テラーノベル
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いつからか、
部屋の中の「普通」が、少し変わった。
朝。
水:おはよ、桃くん
いつもより近い。
顔が離れない。
桃:……おはよ
水:ちゃんと眠れた?
桃:うん
一瞬、視線が泳いだ。
それだけで。
紫:桃
桃:な、なに……?
低い声。
紫:昨日、カメラ見てたらさ
タブレットを操作する。
紫:夜中、天井ずっと見てたよね
桃:……うっ
赤:考え事?笑
赤が笑う。
赤:良くないこと、考えてないよね?
笑顔。
でも、立ち位置が出口側。
桃:……別に……
緑:無理しなくていいよ
黄が桃の手を握る
黄:桃桃
黄がそっと頬に触れる。
黄:外のこと、思い出してた?
桃:……ちょっとだけ……
言った瞬間、
空気が**確実に**変わる。
紫:……そっか
その声が、一番怖かった。
ーーーー
その日から。
拘束が、増えた。
桃:……あ、これ……
足首。
昨日までなかったベルト。
赤:念のため
赤:桃、最近よく動くから
水:カメラも増やしたよ
水が指差す。
桃:……増えてる……
水:安心でしょ?
緑:スケジュール、見直した
緑が紙を見せる。
緑:一人の時間、減らすね
黄:寂しかったでしょ?微笑
黄が微笑む。
黄:これで、ずっと誰かいる
桃:……俺、信用されてない……?
震える声。
紫:違う
即答。
紫:信用してるから、管理する
紫:壊れたら、嫌だから
赤:逃げたいって思うほど
赤がしゃがむ。
赤:追い詰めてたの、俺たちだよね
赤:ごめん
——だから、逃がさない。
水:桃くんはさ
水が耳元で囁く。
水:外を知ってるから、迷うんだよ
水:もう思い出さなくていいだよ?
桃:……
水:…
水が口付ける。
桃:んむっ!?
紫:は”?
水:いい?返事は?
桃:っ//……はいっ、。
水:んふ笑 かぁい…♡
紫:チッ
黄:ね、桃
黄が両手を包む。
黄:怖かったら、言って
黄:その分、離れないから
桃:……あ……う、ん
喉が、詰まる。
ーーーー
夜。
灯りが落ちる。
拘束は、
**外れない位置**に増えている。
桃:……ここ、前より……
紫:安全になった
桃:……俺……
言葉が出ない。
紫:大丈夫
**カチ**
鍵の音が、
前より多い。
桃:……あ……
その声に、誰も焦らない。
赤:慣れるよ
桃:……うん
監視カメラの赤いランプが、
前より明るく見えた。
桃:……(逃げたいなぁ)
でもその思考すら、
**全部、見られている気がした。**
,,,,Thank you for reading,,,,
Next…♡400(少し増やしました。すいません、)
次回…桃の逃走準備?
コメント
4件
桃くんが外のこと考える=自分達ともっと一緒にいたい ってなる思考回路がよい✨です!