12月
『お、おはよ〜🍍』
🍍「ん、おはよ」
高校2年の2学期に転校してきた○○
席が最初から隣だということもあり、それなりに仲良くなった
“訳あって”俺は友達が今こいつしかいない
俺は普通の高校生….とはいえない
父親が大手企業の社長だということもあり、かなりのお金持ち
周りから羨まれたりするけど
俺は普通の生活が欲しかったな…..
『うわ、今日体育じゃねぇか、、』
🍍「あー、、まじ、?」
『お前また出ないの?』
🍍「うるせぇうるせぇ、笑」
「あんなん真面目にやる方がやばいだろ笑」
『お前やっばぁ、w」
……まぁ、というのは建前で、、、
俺の専属執事はありえないほどの過保護だ
過保護、、という言葉でくくってしまっていいのかさえ迷う
あれは度が過ぎてる
嫌いではない、、、けど…
『何してんだよ、早くグラウンド行くぞー」
🍍「あぁ、うん」
俺だって普通に運動したい
でも執事…..📢はそれを許さない
怪我をしたらどうするんだ。
その一点張り
『あーだる…..じゃあな〜俺もう集合だから』
🍍「あぁ、いってら」
今日はサッカーやるんだ….いいなぁ、、、
別に教師も何も言わない
俺の父親が多額の資金を学校に振り込んでいるからだとか
でも、そんなことをしておきながら父親は俺に興味がない
母親は俺が幼いときに病気で亡くなった
幼くして母親を亡くした俺を育てたのは📢だ
立ち直れそうにない俺を救い上げてくれたのも、父ではなく📢だ
母親の遺伝からなのか、俺はほんの少し病弱だっ
そんな俺をここまで健康体にしてくれたのも、まぎれもなく📢だ
腕のいい医者を探しては、なんとか俺を懸命に育てくれた
彼はまだそのとき確か12、13才くらいだと思う
今の俺が16で、📢が23だから…たぶんそのくらい
感謝はしている、感謝しかない
可愛がってくれているのは事実だし、俺も📢のことを好いている
ただ、最近はより一層過保護になったんだよな、、
🍍「、、、、」
「ーーーー!!ーーー!?」
あーあ、この暮らしも疲れたわ
ドンッ
🍍「い”ッッ、!?!」
うわ、考え事してたから何も分からなかった、、、
ッッ、まって、、やばい…..
『ご、ごめんッッ、ごめんなさいっっ、、ポロポロ」
クラスメイトの蹴ったボールが俺の右目に当たる
その反動で後ろに少し倒れ、肘から流血してしまった
『ぁの、えっと…ポロポロ」
クラスメイトがここまで怖がるのには理由がある
これも、📢が関係する
かつて、お金持ちで”少し”顔が整っている俺を恨んだ奴が
俺のことを階段から突き落としたという事件があった
もちろん、📢にもバレた
その次の日から、そいつは学校に来なくなったし、家も無くなっていた
噂はすぐに広まり、あることないこと
全てが囁かれた
だから俺には友達がいない
そもそも、📢は俺に友達がいることを望んでいない
どうせまた裏切られるんだからって、📢は言ってた
それでも内緒で友達を作っていたけど、その事件があってからはあまり俺に近づく奴がいなかった
🍍「だ、大丈夫だって、」
『ごめん、、、わざとじゃ、なくてッッ』
クラスメイトの異様な怖がり様
どうして、俺は同年代のやつにこんな恐怖で怯えた顔を向けられないといけないのか
キーンコーンカーンコーン♪
そのとき、学校のチャイムがなった
クラスメイトはわらわらと教室に帰っていく
そいつも、そそくさと帰って行った
『何があったん?俺あっちのコートだったからよく分かんなかったんだけど…』
🍍「、、いや、別に何もない、、ちょっとボール当たっただけ」
『ほーん?』
怪我のこと、📢にバレたくない、、
バレたくないけど…..
