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ばななそーだ🍌🍹メンヘラ中
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✧~ ○。くらりん.。○ ~✧
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こんにちは!ぼたんです!
凄く長いと思います!
ある日の夕方_
人気のない放課後の学校は静かで、いつもよりよそよそしい。
なんだか落ち着かなくて、早足で歩いていたら、明るく透き通った音色が聞こえてきて俺は思わず足を止めた。
(ピアノ?)
耳をすましてみる。
間違いない、やっぱりピアノの音だ。難しい曲なはずなのに、そう感じさせない、なめらかなタッチで。
きっとこういうのを、”心がはずようなピアノ”っていうんだろうな…
こんなに上手なピアノは、聞いていると胸が苦しくなってくる。
それなのに。
俺は、引き寄せられるように、その音のする方に向かっていた。
音楽室の扉は少し開いていた。
そっと中を覗いてみて、俺は目を見開いた。
(えっおらふくん…?)
てっきり先生かみ弾いていると思ったのに。
グラウンドピアノを楽しげに弾いていたのは同じクラスのおらふくんだった…。
おらふくんは最近転校してきた男の子。
明るくて元気なおらふくんは、転校してきたその日のうちに、友達がたくさんできてきた。
女子とはあまり喋らないけど、いつも男子に囲まれていて、楽しそうに笑っている。
どちらかといえば活発なタイプのおらふくん。
ピアノをひくイメージなんて全くなかった。
しかもこんな、優しくて、繊細な曲…
俺はその場から動くことができずおらふくんが弾いている曲に聞き入っていた。
やがて曲を弾き終わるとおらふくんは静かな動作で鍵盤から手を離した。
おらふくんは俺がいた事に気付いていたみたいで、弾き終わるとすぐにこちらへ振り返り
「次、どうぞ!」
と笑いながら言った。
「えっ…俺?いや、いい」
「俺、ピアノ弾かないから…」
そう言うとおらふくんは少し驚いた顔をしたように見えた。
「それより、放課後にピアノ弾いてたらダメなんじゃない…?」
ピアノ上手だね
いつから習ってるの?
……言えることなら他にもあったはずなのに、俺の口から出てきたのはそんなくだらないことだった。
「そうなん?こっちじゃ、放課後にピアノ弾いたらダメなんか…」
寂しそうに肩をおとす様子を見て、俺は慌ててつけたした。
「別に、はっきりだめって言われたことはないけど…。放課後にピアノを弾いている人がいないから多分ダメなんじゃないかと思って…」
「そっか、ありがとうおんりーさん。まじめだね!」
「別にまじめじゃないよ」
とっさに言ったけど、言われてみれば俺の取り柄って真面目なことしかないかもしれない。
前は他にもあったんだけどな…。
「おんりーさんもピアノを弾きに来たんだと思ったんやけど、違うん?」
「違うよ」
この一年全力でピアノを避けてきたのだ。
わざわざピアノを弾きに音楽室に来るはずがない。
「俺は、ピアノ弾かないから」
「えっ…でも…」
おらふくんは何か言いかけたけど、俺はこれ以上ピアノがあるこの空間にいたくなくて、
「別に音楽室に来たわけじゃないんだ。たまたま通りかかっただけ。……じゃあね」
俺は、教室に忘れてきた宿題を取り出すと、音楽室から一番遠い階段を選び、駆け下りた。
わざと大きな足音を響かせて歩く。
さっきのピアノの音を頭から消したくて。
でも、おらふくんのピアノの音色が、頭から離れない。
聞いているだけで優しい気持ちになれるような、楽しくて、……でも、俺にっては、苦しい音色。
こんなピアノ、前にも聞いたことがある。
でも、いつ、どこで聞いたかは思い出せなかった…。
次の日_
休日だったので家を出て散歩をしていると、広い公園みたいなところでピアノを弾いている人がいた。
その人が、弾き終わると、たくさんの人から拍手が聞こえた。
あの日の頃と一緒だ。
ここにいたくない
そう思い、帰ろうとしたらいつの間にか隣にいた初めて会うけどどこかで見たことあるような顔の男の子が
「ピアノ、弾いて?」
と言った。
えっ?
