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薄暗部屋で、僕は生まれた時彼閉じ込められていた。感情すらない僕を……。
大きなお屋敷に数人のメイドと執事、そして暖かい家庭。父親は大手の社長、母親はモデル。そんな家庭で育った私は、案の定わがままになっていた。そんな私に母親は……。
「あなたは、とある資産家の息子さんと許嫁になってもらうわ」
その唐突な言葉に私は耳を疑った。きっと、その男も私と同じくワガママになっているに違いないのだから。許嫁……その言葉が夜が老けても忘れられなかった。そのままいつの間にか男と会う当日になっていて。私は、急いで家を出る準備をした。母親が昨日言っていたことだが、私はその男と共に暮らすそうだ。そんな唐突な事を言われても、とは思ったが断る訳には行かなかった。そしてやっとの思いで、お屋敷まで着いた。そこにはもう家具が置いてあって。
「おかえりなさいませ、お嬢様」
とメイドが出迎えた。まるで、家に帰ってきた心地がした。資産家の息子だ。きっと、とてもわがままなのだろう。とそう思い入ると、ダンボールを掛け布団・敷布団・枕にして眠っている男がいた。誰だろう。……まさか侵入者!?
「ウェイン!侵入者が!」
と侵入者らしき男を指さしながらメイドの名前を呼んだ。するとメイドは、不思議そうに私を見ている。何やら嫌な予感がした。
「……あっはっ!」
どこからか声が聞こえた……。まさか!
「君が僕の許嫁さん?」
とその声の主は起き上がった。そしてこちらをくるりと向いて垂れ下がった目を閉じてニコリと言っていた。この男が許嫁?こんな、ホームレスのような男が?……と頭の中で自問自答を繰り返す。そして、男は私の元へ近寄り、垂れ下がっためでこちらをじっと見ている。
ー・ー・ー
僕は許嫁がどんなのか気になっていた。しかし、眠気が襲ってきてしまったのだ。流石に眠気には逆らいたくないと思い。ダンボールをメイドたちからいただき。寝床を作った。そして、ガチャッも言う音が聞こえる。そして、叫んでいる……。あー、多分僕のことについてだな。急に笑いが込み上げてきた。もう喋ってもいいだろう?……そう思い。
「……あっはっ!」
と笑って見せた。どうやら驚いているようだ。まぁ!この女の子が僕の許嫁かは分からない。ならば聞くしかないのだ。でもどう聞こうか……。もうシンプルでいいだろう。
「君が僕の許嫁さん?」
と言って彼女の顔をよく見る。僕とは違ってつり目のようだ。こういう目が欲しかったのだが。許嫁がこの顔じゃ……。でもまぁ、可愛いからいいだろう。
しかしまぁ、すごく可愛い子が来たものだ。僕にはもったいない。……そぅ。
勿体ないのだ。