テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
私は、1月14日のその日、悩んでいた。1月14日と聞いてみなさん何を思うだろうか?
おそらく大部分の人は何も思いつかないのでは無いだろうか?
私はうーん…と言いながら廊下を行ったり来たりする。
「どうしたのだ…?
まるで不審者だぞ?」
ファウルがそう言った。
「ファウル、今日は1月14日なのよ!」
「はぁ…?
普通の日ではないか?
何か行事でもあったか?
俺たちの結婚記念日は夏だしな。」
トンチンカンな事を言うファウル。
だけど、みんなもまだ、ピン!ときてないでしょう?
「あと、1ヶ月しか無いわ!」
私は言う。
ここで勘のいい人はピン!ときたはず。
「あと、1ヶ月?
と言う事は、2月14日に何かあると言うことか?
はて…?
何かあっただろうか?」
またしてもボケているファウル。
「もういいわ!
私は少し外に出るから!」
そして、私はエーラの街に向かった。
ここならば…
あるかもしれない…
あぁ、みなさんを置いてけぼりしていたようなのできちんと説明する。
そう、2月14日はバレンタインデーだ!
恋する乙女が愛しい男性に告白する、大切な日である(前世日本では。)
それを、こっちの世界でもやってしまおう!とそう言うわけである。
しかし、無いのだ。
何が無いって?
肝心のチョコレートだよ。
それがなくては話にならない。
いや、チョコレートの作り方は知っている。
発酵魔導師もいるし、大丈夫だ。
じゃあ何が無いって?
そう、カカオの木だ。
はぁぁぁ…
南方貿易の品物を見回してもカカオらしき木は無い。
諦めて帰ろうとした時、市場にカカオの木が一本売っていた!
「これ、ください!」
「あぁ、これ何の植物かも分からないし、やめといた方がいいよ。」
「くださいって言ってるんだから、売りなさいよ!!!」
私は剣幕で言う。
「い、いいけど…
食べられる物じゃないんだぜ?
お姉さん変わってんなぁ?」
そして、銅貨3枚でそれを買った。
やったわ!
これで、チョコレートが作れる!!!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!