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間違ったことをしてしまった、というのを理解するのには時間はかからなかった。

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りぃちょくんの家を逃げるように飛び出して公園のベンチに座り込む。

憎悪、恨み、……そんな物ではなくて。

強いて言うなら……嫉妬。

……いや、羨ましかった。の方が正しいだろう。

こんな時にでも初めに「りぃちょくんを守れなかった自分に腹が立った」という考えすら出てこないのは俺の酷い所。


“…流石は長男、w”



❤️「………………っ、」



「長男」

そんな言葉がいつしか嫌いになっていた。

「長男だから弟のために」

「長男だから弱みなんて見せず」

それが「長男らしい」振る舞いだった。

誰かにそうしろと言われた訳でもない。

ただ、周りの雰囲気から、あぁ、こうしなくちゃ、だなんて思うようになっていた。



いつの間にか溢れている涙は誰のせいか。

必死で袖で拭き取り、下を向く。




ポト…ポト……



ふと頭に当たる小さな水滴。

それは瞬時に強い衝撃へと変わっていった。

ザーッという音とともに俺の頭が、服が濡れていく。

けれども家に帰る気分でもなかった。



♡「……風邪、ひくよ」



「__キャメさん」



❤️「…俺、最低なことしちゃったなぁ……、」



視界の端に映ったウルフカットの髪の毛に向かって、そう呟いた。

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【𝐏𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞】

❤️キャメロン

本名➝桐野論

りぃちょの親友。

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𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.

騙し、騙され、儚い嘘を。

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