あれから何日か経って僕のとこに手紙が届いた。
それは蒼井直筆の手紙だった。
蒼井の葬式も行かずに黙って部屋に閉じこもってた
俺の身勝手な行動で瀬高にも迷惑かけた。
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佐倉藍翔様。
藍翔がこの手紙を手にする時には
僕はもうこの世には存在しないでしょう。
最後まで一緒に話す事が出来なくて残念です。
でもそれは僕のせいでこうなった事。
藍翔のせいではないよ。
藍翔とはずっと親友だったね。
沢山僕の隣にいてくれて嬉しかったよ。
少ない人生の中で沢山の思い出を残す事が出来たのは
間違いなく2人が居てくれたから。
2人じゃなかったらきっとここまで楽しめてないよ。
今は僕が居ない世界だけど辛いことも乗り越えて
頑張ってね?藍翔。
僕は信じてます。
蒼井咲翔。
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涙が止まらなかった。
蒼井が思ってる事は誰よりも優しかった。
それを僕が踏みにじるかのように……
瀬高「佐倉!!」
佐倉「はっ!瀬高……」
瀬高「俺らが離れてどーすんだよ。。」
佐倉「……(泣)」
瀬高「蒼井はずっと一緒が良かったって、、、、」
佐倉「……泣」
瀬高「蒼井の為に俺らが頑張らなくてどーすんだよ」
2人で抱き合って泣いた。
蒼井が生きてきた証を証明する為に。
俺らがこれからもどんどん強くなって
蒼井生きるんだって気持ちを忘れないように。
神様からのエールだと……
いや、蒼井咲翔という神様が
僕らに残してくれた最高の手紙を
お守りのように大事にして生きていこうと思った。
俺らはずっと親友でこれからもずっと一緒だ。
終わり