コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
四角いメガネをかけて、今日も 、仕事を始める。
隣には日本、そしてイタリア。同僚だ。
ともに助け合い、助け合われてる。
目の前にある山積みのプリント。いつもと同じ窓から見える景色。
いつもと同じ時刻。いつもと同じ気分。
いつもと同じ、上司からのクレーム。
いつもと同じ、会議。みんなと同じ意見。
ある時、日本に質問された。「ドイツさんは、自分の色って何色だと思います?」と。
ichは、黒と赤と黄色が国旗にあるから、そう答えた。でも、日本は、「いえいえ、全体を言ってるのではないんです。あなた自身のことを聞いてるんです」と、言った、
ichは、日本が何を言ってるのか分からなかった。だから、この質問は、持ち帰ることにすると言った。
色ね………心について日本は、言ったのかもしれないな。
心か………感情について言ったのかもしれない。
感情か…………、感情?
あれ、喜び、幸せってなんだっけ。一番大切な物をichは、忘れたかもしれないな…
「すまないな。日本、持ち帰った質問。答えられなかった。」
「あぁ、そうでしたか、…」
ichは、日本のくすんだ目を見つめた。
「いつか、また、思い出したら教えるよ。」
といい、かといって、そんなにすぐに思い出せないなと、思った。