31日目
昨日は土砂降りの雨だったけど、今日はもう晴れてるよ。
やっぱり、天気が良いと気持ちいいね……。
今までは日差しが嫌で溶けそうだったけど、
病院に入院したお陰か日差しが慣れてきたな…
久しぶりに散歩でもしたいな。
奏
暇だから病院内を散歩していると……
『ま、まふゆ…?』
まふゆに出会ってしまった。
『あ、あはは……元気、?』
まふゆは真っ黒な瞳で、私の事をジーッと見ている。
「……病室、来て」
まふゆに手を引かれ私はまふゆの病室に行く事になった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「……そこ、座って」
『あ、う、うん…』
まふゆの病室には血…?の付いたカッターや赤い水、?が少しだけ入っている瓶、ベッドに染みた血……?のような物など、怪しげなものが散らばっていた。
『ど、どうしたの……?』
私が声を掛けると、まふゆは机の上のカッターを手首に当て、スーッと手馴れた手つきで切った。
『ま、まふゆ!?危ないよ…!』
私がカッターを取り上げようとした時、まふゆはカッターを床に投げた。
『ぁ、え……?』
「……」
まふゆは無言のまま、パックリ開いた傷口から出る血を舐めた。
『!?』
私は動揺して何も出来ない。
「……ゴクンッ」
更にまふゆはその血を瓶に入れ、水と混ぜて飲む。
『な、何…して、、』
少し表情を歪ませながらもまふゆはいつものルーティーンの様に事を終わらせた。
「……今日は、天気がいいね」
ニコリと笑って話しかけて来るまふゆは狂気すらも感じた。
コメント
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やっば…鳥肌立った