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君が歌ってくれる歌が好きだった。
俺のために引いてくれるギターが好きだったんだ。
俺のために作ったくれた特別な歌がただ単にすきだった。
君の落ち着いた声、落ち着くリズム。素敵な歌詞全部が大好きだった。
俺の好みに合わせて作ってくれた曲は数え切れないほど
毎回曲が出来たら俺の家まで来て一番に聞かせてくれた。
今はもう俺の家に来てくれない。
最後に家に来たのはいつなんやろう 。
半年前かな。
今ら俺がLINEしないと君は構ってくれなくて、構ってくれたとしても素っ気なくて冷たい。もう俺の事好きじゃないんだろうな。
青「久しぶりやな。デート」
赤「あ、うん。そーだね」
今日で最後のデートかな。
最後くらいに君のうた聞きたいよ
青「りうらさ、最近ギターしてへんよな」
赤「え、なに急に。まぁしてないけど」
青「久々に聞きたいなーって。りうらのギター好きやってん」
赤「えー、めんどくさい」
青「そっかそっか。ごめんな 」
最後に聞けなかったな。君の音楽
ずーっと聞いてたかったな。
俺今ちゃんと笑えてるかな。
赤「てかー___」
何言ってるかもう聞こえないや
赤「はぁー、」
バイト長引いたことに腹を立たせながら家に帰る途中スマホが鳴る
赤「まろからLINE?」
スマホの通知の先は彼女からのLINEだった
『急にでごめんなんやけど』
『別れて欲しい』
スマホを見ると2通のメールが来てた。
こういう話は普通に会ってするものでしょなんて心中で呟く。
電話も出てくれない。
『なんで?』
『それLINE出する話?』
仕方なくLINEをする。
既読がついて2、3分ようやく返信が帰ってきた。
『ごめんな、そーだよな』
『実は耳が聞こえなくなる病気になっちゃって。もう耳が聞こえないの。だからもう直接話せない』
『もっと早くりうらに言うべきやったな』
は、何それ。意味わかんないよ。
あの時、ギター聞きたいって言ってくれたのはもう耳が聞こえなくなるから?
意味わかんねーよ。
ひとりで考えてたらいつの間にか部屋に着いてた。
クローゼットの奥にあったギターを取り出した。
もう何も出てこないよ。
今まろに曲作ってくれたらなんて言うかな。
なんで馬鹿なことを考えながらまろが大好きだった曲を朝日が昇るまで引いていた。