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めっちゃ好きです🫶🏻️天才ですね! これからも頑張ってください!
ur side
一週間後、etさんの誕生日らしい。だからみんなでetさんの誕生日パーティーをすることになった。jpさんを中心にetさんに気づかれないよう俺たちは準備を進めた。部屋の装飾品の買い出しやケーキの準備、それから個人個人のプレゼントの準備。今回はjpさんの提案で、みんなのプレゼントは公表せずわからないままにしておくこと、そしてプレゼントに意味を込めてetさんにあげることになった。俺はその提案にすぐに賛成した。
なぜかって?それは、俺がetさんに密かに好意を寄せているからだ。ずっと満たされることのなかった、そしてこれからも満たされることのないであろうこの感情が、ついに満たされるチャンスが来たと思った。
グループ活動を始めて少ししてから、etさんの良さに気づいて少し惹かれてた部分はあった。その後、シェアハウスで共に暮らしてから、意外な一面があってギャップを感じてかわいいと思ってしまうことが多くあったし、顔が整ってるし、髪もサラサラだし、性格もいいから…いつのまにか目で追ってた。そしたらあいつのことが好きなんだって気づいちまった。この気持ちをメンバーに気づからたくはなかったし、アピールする勇気もなかった。でも、この提案にのれば、この気持ちを密かに伝えられるかもしれない……。
俺はブレスレットを選んだ。かわいさもあるけどシンプルっぽくてetさんにぴったりのこのブレスレット。愛おしくてたまらないetさんのことを思い浮かべながらブレスレットを買った。
そして、ブレスレットがetさんの手に渡った。
後日
…..etさん、プレゼントの意味わかってくれたか?まぁ、あの鈍感女はわからなそうだけどな。俺のプレゼントだってこともわからなそうだしな。…でも、いいんだ。今の俺にできる愛情表現だ。…..これで終わりでいいのか?etさんに想いを伝えられないまま、このままで。……。薄暗い自分の部屋で長い時間、考えた。あっという間に時間はたっていたようで 晩飯の時間になったていた。俺は慌てて自分の部屋を出てリビングへ向かった。
そこにはもう全員集まっていて、みんな俺を待っていたみたいだ。
「ur、おせーよー」
「ごめんよー、気づかなかったわ」
「笑、urらしいね」
なんて、いつもみたいな平和なやりとりをして席に着く。
『「いただきます」』
みんなご飯を食べ始める。俺の席はyan君とetさんの真ん中で、ふとetさんのほうを見ると、晩飯をきれいに食べてる。かわいいな、と思っていると、右腕に視線がいった。
…..そこには、昨日俺がプレゼントであげたブレスレットがつけてあった。..うれしい。俺はその瞬間自分の胸のドキドキを自ら聞けるほど喜んだ。
「etさん、ちょっとこっち向いて」
「⁇うん、..わかった…..。」
etさんは、きょとんとした顔をした後、俺の方を向いてくれた。そして俺はetさんの右手を取って、顔に近づけ、手の甲にキスするみたいに、ブレスレットにキスをした。どうやら、 喜びすぎて脳で考えることを止め、沸き上がる喜びに身を任せてしまったみたいだ。
「…..ur..な、なにを…..」
etさんは、耳の付け根まで顔を真っ赤にしてか細くて頼りない声で言う。かわいいな。 他のメンバーも何が起こったのか分からず、疑うような目で俺を見てたり、動かしていた手を止めて硬直してるやつもいたり、口をあんぐり開けてるやつもいた。
「…..これ、俺からのプレゼント…」
「…..ってこと..は….」
「etさん、もう意味わかってるんだ、。じゃあ、言わなくてもわかるよね…。」
「…..ぇ、…ぁぁ…そ、それは…..」
「笑、考えといてよ..」
「…..」
やってしまった、。..でも、やってしまったものは仕方ないことだし、これからは積極的にetさんにアピールできる気が湧いて来て、ポジティブに考えられた。そう考えてから俺は晩飯を食い始めた。みんなは頭が追いついていないらしく俺に質問してきたが、俺は、さぁ..どうでしょうね〜とかなんとかいって、質問を流した。etさんの顔はまだ林檎のように真っ赤で、頭から蒸気を出しているのが見えるくらいだった。かわいいな。etさんは、なにしてもかわいいんだなと思いながら食べる晩飯はいつも以上にうまかった。
その後のシェアハウスは、数日間混乱状態となりましたとさ。