テラーノベル
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魔法学校の校庭には、緑の芝生の上に銀色の像がある。その像は、剣に蛇がとぐろを巻いている。深淵の魔術師が言った使い魔とは、この蛇のことだ。
「さあ、始めましょう」
深淵の魔術師が手に持った杖がまばゆく光ると同時に、蛇が水色になって剣から離れて動き出した。蛇はなめらかに緑の芝生を動いている。
「じゃあ、ルート君お手本見せて」
「は、はい!」
蛇は距離を保ちながら、こちらの様子を伺っている。
「炎より蒼き業火」
私の目の前に、青い炎が上がる。蛇と私を隔てる炎の盾。防御魔法―それそのものには威力はないものの、相手を近付けさせないことが出来る。
それを見て、蛇は一瞬怯んだ。
「魔界の王、闇より来たりて生者を屠れ、ラデス」
黒い塊が、蛇を飲み込んだかと思うと、その塊は弾けた。黒い霧が消えたあと、蛇が少し不思議そうな顔をして、首を振った。
暗黒魔法―といっても初歩的な―でも、この蛇にはまったく効いていないようだった。
コメント
1件
第4話読みました!深淵の魔術師の使い魔が蛇ってのが渋いですね。しかも像から実体化する演出、かっこよかったです。青い炎の防御魔法で一旦怯ませてからの暗黒魔法「ラデス」が通じなかった流れ、魔法の相性や階級の違いを感じさせてワクワクしました。蛇が「不思議そうな顔」ってとこも可愛くて憎めないw 次の展開が気になります!
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