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へい!我が不倶戴天の敵リア友よ見てるか⁉︎
言い忘れていたが俺の小説は諸説あるからな。
それでは本編へ〜。
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1918年。
ライヒの死後。ドイツ兵は戦意が削がれ、当時、最新兵器のイギリス用いるマーク1戦車に手も足も出なかった。
更にアメリカの参戦により。帝政ドイツの敗北で第一次世界大戦、史上最悪の戦争は幕を下ろした。
この戦争でオーハンは崩壊し、ロシアでは革命が起きた。
そして間も無くして、平和が訪れた。
否。
「これは平和ではない20年余りの休戦だ」フランス陸軍軍人より。
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(誰かが言った。「人が大切なモノを失った時どんな感情が湧くのだろうか。」
その時は気にも留めていなかった。
だってそんな事考えてくないって思っていたから。自分にはそんなの起こらないって思っていたから。思っていた。
だが俺は過信していたのだ。
それは誰もが起こりゆる世界だと見えていなかった。)
彼は孤高に燦々と降る雪の中、熱を失った父を抱きしめていた。
(ただの胸に当たった一つの鉛玉で世界はひっくり変える事ができる。
殴り、倍で返され殺される。誰も助けてくれない。誰も止めてくれなかった。誰もライヒに手助けをしてくれなかった。
Q「人が大切なモノを失った時どんな感情が湧くのだろうか」
その答えがわかった気がする。
A『全てだ。』)
彼に湧いた感情。悲しみ、怒り、後悔、虚無。それらは体に溶け込みように渦を巻いで湧き上がっていた。どす黒く溢れるばかりの殺意。
(殺してやる。イギリスもフランスもアメリカも、お前らも。)
序 第六話 『全人類に復讐を』
そう、冬の夜空に彼は誓った。
それが悪夢の始まりだった。
それからベルリンオリンピックが行われた。しかし最後のパレードはこれから始まる悪夢の最後の嘆きだと彼は思った。
1939年
独ソ不可侵条約が結ばれた。
そして、独裁国家によるポーランド侵攻が行われた。
だがこれは彼にとって前段階に過ぎず。
ナチ「ポーランドだけに留まらず。“あくまで俺は全人類に復讐をする事が目的だ”。」
そして枢軸を結成。
ナチは更に領土を拡大すべく、交渉をし尽くした。
ナチはその世界屈指の技巧を駆使し、フランスへと侵攻。道中のオランダやベルギーのライン前線はあっさり通過され、フランスのマジノ前線を突破した。
フランス「、、、あれが電撃戦。くっそ争うことすら出来ない、、、くっそ!。」
チャキ
フランス「!」
ナチ「降伏しろ。」
フランス(前哨基地が突破されて、、、!)
フランス「、、、。ハお言葉ですが、、、やなこった!誰が降伏なんてするものか!」
ナチ「じぁ死ね。」
フランス「!」
1941年
ナチは不可侵条約を破り、ソ連へと侵攻を開始。二正面作戦を決行した。
翌日、ソ連の一人がナチの所へ足を運んだ。
ソ連「、、、、、、これはどうゆうことだ。ナチ。」
ナチ「、、、勘がいいお前なら分かるはずさ。」
ソ連「、、、もし本当だとしたら俺は枢軸を裏切り連合につくぞ。」
ナチ「別にそうすればいい。」
ソ連「、、、⁉︎」
ナチ「俺はお前を信じていたんじゃない。お前が裏切ると信じてたんだ。」
ソ連「ッ! 、、、このフリッツが!」
ナチ「なんとでも言え。」
ソ連(、、、、、、分からない。コイツが何をしたいかなんて。
、、、一つだけわかるとしたら、コイツは無になりたいって顔をしている。)
そしてナチの侵攻と共に第二次世界大戦が始まりの鐘が轟いた。
『地上の扉は開かれた静かな海に向かえ。』
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〜独日伊同盟会議終了後〜
イタ王「、、、。」
日帝「、、、。」
イタ王「、、、ねぇ気まずくない?」
日帝「、、、。」
イタ王「ねぇねねねねねn。」
日帝「黙れ。」
イタ王「◉▼◉」
イタ王「、、、あのさナチのことどう思う?」
日帝(、、、⁉︎急に話し進め出したぞコイツ。)
しばれ日帝は考えた後放った。
日帝「、、、、、、まぁ一言で言うなれば未亡人だな。」
イタ王「、、、そっか。」
イタ王「そうだね。」
日帝「?」
そっと日帝はイタ王の顔を覗き込んだ。よくも悪くも、どこか不安を抱えている顔だった。
恐らくナチを気にかけているのだろうと日帝は思った。
イタ王は彼の奥に潜む素性を悟っていた。
しばらくして解散となり、会議室にイタ王とナチだけが取り残された。
静寂の空気にイタ王がナチに問うた。
イタ王「、、、無理してない?」
ナチ「?、、、別に。」
イタ王「そっか。、、、ナチは凄いもんね。ioが戦っている間にもフランスを占領して。」
ナチ「、、、あぁ、、、お褒めの言葉感謝する。」
淡々と笑顔で言うナチの顔に何かあるとイタ王には読み取れた。笑顔の中に苦しみがある事に。 しかしそれは本人も気づいていない感情でありイタ王は率直に話すかどうか迷っていた。
ナチ「、、、そうか。」
イタ王「じゃioも帰るね。それではまた。」
ナチ「あぁじゃあな。」
会議に一人だけの気配が取り残された。
独りになった彼はドッド疲れが出た。
ナチ「、、、俺。変かな。」
独りになると自分すら分からない、繕った笑顔が崩れた。
ふと彼は鏡を見た。映ったのは。
化け物だ。
(戦争をし始めて少しずつ自分が汚く黒く思えてきた。周りの奴らも言った、俺は悪魔だと。そんな醜い俺に同盟ができた。同盟する相手を間違えたかも知れない。一人は父上を裏切った者。もう一人はアジアの異様な列強者。けど心から嬉しかった。
だからこそ、俺はコイツらに不似合いなのではと思う。)
(こんな俺のせいで誰かが、、、。)
彼は立ち上がり自室へ戻り、机の椅子に座った。
(もし愛を知っていたのならこうならなかったのかな。
もし愛されたのならうまく笑えてたのかな。
もし愛を貰えてたら、愛せてたのかな。)
(ダレか教えテくれよ。)
自傷に駆られた彼は刃物で自分の肌に血を垂れ流した。
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序 第六話『全人類に復讐を』 完
それではまた戦場で、と彼によろしく。
コメント
6件
ナチがどんどん崩れそうになって行ってるけど、ナチがどんどん狂って行ってるような、愛を求めてるような、 あと主さん最初挨拶元気だったけど急に壊れて行ってる気がする(今更)
存在感がありそうでなさそうなのが(堕ちてる)好き。 変なこと言うけど死ぬときがただ倒れるのではなく最後の最後まで全身に出血してそう(思想)
ナチ、リスカだと、、、 やっぱ自分が弱ってるときに仲間ができると嬉しいけど同時に恐怖感も覚えちゃうんだろうね(知らんけど