テラーノベル
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死パロ注意
ハゲーズ
🐸
ある日俺の家の窓ガラスが急に割れた。
何事かと思って窓を見た。
見知らぬ男がいた。
俺は咄嗟にクローゼットへ隠れた。
「うり、俺家に不審者が入ってきた。」
うり「え、どういうこと?」
「だから、不審者が」
うり「どういうこと?!とりあえず警察に通報するね。」
「ありがとう」
うりが警察に電話してくれる。それまでに
生きれるかなーと思いながらも、次はなおきりさんに言う。
「俺ん家に不審者侵入してきた。」
なおきり「どういうこと?なんで??」
「しらない。けどうりが警察呼んでくれてるから大丈夫」
なおきり「大丈夫じゃないでしょ!隠れてんの?」
「隠れてるよ。もちろん、」
「今までありがとう。なおきりさん」
そうしてなおきりさんとのメッセージを閉じて、
次はうりに_
「うり、今までありがとう。」
下の階ではドタドタと、荒らされる音が聞こえる。
ハゲーズで撮った集合写真も、何もかも。
でももう俺は”魂が無くなるんだから、意味が無い。”
そう思って諦めていた。
LINEの通知は100件以上ほど。ブーブーと鳴り止まらない
メンバーからのLINEも。みんなからの電話も。
でも、それに応えることはできない。
じゃぱぱさんにはお礼を伝えたかったけど、そんな時間は残されてない。
2階に荒々しい音で階段を登ってくる音が聞こえる。
あぁ、こんな終わり方か……
そう思っていたがら。俺は何者かにクローゼットをあけられる。
そして____
“グサッ”
そうして俺の視界は真っ白になった_
🎸
突然来るLINE。みんなで仲良く喋っていたのに。
あ、シヴァさんだ
シヴァ「うり、俺の家に不審者が入ってきた。」
え、どういうこと?なんで?
「どういうこと?」
シヴァ「だから、不審者が」
どういうこと?その場にいたメンバーに声をかける
🐔「とりあえず警察!!」
あぁ……うん、
「どういうこと?!とりあえず警察に通報するね。」
“プルルル、プルルル”
「はーい、もしもし」
「えっと、俺の、俺の親友が……」
「わかりました。落ち着いてください。まずはゆっくり、
何が起きたのか説明してください」
「俺の親友が、家に不審者が侵入してきたみたいで……」
「了解です…、その方の住所は分かりますか?」
「えっと、〇〇〇〇〇ー〇〇〇〇です」
そしてもう一度なる通知音。急いで見てみると─
シヴァ「うり、今までありがとう」
「どういう事っ!?ねぇ!!どういうこと!?」
俺は思わず声を出してしまった。
周りにいたメンバーは
“なになに?” “落ち着け、何が起きたん?”
こればっかり。
「落ち着いてください。私達一員が今向かっています。」
「っ俺も行きます!!俺も絶対に行きます!!!!」
「わかってます。ですが中に入るのは私たちが先にはいらしてください」
「わかってます!!!!どうでもいいから早く!!」
「今向かってます。落ち着いて。」
こんな状況で落ち着けるわけがない。
シヴァさんの命が絶つのかもしれないのに。
親友の命が無くなるかもしれないのに。
もう見れなくなるかもしれないのに。
これでおちつけるわけが無い。なんでそんなことが言えるの?
こっちの気持ちも分からずに、
そういうこと言わないでよ。
「一旦電話を切ります。もうすぐで着くので、
ぜひ向かってきてください。」
「今すぐ行きます!! 」
みんなも!!早く!!!
“わかったから、うり、落ち着い……”
「落ち着けるわけがない!!!!!」
あぁ、じゃぱぱさん、ごめんなさい…
つい俺は怒鳴ってしまった。
怖い。怖いよ。心臓はどくどくして、
足は震えて立てないくらいなのに。
“うん、わかってるよ。一緒に行こう。”
そして車で─
「なんでそんなに落ち着いていられるの?」
🦖「別に落ち着いてる訳じゃないよ、
俺らが焦ったってなんにもなんないでしょ、、?」
たしかに、口調はペラペラ、早口で。
噛んでることも多いし、絶対に焦っているようだった。
🦖「着いたよ」
そうして直ぐに車からおりる。
👮安全が確保できたので、中にお入りください…
もうなにかが済んだかのよう。
緊張しながら中に入ると_
血だらけのシヴァさん。
遠くから聞こえる救急車の音。
「シヴァさん!!!!!!」
俺は泣き叫んだ。
もう助からない。こんな状況で___
すぐ様に、なおきりさんに電話をかける。
「なおきりさん!!!!」
「うりりん、どうしたの、、?」
寂しそうな声を出して言った。
もう諦めているかのように。
「いいから、早く来て!!」
「わかった、今すぐ行く」
そして電話を切ったあと、隣にいた🦖さんの
姿を見てみる_
“ぐすっ…、、”
声を出さないで泣いているじゃぱぱさん。
しゃくり声だけをあげて泣く。
なんで、なんで?なんで俺みたいに……
俺って情けない。
じゃぱぱさんは声を隠して泣いているのに
俺は泣き叫んで。耳がキンキンするはずなのに、、
「っうぅ”、」
少し我慢してみる。だってシヴァさんがみたら悲しいだろうから。
そして、少し経ったあとなおきりさんが来る。
“おまたsっ……”
“シヴァさん!!!!!”
一気に大粒の涙から溢れ出す。
みんなはもう落ち着けない。いや、落ち着くことが出来ない。
「なんで、なんでなの……」
そうなおきりさんが言う。
俺もこうなったよ。わかるよ。
3人で行った焼肉も、
3人でお揃いのキーホルダーを買ったことも。
そうしてじゃぱさんが言う。
「っ……これ、って……」
“っ……!!!!”
俺となおきりさんは一気に目を開く。
これは3人で撮った集合写真だ。
クシャクシャで血が掛かった写真。
初めて会った時の写真も、
全部全部、俺らだけの写真だった。
「っ……、そんなに仲良かったんだね…そりゃ悲しいね…」
じゃぱぱさんが言う。悲しいよ。怖い。悲しい。
こんなんじゃ俺は生きていけない。
シヴァさんのスマホカバーも俺らの写真、グッズのシールを
挟んであった。
そして救急隊員が到着する。
“運びます!”
何事も無かったくらい一瞬で病院に運ばれた。
そうして1時間後。病院のモニターのゆっくりな音が
“ピーッ……”
止まる。止まった。
“シヴァさん!!!”
“ねぇ、しっかりしてよ!!!”
“まだ、僕たちと絡もうよ……”
3人の声が1斉に上がる。
お医者さんの声。担当してくれていた人の声。
“○時〇分、シヴァさんはお亡くなりになられました。─”
ありがとう、シヴァさん。
大好きだったよ、シヴァさん。
こんな亡くなり方、嫌だよ。
“俺も、すぐ行くから-”
コメント
4件
本当に好きすぎます✨ 好きすぎて100もいいねしちゃいましたっ
いち 、 ?? 書き方うますぎるすき