「いや…俺は弾かないよ」
「えっ…弾いてくれないの…?」
だんだん涙目になってきた。
慌てた俺は
「分かった!弾くから泣かないで?」
「弾いてくれるの?✨️やったー!」
後悔した
俺は本当は弾きたくなかった…。
あの日を思い出しちゃうと思ったから。でも、引き受けちゃった。
俺はピアノの前までいくと覚悟を決めた。
いざピアノの前に立つと
(懐かしい…)
そう思った。
鍵盤の上で指を動かしてみる。
久しぶりなのに指が勝手に動く。
(よし…)
頭の中にメロディーを思い浮かばせて、前と同じように弾いてみる。♪♪♪♪
楽しい…けど、弾いていると昔に戻ったみたいで胸が痛くなる。
(もう嫌だ…)
そう思い、ピアノを弾き終わるとすぐに立ち、逃げた。
ドタドタドタドタ
なぜか後ろから足音がする。
(だれ…?)
後ろを振り返る。すると、そこにいたのはおらふくんだった…。
「おんりーさん…!」
「何でっ…おらふくんがここに…?」
「弟から聞いたんや、おんりーさんがいなくなったって」
「弟…?……あっ」
俺にピアノを弾いてってお願いしてきた子か…!
どこか見たことある気がしたのは兄弟で顔がにてたからなんだ。
「それで、どうして追いかけてきたの?」
「おんりーさんに謝りたいとおもって……その…ごめんなさいっ…!」
「えっ?何でおらふくんが謝るの…?」
「その…ピアノ弾きたくなかったんやろ?」
「えっ…?」
「いや…その…ピアノ『弾けない』じゃなくて『弾かない』だったから…」
「!!」
おらふくんは、分かってたんだ…
ピアノはあまり弾きたくなかった…。だけど、
「だけど、1年ぶりにピアノが弾けて楽しかった」
「1年ぶり?」
「うん、俺1年前まではピアノをずっと弾いていたんだ。毎日朝から晩まで」
おらふくんになら過去の自分を言ってもいい気がした_
俺は、3歳からピアノを習ってたんだ。
最初はあまりピアノが好きじゃなかったけど、弾いているうちに楽しくなってずっと続けてたんだ。
5歳くらいの時かな
初めてコンクールに出たんだ。
最初は緊張していたけど、そのコンクールで金賞を取ることができて、俺はほかのコンクールにもたくさん出るようになったんだ。
結果はすべて金賞だった。
三年生になったばかりのこと…
お母さんとお父さんが喧嘩するようになった。理由は俺のピアノ。
お母さんが俺のピアノを聞いて教えていると、お父さんが
『そんなに厳しくしなく教えなくてもいいんじゃないか?そんなことより旅行に行こうよ!』
『そんなことですって!?おんりーがどんなけピアノを頑張っているか知らないんですか!?』
『ピアノを頑張っているのはおんりーじゃなくてお母さんだろ…!』
こういう言い合いがほぼ毎日あった。
俺はお母さんとお父さんの声を聞きたくなくて、ヘッドホンをしながらピアノを弾くこともあった。
それから少し経って、お母さんとお父さんは離婚した。
それから、俺はお母さんと暮らすことにした。
お母さんと暮らし始めてから変わったことはお母さんがピアノに厳しくなった。どこか一回間違えるとすぐに怒鳴り、できるようになるまで教える。こんな毎日が続いていた。だけどコンクールで金賞を取ったときにお母さんと喜ぶときだけはピアノのことを忘れられた。
ちょうど1年前の今ごろ_
俺はあるコンクールに出た。お母さんは今回も金賞を取ると思って高級なレストランを予約してくれた。
ミスもしなかったし、リズムも完璧だった。なのに金賞を取ることができなかった。入賞もできなかった。
そして、金賞を取ったのは初めて見る男の子だったんだ…。
それから、俺は賞を取ることができなかったのが悲しくて、ピアノをやめた。
ここで切ります!本当は読み切りにしようと思ったんですけど、そろそろ出さないとだなと思ってやめました!
それと、フォロワー様が100人達成したら、
1アイコン変える
2質問コーナーをする
3配信をする
4ノベコンをする
5全部!(遠慮は要らないよ!)
この5つの中からどれをやってほしいですか?コメントでおしえてください!
あと、投稿頻度結構下がりますっ!
ちなみにサムネ
ばいば〜い!
コメント
5件
うーん4、、、もいいけど、3!(なんか気になる!)
4…とかどうすかね?
お疲れさまです、リオンです。 第1話、読ませてもらいました。 「ピアノ『弾けない』じゃなくて『弾かない』だったから」——この一言に全部集約されてるなと思いました。おらふくんがそこを察して謝るところ、すごくいいシーンでした。主人公がピアノにまつわる過去を語り始める終わり方も、続きが気になりますね。 久しぶりに指が勝手に動く感覚とか、聴いている側にも伝わる描写が良かったです。第2話も楽しみにしてます!