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夜「私の事…?」
?「お前、此の儘で大丈夫か?」
なんの他愛もない質問をされた
夜「大丈夫だけど…」
?「違う。お前なら判るはずだ。この___してる現象を」
夜「…そんなの慣れた。逆に慣れるしか無いしね」
こいつの云ってる事も正しいかもな。
私はこの___から何時_____?
判らないなぁ…
?「…お前は秘密を抱え過ぎだ。それなら此処で_
グッ
刀が首に伸し掛かる
少し血が出る
?「殺してやろうか?」
夜「…生憎。変な人に殺される趣味は無いのでね。私を殺して良い人物なんて一人しか居ない」
?「‥風花か?」
嗚呼。そうだよ。
私を殺して良いのはこの世で風花だけだ。
彼女なら、”私を殺す価値”があるからね。
?「…お前の考えはつくづく読めん」
サー…
手に刺さっていたナイフが消える
夜「…解放してくれるって事?」
?「嗚呼。ただし_
”幸せになれよ”
其処で来た答えは意外なものだった。
?「私は之からも現れる。必要な時にな。」
夜「…私は何時だって幸せだよ?」
その黒い瞳が訴える
?「…そうか」
夜月という”何かは”消える
?「…お前が幸せな場面なんか見た事が無い。」
”自分で泣けないくせに_”
視界が開けてくる
夜「…」
いつもの日常に戻った。
体を少し起き上がらせると、横に居たのは_
夜「太宰…?」
今は寝ているようだが、どっかで来たのか。
時計を見ると六時間経っていた
夜「意識では六分しか経ってないのにな…」
彼はこんな長い時間、待っていたのか。
スッ…
夜「…御免よ」
頭を撫でる
太「ん…」
太宰も寝不足なのだろうか?
目の下に隈が出来ている。
今は寝かせて上げた方が良いな…
そう思いながらソファから重い腰を上げる
夜「…そう云えば、最近風花に会ってない…」
写真立てを見る
二人でツーショットで撮った写真
彼女の顔は笑顔で満たされていた
カレンダーを見る
夜「…明日と明後日は暇か‥会いに行けるかな?」
そう思いながら、彼女は珈琲を入れる
”お前が幸せな場面なんか見た事が無い_”
そう、こいつは思ったのだろう。
そう…かもな。
私の”人生”は「孤独」と云う文字一つでしか無い。
本当の幸せなんて見た事が無い‥かもな。
夜「…本当の愛ってなんだろうね」
彼女はそう云いながら執務室を出る
バタン…
第二章_終了
また第三章も書いていきますが、ある程度書き置きが出来たらにします!