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#文スト中原中也夢
茉莉(まつり)
9,853
78
向葵/あおい 引退済み
720
3話 2つの世界
翌朝、デビルズパレスのダイニングには、いつもと変わらない穏やかな朝の光が差し込んでいた。
主様がテーブルにつき、ベリアンが手際よく淹れたてのモーニングティーをサーブする。完璧に温められたカップから立ち上る湯気を見つめながら、主様はふとベリアンの顔を見上げた。
「ベリアン、なんだか今日は少し嬉しそうだね? 何か良いことでもあったの?」
その問いかけに、ベリアンは一瞬だけ驚いたように目を見開いたが、すぐにいつもの涼やかな微笑みを浮かべた。
「……いいえ、特にそのようなことは。ただ、昨夜は少し珍しい『お客様』とお茶を嗜む機会がございまして」
「お客様……? パレスに?」
首を傾げる主様に、ベリアンは優しく微笑みながら、焼きたてのスコーンが載ったプレートをそっと差し出した。
「ええ。とても掴みどころのない、ですが……ご自身の道を強く生きていらっしゃるような、不思議なお方でした。その方との会話のおかげで、私が今こうして主様のお側にいられる幸せを、改めて実感できただけです」
「そう…、私も会いたかったな〜お客さん」
ベリアンは少し間を開けてから言った、「きっとまた会えますよ、これはあくまで私の直感なんですが…」
「?」
「あの方は、結構神出鬼没な気がするんです」
「ほえー、じゃあまた会える確率も高いかもね」ベリアンがあまり太宰のことを話さなかったのは、どことなく嫌か予感がしたからだった
「ほら、主様、紅茶が冷めしまいますよ」
一方その頃、ヨコハマの武装探偵社——。
「……で! お前は昨夜一体どこで何をしていたんだ、太宰ィィ!!」
事務所内に国木田の怒声が響き渡っていた。書類の山を挟んで、太宰はソファに寝転がりながら、優雅に伸びをしている。
他の社員はみな満たれた光景に呆れていた
「やあやあ国木田くん、朝から元気だねぇ。言ったじゃないか、川に流されていたら素敵な庭園に迷い込んで、男前で冷徹な執事さんに極上のハーブティーを振る舞われていたんだよ」
「またそんな馬鹿げた嘘を! 探すのにどれだけの時間と労力がかかったと思っているんだ!」
激怒しながら手帳に何かを書き込もうとする国木田を横目に、太宰は窓の外の青空を見上げた。ふと鼻腔をくすぐるような気がした、あの静かな夜のハーブの香りを思い出しながら、太宰は満足そうに目を細める。
「ふむ……たまにはあんな、誰かを一途に護るための静かな夜というのも、悪くなかったな」
「おい太宰! 聞いているのか!!」
いつもの賑やかで騒がしいヨコハマの日常へと戻っていく。遠く離れた二つの世界で、それぞれの守るべき日常と絆が、今日も静かに続いていた。
これから、彼らの世界がとある事件に巻き込まれるのはまだ先の話…
𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹
どうも主です
では設定を教えます
結構長いので、ドパガキのみんなは飛ばしてもらってOKです
🦋。:°ஐ..*✨☆*。⋆*ೄ。:✨°ஐ..*☆*。🦋
睨むとこうなる⬆️
設定
髪の下の瞳は青で瞳に特殊能力がある
その特殊能力は執事たちの悪魔化を止める力がある、止められるが、代償に目が痛くなる
昔に
茶髪なのになんで青い瞳なの?とキモがられた
小さい頃はまだ目が見えていたけど、それ以来前髪で隠すようになった
瞳のせいでいじめも受けた
ドチャクソ頭がいいが持病、たまに発作がある
例:頭がいなくなる、喘息、お腹が痛くなるなど
運動神経がまあまあいい
この世界でのみチートが使えるが、代償でえぐい眠気が襲う、のでこの力はできるだけ使わないかつ絶対に隠し通す‼️
じゃないとやばい
がいつでも使えるのはさすがにダメなので自分がピンチもしくは仲間がピンチのみ使える
なんか魔王覇気みたいなのも使える
これは代償なし
年齢は16
ではまた👋
コメント
1件
みぅです🤍🥀 3話読み終えました…!ベリアンが太宰と会った翌朝、主様に「嬉しそう」って言われるところ、優しい空気が流れててじーんときました。執事としての静かな幸せを改めて噛みしめてる感じが伝わる…。 一方ヨコハマでは国木田に怒られてる太宰がいて、そのギャップがもう…「一途に護るための静かな夜も悪くなかった」って彼が言うの、なんかすごく響きました。あの夜が確かに彼の中で何か残したんだなって。 二つの世界がまだ交わらず並走してるこの空気感、続きがすごく気になります。これから事件が起きるって伏線も…大事に見守ります🌙 澄さんの紡ぐ世界、今日も大事に読ませてもらいました。ありがとうございます。