ミンジュ「んっ…」
体が重い…暑い…
今何時…?
見たいけど動けない…
私どうしたの?倒れたんだっけ?
あ、そうだ。
グクとの行為中に意識を失って…それで…
ガチャ
扉が開いた音がした
グク 「ヌナ?!起きたんだよかった~!」
グク 「体調どう?」
そう心配そうに尋ねてくるグク
グクの手にはあったかそうなお粥があった。
作ってくれたんだろうか?
ミンジュ 「まだ…ちょっと悪いみたいなの…」
グク 「そっか…。
ごめん、ヌナ。俺が激しくしたせいでっ…」
ミンジュ 「違うよグクッ…!
きっと、“テヒョン”の風邪が移っちゃんたんだよ」
グク 「テヒョンイヒョンの?あー…なるほど」
グクは少し不貞腐れさながらそう言った
テヒョンは5日前ぐらいから風邪を患ってしまって、一人暮らしの彼が心配で私は毎日泊まり込みで看病していた。
ミンジュ 「多分…それが移っちゃったの。
グクは悪くないよ、なにも悪くない…!」
グク 「…ありがとうニコッ」
グク 「ヌナ、お粥作ったんだけど食べれる?」
ミンジュ 「うん、食べれるよ!」
グク 「あーんしてあげよっか?」
ミンジュ 「い…いいよそんなの!///」
グク 「でも体まともに動かせないでしょ?」
うぅ…確かに
ミンジュ 「おねがいしますッ…//」
グク 「はーいニコッ」
グクは私を優しく起こすと
ベッドの壁にもたれさせてくれた。
そしてスプーンでお粥を少しすくうと
ニコニコしながら私の口元まで持ってきた。
ミンジュ 「なにニコニコしてるの?」
グク 「べっつに~シレー
さ、ヌナ食べて食べて!」
ミンジュ 「う、うん」
私は長い髪を後ろに流しお粥を口に入れた
グク 「…ドキッ」
モグモグ…
ミンジュ 「…ん!美味しい!すっごく美味しいよグク!!」
グク 「ふふっ、そんなに?」
ミンジュ「うん!すっごく!ニコッ」
ダルくてしょうがなかった体が
徐々に温まっていった。
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あっという間に私はお粥を平らげてしまった
グク 「体調悪くてもヌナの食欲は旺盛だね?笑」
ミンジュ 「まぁね~ニカッ」
グク 「なにか必要なものとかある?」
ミンジュ 「大丈夫だよ!それよりグク…」
私は時計に目をやった
A.M.7:10
ミンジュ 「え?!もうこんな時間じゃない!」
ミンジュ 「早く学校に行かないと!!」
グク 「なに言ってるの。今日は休むに決まッ…」
ミンジュ 「そっちこそ何言ってるの!受験生なんだからさっさと学校にッ…ゴホッゴホッ」
グク 「ヌナッ!叫んだりしたらダメだよ!」
グクが私の背中をさする
ミンジュ 「ご、ごめんっ…
でも、ちゃんと学校は行かないと…!」
グク 「ヌナを1人になんてできないよ」
ミンジュ 「もお!何歳だと思ってるのよ!//」
ミンジュ 「さっさと行きなさい!」
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グク 「絶対、なにかあったら電話してね」
グク 「無理したらダメだよ」
グク 「俺が帰るまで、大人しく寝ててね」
ミンジュ 「はいはい」
グク 「わかってる?」
ミンジュ 「もお…わかったから笑」
グク 「…はあ、じゃあ俺行くね」
ミンジュ 「うん、行ってらっしゃいニコッ」
グク 「はあ…」
ガチャ
グクは名残惜しそうに寝室の扉を閉めた
過保護な弟を持つと大変だな…
心の中でため息をつきながらそう思った。
私はスマホに手を伸ばし
大学に欠席メールを送るとすぐにまた眠くなった。
たくさん寝たはずなのに、
眠気はどんどん増していって…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン
たくさんのチャイムの音で私は目が覚めた
ミンジュ「もお…だれ…?」
重い体を起こし
迷惑なチャイムの鳴らし主の顔を見に私はインターホンへと向かった。
ミンジュ 「え…」
テヒョン…?
➡➡➡➡➡➡➡➡➡♡2000
最終更新︰2022.11.2
いつも読んでくださったり、コメントやハート、ありがとうございます!!(*´˘`*)
次回はいよいよテヒョン登場回!
コメント
2件
いつも素敵なノベルありがとうございます❣️続き待ってます(*´︶`*)❤︎