しくふぉに

また書いてしまった　今回はシクフォニです

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シクフォニのメンバーは変わり果てた姿で見つかった

初めに発見されたのはみことだった冷たい峡谷で発見された。

誰も行かないような場所で横たわっていた。

みことの死因は刺殺のようだ

首から下を何十箇所も刺され血だらけになっていた

この暑さではきっとすぐに腐敗してしまうだろう

遺書にはさようならのみ書いてあった

そんなみことを小鳥が静かに見ていた

二番目に発見されたのはすちだった忘れ去られた旧校舎で発見された。

まるで眠っているように眠っていた。

すちの死因は毒殺のようだ

手には小さな瓶が握られていた

陽に照らされいるのに顔は青白く唇にも色は無く

穏やかな表情ではあったがとても冷たそうだった。

遺書にはおやすみのみ書いてあった

そんなすちをうさぎが寂しそうに見ていた

三番目に見つかったのはこさめだった森の奥底で発見された

普段と変わらない笑顔で寝ていた

こさめの死因は絞殺のようだ

首には10本の指の痕と一本の紐が残っていた

まるでなにか嬉しいことでもあったかのような柔らかな表情をうかべいまにも起きてきそうだった

遺書には大好きのみ書いていた

そんなこさめを黒猫が見ていた

四番目に見つかったのは暇なつだった湖に浮かんで､何かを握り締め横たわって発見された

まるでただ寝ているだけに見えた

暇なつの死因は刺殺のようだ

首から下を何十箇所も刺され血だらけになっていた

心臓付近の傷口には一枚の遺書が刺さっていた

遺書にはまた後でのみ書かれていた

そんな暇なつを梟が見ていた

五番目に見つかったのはいるまだった湖で発見された

誰も近寄らないような森の奥の湖の真ん中の 一つのボートの中に独りきりで横たわっていた

いるまの死因は薬殺のようだ

首筋には小さな穴が二つあいていた

今までに見たことのない笑顔だった

遺書にはあとは頼んだのみきてあった

そんないるまをきつねが見ていた

六番目に発見されたのはらんだった

らんは海の底で発見された

暗い静かな海の底で遺書を片手に横たわっていた

まるで何かから解放されたかのような安堵の表情を浮かべていた

らんの死因は自殺のようだ

足には重しがつけてあり浮かないようになっていた

沈んでる間は苦しかったのではないだろうか

遺書と一緒に一枚のカードが握られていた

カードには愛してますのみ書いてあった

そんならんを白い鳥が見ていた

『遺書』

この遺書が読まれているということは、少なくともらんは発見されたのだと安心しています。

俺たちの身勝手な行動により、家族や友達、先輩方や事務所関係等、様々なところにご迷惑をおかけしたことを謝罪いたします。

申し訳ありませんでした。

ただ、俺たちには俺たちの強い想いがあって行動をした結果です。なにかに不満があるわけではないので、どうか誰のことも責めないでください。そして、自分自身を責めないでください。

不満は全て俺たちにぶつけてください。

よろしくお願いします。

俺たちは、全員が全員に依存しています。

誰か一人も欠けることはしたくありません。

誰かを他の人にとられたくありません。

ずっと一緒にいたいと思っています。

ずっと一緒にいる方法を考えているときに思いつきました。

そして、行動に移しました。

俺たちは俺たちそれぞれを殺すことにしました。

みことはすちに

すちはこさめに

こさめは暇なつに

暇なつはいるまに

いるまはらんに

らんはみことに

でもこれは殺人ではありません。

俺たちなりの心中です。

俺たちの行動は多くの人には理解しがたいことだということは、重々承知しています。

そして、お母さんお父さん、ごめんなさい。

親不孝な俺たちでごめんなさい。

だけど、今俺たちは幸せです。

わがままな俺たちをお許しください

シクフォニ一同

彼らは六人で心中したという。

了