68日目
んー、、あ、洗濯物干すの忘れてた…
干してくるね
奏
洗濯物を干していると、1匹の猫が私の足元にスリスリしてくる。
『わっ、猫だ…ふふっ可愛い』
優しく頭を撫でる。
「奏?」
『え?』
後ろを振り返るとまふゆが居た。
目は光で溢れている
私とは、違って…
『まふゆ…!』
「その猫、どうしたの?」
『あ、この子は何か洗濯物干してたらスリスリしてきて……』
「……可愛いね」
まふゆも一緒に頭を撫でる。
猫って、可愛いなぁ…
ズキッ
『っ…、?』
「奏?」
突然頭がズキッと痛む。
「大丈夫……?」
『あはは…うん、心配しないで…』
でも私の意識は薄れていく。
「っ、奏…! 」
よろける私をまふゆはしっかりと支えてくれた。
「大丈夫?…家、上がらせてもらうね」
『うん…ごめん、ね…』
まふゆは私を抱えて家に入った。
猫は、ただ見つめていた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「奏、体調は?」
まふゆは私をソファに座らせる。
『少し、良くなってき ー』
『っ……!』
突然脳内に映像が流れ込む。
何気ない横断歩道。
そこにトラックが突っ込んでくる。
少女は猫を庇い、轢かれる
もう1人の子は絶望に包まれる。
……そんな物語のような、不思議な映像がふと流れ込んできたのだ。
「大丈夫、?」
『うん…だけど、今……』
「?」
『…やっぱり、なんでもないよ……』
すると私のスマホに1件のメールが入る。
表示された内容は__
【かなで、どうしようこわいよこわいたすけてどうして】
コメント
2件
絵名!?奏!?バッドエンドだけはやめてくれ、、、、
2人ともぉぉ!?