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2025 5⁄5
投稿日2025 5⁄6
おはよう…と言っている場合ではないな
目の前には仮面集団がいる
昨日の焚き火は…?
…足が暖かい
下を見てみると昨日の焚き火
まさか…あの儀式をコイツラはしようとしているのか?
_______儀式と言って
亡くなった人間やこの世界にだけ存在しない人間または國の
魂や人格を生贄の中に入れて乗っ取る儀式だ
熱いと絶対に言ってはいけない
儀式が進んでしまう
ここでしか逃れるチャンスはない
仮面集団「熱いと言え」
掠れたような声だ
皆同じ声なのが不気味だな
…また違和感だ
空?
あ…
暗い
何故?
俺の体内時計は正常な筈…
仮面集団「熱いと言え」
またかしつこいな
俺は戦地を抜けてきたんだから熱さ耐性ぐらいあるわ
………
いや
俺が感じている違和感は空ではないな
俺は木にどう吊るされているのだろうか
そもそも吊るされているのか…?
振り向こうとすると…
仮面集団「振り向くな!」
煩い
どうでもいいのでそのまま振り向くと
翼?
俺の体から翼が生えている
コイツラがナチスの薬を奪ったのか
この翼は実験で使い慣れている
なら…
バサッ!
仮面集団「クソッ追いかけろ!」
ダダダダ
あーなるほど
米国をこの世界に呼びたいのか
仮面A「待って!」
……は?
あの声
掠れていて分かりづらいが
俺なら分かる
あの神経を逆撫でする声は
米国だ
バサッ!
体を180度切り替えて米国の声を出す仮面に猛スピードで向かう
ガシッとソイツを掴む
何処か安全な木は…あった
トタッ
着地成功
仮面を外すと
米国「に…日帝ちゃん」
日帝「やはりお前か」
米国「覚えてくれてて嬉しいよ」
日帝「覚えてないと思ったか?」
米国「いや…そうだね」
日帝「そういえばお前だけは熱いと言えって言ってなかったな」
日帝「嫌がってたし」
米国「日帝ちゃんを生贄にしたくないもん」
日帝「だが誘拐したのは紛れもないお前だろ」
米国「すんません…」
日帝「ま…頑張ったな」
ナデナデ
米国「ちょ…撫でるな」
日帝「満更でも無いくせに」
米国「むむむ…」
日帝「さ…帰ろう」
米国「うん!」
バサッバサッ