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「雨音が響いてるね」
女が男に話しかける
「な、ほんと早く止んでほしいわ」
「雨で思い出したけど今月、台風来るらしいよ」
「え、そうなの!?」
「最近ニュース観てないから知らなかった笑」
「お前、最近忙しいの? 」
「うん、仕事でね、」
二人は親しげに話す
「大変だねー」
「お前棒読みやめろよw」
「www」
「彼女さんと仲良くしてる?」
「うん!」
「関係、取り持ってくれてありがとね」
「全然!」
「何回も相談うけてたし、そういやこの事知ってたっけ?」
「?」
「貴方の彼女からも相談受けてたんだよ笑」
「そうだったの!?」
「だから早く告白して付き合えばよかったのにさぁ」
「2人揃ってぐじぐじして、こっちのみにもなれよ笑」
「えぇ! 」
「早く告白したらよかった〜泣」
「ww、」
「私の親友、泣かせないでよね」
彼は知らないだろう
他人(親友)を優先するあまり、押し殺した彼への恋心を
彼女は知らないだろう
彼が彼女を好きだったということを
両想いだったのに、
実るかもしれない恋だったのに
2人は自分で枯らしてしまった
なんとも残念な話だ
雨音が響いてます↪︎貴方のことが好きでした