俺には、”あの時間”があるから、、、、
先生「それでは、また明日。」
あっという間に授業は終わった
部活なんてものは当たり前の様に入っていない
入って、いいわけがない
『今日俺部活オフなんだよな〜まじ神』
🍍「あー、これから遊ぶん?」
『おん、部活のメンバーと遊ぶ』
『お前はまた”お迎え”きてんだろ?本当すげぇよなお前の家庭』
🍍「、、、」
「……だろ?w」
『うーわうっぜぇwww』
そんなこというんだったら
変わってほしいよ
校門まで1人で歩く
もう1年半以上もここに通っているのに
未だこの瞬間は注目を浴びる
校門にとまっているベンツは、俺が今から乗り込むもの
7メートルほどまでくると、中から執事が出てきた
📢だ
「本当にあの人かっこいいよね…!!」
「わかる、、、でもあんなに素敵な🍍先輩の執事とか最高じゃん!」
後輩は俺の噂をまだ知らない
だから、あれこれと理想を俺に押し付ける
俺は、そんな”素敵”なやつじゃないのにな
📢はかなり美形
俺の世話なんてせずに、普通の家庭で育ったら
きっと楽しい学校生活や幸せな家庭を築いていたに違いない
そこの面では、いつも申し訳なさが出てしまう
📢「お帰りなさいませ、🍍様」
🍍「、、ぅん、ただいま」
車の中では、お互いなにも話さない
別にそれが気まずいなんて思ったことはない
🍍(、、、、)
少しだけ腫れている右目を、📢はもう気づいているだろうか
保健室になんていったら連絡がいってしまうのは目に見えていたからいけなかった
肘からの流血は止まったけど、特に何も治療は行っていない
バレたくない、、バレたくない…
言い訳、言い訳ないかな、
自分でこけた、?いや後ろ向きにこけるってなに..
目が腫れてる時点でもう詰みなのかな、、
📢「、、、、着きましたよ、🍍様」
🍍「っ、あ、あぁ、うん」
平常心を保たないと、、、、
それなりに家はでかいので、部屋に行くまで少し時間がかかる
📢「今日は学校どうでしたか?」
🍍「楽しかった、」
たわいのない話をする
バレて….ない、?
ガチャンッ
ドンッ
🍍「ッッ!?(ビクッ」
📢「、、、何、その目。」
部屋に入って、2人きりが約束された瞬間
📢の敬語はとれ、目つきが変わる
壁に追い詰められ、こんな時にも綺麗な三白眼がすぐそばにある
🍍「……自分で、、こけた…みたぃ、な」
我ながら嘘が下手すぎる
声が少し合わずってしまう
📢「、、、へぇ…..?」
「んじゃ、いつもみたいにしろよ」
🍍「っ、、、」
いつもみたいに
それは、📢が俺に向けて仕向ける一種の決まりのようなもの
📢「、、ほら、早く”脱げよ”」
📢は、俺が毎日学校から帰ると隅から隅まで俺の体をチェックする
俺はこれが嫌いだ
大嫌い
この瞬間、毎日毎日人としての尊厳が崩れていく音がするから
🍍「、、そんな….毎日、しなくてもっ、」
📢「……..早くしろよ。」
🍍「っ、、ごめん、なさぃ、」
立場は俺の方が上なはずなのに
逆らってはいけないと本能が叫ぶ
自らの手で、📢の目の前で服を脱いでいく
もちろん、下着も何も着てはいけない
もう、、嘘を突き通せない…….
📢「、、、、は……?」
🍍「っ、、」
全身の服を脱ぎ終わったとき、📢は信じられないといった様な目をした
肘からの流血、血は固まっているけど、傷口は少し深い
📢「…..目を怪我する様に前からこけたとしたら、これは何だよ、(グイッ」
🍍「、、、、、ぼーる、が、あたっ、て..」
📢は俺の手を強引に引っ張る
でも痛くはない
引っ張られて、📢側に傾くだけで
決して俺を傷つけない
📢「、、誰が蹴ったボールだよ(低音」
🍍「…….ぃ、え、なぃ、」
だって、あんなに怯えてて…..
