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君を助けたいんだ

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君を助けたいんだ

第2話 - Ｎｏ．1

1,010

2023年02月21日

#stxxx

#桃橙

#参加型

りゅね @ 低浮上

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りゅね @ 低浮上

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学級閉鎖になってしまった))

めっちゃ暇になってしまった))

ᔕTᗩᖇT

ｶﾞﾁｬ

橙「行ってきま~す!!」

せ「行ってらっしゃい~」

ﾊﾟﾀﾝ

俺は徒波橙

私立苺中学に通う、中学一年生

学校は楽しい

「おい!!橙!!」

橙「モブやんｯ!!」

こいつはモブ

入学式の次の日に仲良くなった子

頭は悪いけど兄弟の話で盛り上がる

「宿題したか?今日めっちゃ厳しい先生だぞ?」

橙「嘘やん!!終わっとるけど…」

橙「まさか…なぁ?」

「その通りｯ!!写させてくれ!!」

モブはよく宿題をやらない

めんどくさいのはわかっとるけど…

やらんとあかんのはやらんと意味が無い

橙「今回だけな…?」

「おう!!」

あ…これ明日もや…

ｶﾞﾗｯ

「席座れ~、お知らせがある」

……?お知らせ?

急やな…

「転校生がいる、入ってこい」

ｶﾞﾗｯ

桃「百瀬桃です…よろしくお願いします」ﾍﾟｺｯ

「席は…徒波、いいか?」

橙「あ…はい」

ｺﾄｺﾄ

橙「よろしくな…はい、ノート写してええよ…」

桃「こく…」

大人しいな…

ん…ｯ?なんで長袖?

しかも片手だけ?

おかしいな…

昼休み/屋上

「今日の百瀬さん…?だっけ?なんかおかしくなかったか?」

橙「モブも?やっぱりか…」

俺らの感はわかってたみたいだった

「しかも片手だけ長袖だろ?」

「片方は腕まくりしてるのに…」

橙「ほんま…なんか隠してるんかな」

ｶﾞﾁｬ

桃「ぁ…ｯ」

橙「ぁ…」

目…あってもうた…

桃「し…失礼…しまし…た…ｯ」

ﾊﾟﾀﾝ

「行ってしまったな…」

橙「話すん…苦手なんかな…」

「なんで…?そう思うのだ?」

橙「ただの感やで」

「とにかく、食べるぞ｣

橙「おん」

兄ちゃんに聞いてみるか…

休み時間/教室

「百瀬さんって、なんで片手だけ腕まくりしてないの~?」

休み時間、桃さんの周りにたくさんの人が集まった

桃「理由…あって…」

「どんな理由なんだ?」

話は片手の腕の話

俺も少しは気になる

桃「あんま…聞かないで…ｯ」

「なんでよ…めっちゃ気になるんですけど~?」

「ほんと、こんなかっこいい顔してんのに…目損なった」

少しづつ、悪口になってきてたが…

桃「…」

桃さんは無表情だった

橙「桃さん…我慢しなくてええねんで…?ガツンって言ったらええのに」

俺は話してみた

少し怖かったけど…

桃「ガツンって言いたくない…」

桃「あの時みたいに…なりたくないから…ｯ」

橙「あの時…?」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

桃「じゃ…」

…?

あの時って…なんや…ｯ?