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餡狐(あんこ)
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かき
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あまおう
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#マイクラ実況者
ふゅう@不定期
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rd side――――――――――
“ 向こう ”
その言葉だけで分かった。
ストグラ世界…。
半年ぶりのもう一つの世界。
「…」
俺は王様であり、警察だ。
「……そうだね。行ってくる」
その声は誰に向けたものだったのか。
ここにいる運営国のみんなへ。
それとも、もう会えない相棒へ。
「いってらっしゃい」
コンちゃんが手を振ってくれた。
俺は半年ぶりのクローゼットに手を掛けた。俺は大きく深呼吸をする。そこで様々な不安が頭によぎる。
半年も行ってなくて歓迎はされるだろうか?いや、歓迎はされないか…。嫌われてないかな、成瀬やマンゴー、そしてぐちつぼとも会ってないからな。…そんなことを考えてもしょうがないか。
守れなかった過去は消えない。
それでも、これから守れる命があるのなら。そのためにもう一度、前へ進もう。
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俺は恐る恐る無線をした。
「青井らだお出勤しまーすおはよーございます」
『らだお先輩!?』
『おはよー!!』
『おはようございます!』
無線をした数十秒後、成瀬が俺の所へ息を切らしながら来た。
「らだお先輩!!」
「成瀬じゃん久しぶり」
「お久しぶりです、みんな待ってましたよ」
「…警察署襲撃から来なかったから心配でしたよ」
「ごめんごめん、色々と忙しくて」
「もう…、もし困ったことがあれば俺を頼りにしてください」
「たとえ、住む世界が違っても助けに行きます」
「…成瀬?何言って…」
「ん?あぁ例えばの話ですよ」
「あぁ、そっか…?」
そんな他愛もないことを話していたら発砲通知がいくつも来た。
「なんだこれ?ギャング同士のケンカか?」
「あぁ、今日はアンブレラとALLINが抗争起こすみたいっすよ」
「だとしたら一般市民を守りに行かないとね」
そう言い、俺と成瀬はヘリで向かった。
「建物が崩れた!」
「中にまだ人がいる!」
「もう抗争は終わったらしい!救助に専念しよう!」
そう言われ俺はヘリでIGLをしようと思ったが、被害が出ている範囲が小さかったし、サーマルで見たけど怪我人は視認できるところにいたので、俺もヘリから降り、救助に向かった。
地面には瓦礫が転がっていた。
それを見てフラッシュバックする。
半年前、ロスサントスから運営国に帰ってきた時の光景。
思わず足を止めてしまった。
その異変にいち早く気づいたのは成瀬だった。
「らだお先輩?どうしました?」
「…ぁあ、大丈夫」
そういい俺は助けを求める声が聞こえる方へ走り出した。
俺は迷わず瓦礫を飛び越え、崩れた建物へ駆け込んだ。
「誰かいますかー?」と声をかける。
すると奥から小さな泣き声が聞こえたので近づくと、小さな子がいた。
「…大丈夫」
俺はしゃがみ込み、優しく声を掛けた。
「助けに来た」
そっと伸びてくるその小さな手をしっかりと握った。
「もう大丈夫だよ」
瓦礫をかき分けて安全な所へ向かう。そして周囲から安堵の声が上がった。子どもの家族が駆け寄る。何度も頭を下げ、涙を流しながら言う。
「本当に……ありがとうございます!!」
俺は静かに頷いた。
「無事でよかったです」
ふと、胸元のバッジへ視線が落ちた。
そしてあの日の言葉が蘇った。
(制服ってのは、着る人間で価値が決まる)
俺を元気づけてくれた、さり気ない一言。
「……ちゃんと着れてるかな」
もちろん、返事は帰ってこない。
ただ、その代わりに暖かい風が吹き抜けた。それだけで俺は笑みがこぼれた。
守れなかった命は、一生忘れない。
胸の痛みが消えることもない。
それでも。
あの日、託された想いを胸に。
胸元の小さなバッジと共に。
一人の“ 王様 ”として。
一人の“ 警察官 ”として。
今日も誰かを守るために走り続ける。
──時は流れ、数百年後…
あれから、長い年月が経った。
もう、あの時の光景は無い。
街並みは昔とは違う。
建物も増え、人々も入れ替わっている。
もちろん、ストグラ世界のみんなも、国民も、寿命があるからね。
だけど。
例え世代が変わっても、城の中は変わらな
い。だって、いつもの仲間が居るから。
あの時の選択は正しかったのか、未だに答えが出ない。でも、過去に囚われていたところで、なにも変わらないよね。
机の上にあった本が窓から入ってきた風でめくれ、そこに挟まっていた一枚の写真が床に落ちる。
俺はそれを拾おうとする。
その写真は何百年も前の写真だった。
俺はその写真を見て微笑んだ。
どうか見ていてくれ。
何百年、何千年後でも。
いつか、この命が無くなるその日まで。
俺は、2つの世界を守ってみせる。
―――【完】―――――
こんにちは!ポテサラです
『2つの世界を守る王様は
今日も答えを問う』
これにて完結です!
至らない部分もありましたが
最後まで見てくださった皆様、ありがとうございました(* . .)”
ストグラ世界に残るか、元の世界へ帰るかの選択を軸に作った物語です。
当初は、誰も死なずに喧嘩して仲直りする設定でしたが、それじゃ感動しないっていうかHappyENDだなと思い(畜生)、きょーさんが死んでしまい、ケンカして、元には戻らないけど、戻っている最中。そして進んでいく、というのがしっくりきたのでこのようなストーリーになりました。
初めてストグラ世界のことを書き、色んな人の視点をまだ見れておらず、数人の視点しか見れてないので、色々間違えているところが多々あったかもしれません😢
そしてもう次の物語制作が楽しくて勉強そっちのけで作っています😊
そして、ポテサラが出している他の作品、まだそちらを見ていないよ、という方、もしよろしければそちらも是非ご覧下さい
(っ ॑꒳ ॑c)
また夏休み中に短編物を出そうかな
それでは、またねー!
コメント
3件
ポテサラさん、完結おめでとうございます…!!😭💕 「ちゃんと着れてるかな」ってバッジ見つめるシーンで涙腺崩壊しました…あの日の言葉が風と共に帰ってくる演出、エモすぎて語彙力失う… 数百年後も走り続ける王様の姿に、守ることの意味を考えさせられました。本当に素敵な物語をありがとうございます!次の作品も楽しみにしてますね🌸