彼奴まで本当に家までなくなったとしたら
噂はもっと広まる
偶然かもしれないというみんなの希望も、その瞬間崩れる
📢「、、、、早く言えよ…..」
「なに、?また”あーやって”抱き潰されたいわけ?」
🍍「ヒュッッ、!?」
🍍「そ、れだけはポロポロ」
📢「じゃあ早く言えよ、誰?誰にやられた?」
🍍「、、、、ポロポロ」
言えない、、、
俺のこと一言で、彼奴の人生がめちゃくちゃになって言い訳がない
📢「、、、ふーん、じゃあもういいわ」
🍍「ぅ”わッッ、、、(ドサッ」
📢「、、、壊れるまで終わらないからな。」
🍍「あ”ぁあ❤︎ビュルルルルルル」
「ごめッ、なさ、ぃビュルルルルルルビクビクビク❤︎」
「ぃ”る、📢ぁビュルルルルルル❤︎プシャアアアア❤︎」
📢「、、、❤︎」
俺の主、、、🍍は今、拘束され器具により永遠とイかされている
かつて1度だけ、🍍にこの”お仕置き”をしたことがあった
確か🍍の父親と🍍が喧嘩をし、家を出ていった日だ
夜8時に家を出ることなんて、許していいはずがない
すぐに見つけて、トラウマを刷り込むつもりでお仕置きをした
案の定、🍍はそれからちゃんと俺とのルールを守る様になったと思う
🍍「こ”わぃビュルルルルルル❤︎こわい、よぉポロポロお”ぁっビュルルルルルル」
今の🍍には目隠しをつけている
俺がいることも、🍍にはきっと分かっていない
こんなことをされても
こんなに🍍を縛っても
🍍は俺を嫌うことはなかった
📢(あぁ、可愛い❤︎)
初めて会った日は、🍍が母親を亡くして半年が経った頃だった
俺の親と🍍の親は仲が良く、俺は🍍の執事になることは自然に決まっていたことだった
確か、、13歳ぐらいだったと思う
🍍「ぉにい、ちゃん…..だぁれ、?」
📢「、、、」
可愛いと思った
恋愛的な意味で、
可愛いなと思ったんだ
おかしいことだ
5歳の少年に、この感情を抱くのは
📢「、、、📢と申します」
父によって刷り込まれた敬語で伝える
🍍「……ょろ、しく…?」
そこから俺は🍍から離れなかった
いつでも何でもしたし、🍍も俺を好いていた
🍍「、、2人の時は、タメがいい…かも、?/」
俺のものにしたい
こんなに可愛い息子をほったらかしにする父親よりも
幼くして子供を残した母親よりも
俺が、🍍のことを生涯かけて愛したいと
📢「なー🍍?❤︎」
🍍「い”た、のぉ、?ポロポロビクッビクビクビュルルル❤︎」
🍍は1人が嫌い
自分ではそう思っている
でも違う
🍍は俺がいないとダメなんだよ
📢「誰かいう気になった?」
拘束して数時間
外はすっかり暗くふけている
🍍「○○、って、、奴..ですポロポロん”っ、ビュルルルルルル」
ふーん?そいつね
俺の大事なやつに怪我させたのは
📢「よく言えました〜❤︎(カチッ」
快楽でおかしくなっている🍍をもう少し拝みたかったけど
まぁ、もう器具はいいだろう
🍍「は”あ、っ、は、ビクビクビクビク❤︎」
余韻で震えてる、それでも俺の声がした方向に精一杯手を伸ばそうと頑張る🍍が
愛おしくて仕方がない
シュルルッ
🍍「ぁ、、、ぃ、📢ポロポロ」
📢「、、ははっ、笑…..何か?」
🍍「ごめ、ッッ、なさぃポロポロビクッ」
そうだよな?
お前が最初から全部間違ってたんだよ
📢「🍍?何か言うことあるよな?」
🍍「っ……ご、主人様のことは……絶対、///」
そう、
俺はお前のご主人様なんだよ、🍍❤︎
コメント
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コメント失礼します✋🏻♩ 天才的な作品だしめちゃ好きです🥹❤️ どろどろ系ぽくてほまに好みです🙂↕️🙂↕️