# K . ⚃ との合作、優香様のコンテスト。
続き+桃目線のお話。(相手は赤目線)
なので相手側から見た方が良いかも。私のフォロ欄からどうぞ。
→引退してるけど作品は残ってます。
¦ irxs ¦ 二次創作 ¦ 桃×赤 ¦ 赤×桃 ¦ R描写無し ¦
# 優香ラストコンテスト
『』→トーク
「」→現実(?)
相手のセリフとは少し違う部分もあるけど許してください(描きやすいようにしてるのでわざとです)
自分で続き書いたとこすっごい下手くそです。遅くなったのにごめんなさいほんと
───
桃『ねぇ、もし俺がいなくなったらどうする?』
りうら宛へと送ったLINE。
特に理由もなく送って直ぐに送信取り消しをする。
じゃあなんで送ったんだよ、なんて考えは一旦置いといて。
少し経って
赤『なに ?』
と 3文字だけ言葉が送られてくる。
文面だからか 少し冷たさを感じる。
桃『あ、起きてたんだ』
思ったことをそのまま文面にして りうら宛へと送る
赤『うん、なに どうしたの』
桃『ごめんね、こんな深夜に』
今は午前2時。まあだいたいの人は寝ている時間だろう。
こんな時間までりうらは何をしていたんだろう。歌の収録でもしてたのかな。
赤『で、さっきなんて送ったの?』
桃「ん…とっ」
少し考えたあと
桃『死のうかなって』
どうせ死ぬなら隠す意味もないかなと思い先程りうらのトークから取り消しをした内容を暴露する。
赤「…は、?」
赤『え、ちょっと待って』
赤『何言ってんの??』
桃『え、だから …死のうかなって思って』
赤『そんな、なんで 急に』
なんで、って言われてもな。
桃『んー、なんか色々疲れちゃって 笑』
赤「え…っ、」
赤『ねぇ、話せない?』
赤『お願い』
桃「…」
桃『いいよ、ちょっとだけならね。』
りうらからかかってきた通話へのお誘い。
緑のボタンをスライドして対応する。
赤「っねぇ!なんで急に、」
桃「あ、ぇ、?」
繋がった途端大きな声で喋られて言葉が出なくなる。
そんな俺を追い詰めるように
赤「今どこにいんの。」
赤「そっち行くから 。」
桃「…ぇ、」
桃「…いい 。」
桃「来ないで」
桃「死ぬ時ぐらい楽にさせて。」
途切れ途切れになりながらも想いを伝えきる。
そうすると言葉を詰まらせたりうらはあうあう言いながら
赤「…そんなの無理だよ、」
……これ以上関わらないで
赤「お願い、場所教え」
ぷつっと言う機械音を出し りうらとの通話をきる。
ごめんね、でもみっともないところ見せたくないから。
最後の記憶はかっこいい俺のままがいいから。
───
少し肌寒い外。
目的地目指して歩いていく。
───
裏口から入れちゃうの セキュリティガバガバだよな、なんて思いつつ 学校に侵入する。
俺が目指している場所は澄んだ星空の見える学校の屋上。
そこからならきっと死ねるから 。
───
綺麗な星空を見て余韻に浸るような はたまた死ぬのを怖がっているのか
宙に浮いている足をぶらぶらさせながらぼーっとする。
こういう時間が1番好きかもな、なーんて。
風になびく俺の髪と服。目に溜まっている液体。
「っ、ないくん゛!!!」
「ないぐ…っ」
後ろから大声が聞こえたと思ったら2度目は弱々しく俺の名前を叫ぶ人物。
その人物は間違いなくりうらで
来ないで、なんて言っても
きっとどこかでは期待してた自分がいたんだなって
自覚させられて。
どばっと堰き止めていたものが溢れ出してきそうになる。
赤「……っないくんは…どうしたい?」
先程と変わらず弱々しい声で聞いてくるりうら。
桃「……来ないでって、言ったのに…笑」
俺も人のこと言えないな。
泣いてるのを悟られたくなくて必死に耐えようとしているせいで声が細く小さいものになる。
桃「やっぱり りうらはりうらだね」
赤「なに言ってんの…笑」
赤「ねぇ ないくん」
赤「今までよく頑張ったね」
…そんな綺麗事。
きらいなのに でも何故か堰き止めていたものが溢れだしてきて。
あーあ、俺ちょろいなって思って。
ぐちゃぐちゃの感情のまま 本能のまま
りうらの方を向いて すぐ元の方向へと顔を動かして。
意味なんてないけど、弱い所をあまり見せたくなくて。
桃「..りうらは 魔法使いみたいだね」
桃「おれ、りうらの言葉に何度も救われてんだよ」
赤「え……」
赤「…ほん と……?」
桃「いつも……いつもそうだった。」
桃「俺がしんどい時はいつも魔法をかけてくれた。」
桃「笑顔になれるおまじない…」
桃「覚えてるかな? 笑」
赤「ぁ……」
ずっと忘れない。
小学二年生の頃、泣き虫だった俺にりうらがかけてくれた言葉。
桃「おれ…っ」
耐えきれなくなって、肩を動かしてしまった。
りうらには見えてないけど涙がこぼれ落ちて 先の見えない下へと落ちていく。
赤「…」
赤「……ないくんが飛ぶなら 俺、一緒に飛ぶよ」
桃「……え」
だめ。だめだ。
りうらが俺のせいで死んでしまうなんて、
桃「…なんで、なんでそこまでしてくれるの ?笑」
赤「なんで、って言われても…」
もう泣いているのを隠せるほど感情は落ち着いていなかった。
桃「…りうらはなんでも出来る。」
桃「それに若いし俺なんかに命かけたら勿体ないでしょ、 笑」
桃「だから、俺の事なんて忘れてよ……っ 笑」
涙が止まらなくて 途切れ途切れな喋り方になって 最後の方なんて何言ってるか聞こえてないかもしれない。
俺の我儘、それなのにりうらは俺の横に来てくれて。
赤「…好きだから、全部一緒にしたいし生きてる時間もずっと一緒がいい。」
赤「ないくんが死んじゃうなんて」
赤「……俺、耐えられないから。」
赤「一緒に死んじゃった方がマシだから 笑」
赤「飛ぶなら一緒に飛ぼう ?」
桃「……」
心が揺らぐ。
りうらを殺しちゃダメ。
でも飛びたい でもりうらと一緒にいたい。
ここでも俺の我儘ばかり。
もうやだ、どうすればいいんだって自己嫌悪までしてくる。
赤「…最近さ、近くにドーナツ屋さん出来たんだって。」
桃「…?」
赤「明日、何時でもいいから行こうよ。」
赤「明後日でもいいよ。なんならドーナツ屋さんじゃなくてもいい。どこでもいいから、」
赤「俺と楽しいことしよう。ないくんが、心から笑えて過ごせること。」
……あー
こんな言葉に揺らぐぐらいの覚悟じゃなかったはずなのに
結局死にたくなかった?それとも相手がりうらだから?
…
わかんないけど それでも
桃「……帰る。」
桃「…りうらと。」
赤「ぁ……」
赤「…そっか、帰ろう!」
赤「帰りにコンビニも寄ろう、寝るまで映画でも見よう。」
何気ない日常の中に潜む楽しみ、ワクワク感。
りうらはそれを持ってきてくれる。
そんなりうらだから俺は生きる選択を選んだのかもしれない。
───
期待はずれな作品になっていたらごめんなさい。
コメント
5件
最高最強べりーぐっど
急いで完成させたので誤字とかあったら教えてください🙏🏻🙏🏻 Kのフォロワー様がお気に召すと幸いです…