘れてた。完全に頭から抜け落ちていた。

ゲストで呼ばれてたロレとフレンがニヤニヤしながらこちらを見ている。

らんねーちゃんに関しては今までに見たことがないくらい口角が上がってる。

「そっかー、イブちゃんアルビオと付き合ってるんだもんね^▽^」

「うるさい。忘れろガチで」

「イブがこんなになって…!俺嬉しいよ」

「なに?ろれはなんなの?」

「イブラヒム…!結婚式はいつや?ちゃんと私も呼べよ!」

「もしやるとしても絶対呼ばないわ」


「イブラヒム、エクスのどこが好きなん?」

「うざ…ガチでうざいんだけど」

「んで、どこが好きなん?」

「うるさい。もう!」

絶対に顔赤いし、キスマばれるし、もう最悪

「あのーヒムいます?」

「エクスやん!お迎えか?アツアツやな」

「イブならあっちで悶えてるよ~」

「なんで?ヒム~?なにがあったの?」

原因のくせに無害そうな顔でこちらに歩いてきたのがムカつき、顔を逸らす

「え、ヒム?」

「うるさい!お前のせいだから!///」

「へ、?」

ずっと3人に見られるのもうざくなってきたのでエビオを突き飛ばし扉を開け廊下に逃げる。

後ろから聞こえてきた声は知らんぷりし家に向かって走る。

英雄に敵うわけなく途中で追いつかれるだろうが、今は逃げようと足を速めた。

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