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🤍side
🤍「ほ、本当に本当にすみませんでした!!」
❤️「すみませんっ、!!」
「あはは…、大丈夫ですよ、」
💛「ほんっと、怒ってもらって大丈夫ですからね!!!!」
と、分かりやすく怒りを露わにするリーダー。
まぁ、そら怒られるよね、、
撮影終わりのスタジオ。
何度も何度も頭を下げて撮影時間がおしてしまったことを謝罪する。
これに関しては本当に申し訳ないっ、
謝っても許されることではないことはわかってる。
第一、あの場面で舜太に流されていた俺にも非が絶対に…ある、から。
💛「誠に申し訳ございませんでした、」
深々と頭を下げる仁ちゃんにつられて四方に頭を下げる。
ここに居て下さっているスタッフさんもメイクさんも、その他の関係者の皆さんも俺たちの為に集まってくれたのだ、
奴に流されている場合ではなかった。
❤️「……あぁ、申し訳ないなぁ、、」
🤍「……!、舜太があそこであんなことするからっ、!」
❤️「えぇ!?、じゅうも乗り気やったやん!」
なんてこしょこしょとちっさい口喧嘩をする。
この際2人とも悪いのだから喧嘩したところで…って思うけど、
何故か怒りが収まらない。
🤍「の、のりきって…!、」
❤️「あの時突き飛ばしでもしてくれれば、俺だってちゃんと止まれたんに!、」
そんな無茶な、
俺が大好きな舜太を突き飛ばす?、
いやないだろ、俺が無理、
でもそうでもしないと抵抗の色が見えないのは本当でさ。
そんなの受け入れてるって言われたら否定することが出来ない、
🤍「………そんなの、…無理、……///」
はなからどうぞって言ってるようなものだ、
はずかしっ、、!!
てかそもそも突き放してもがっついてくる癖に、
絶対離れてくれなかった、
そんな適当なわけも分からない言い訳を作って自分を落ち着かせる。
❤️「あ、…じゅう顔がまた……、」
💛「お、ま、え、ら、???」
あ、やべ。
見たくもない前を恐る恐る見れば、すっごい鬼のような顔をした仁ちゃんとばっちり目が合う。
ほんとに顔、鬼みたい、
なんてそんな呑気なこと言っている場合では無い。
💛「2人して余裕そうだな??」
にこっと、笑ってるのに目が笑ってない。
もう殺意ましまし、隠す気ないじゃん。
こうなったのも結局半分自業自得なのに仁ちゃんが怖くて後ずさる。
それは舜太も同じだったらしい。
❤️「じ、仁ちゃん…?、そ、そんな怒らんでも……」
💛「なに、俺怒ってないけど?」
いや怒ってますやん。
何コントでもしたいの。
明らかに見て分かるもん。
だからその引き攣った笑顔やめて欲しい、
じりじりと仁ちゃんは距離を詰めてくる。
🤍「ご、ごめん、仁ちゃん。ほ、本当に申し訳ないと思ってるからっ、、」
💛「申し訳ないって思ってるやつの行動じゃないよな?、あ?、」
だめだ、これ何言っても逆効果。
完全に火がついたリーダーを抑えるのって至難の業なんだよ、ね。
誰かが止めに入ったところできっと止まりやしないし、
もう残されたことって抵抗せずに受け止めるぐらいしかない。
💛「今日も最後に2人で来やがって、待たせてる自覚ないんか?、」
ぁ、それはぁ、、、
時間前にきちんと来てた気がするんだけどな、
……時間すぎてたっけ、
💛「第一さ、危機感がねぇんだよ。こんなことしてると大切な仕事が減るし、グループ活動にも支障が__」
って、物凄い早口でばんばん正論を言ってくる。
耳が痛くなるほどの正論を真正面でしっかり受け止めて。
…悪いのは自分たちだし、
仁ちゃんはそれに対して怒ってくれてるんだから…っっ、
って言い聞かせるけど、舜太が悪いって考えがまたチラつく。
💛「ねぇ、聞いてんの?」
怒りMAX仁ちゃん。
なかなかそうないからさ。
事の重大さが、、、
塞ぎたくて目を逸らしたくて、逃げるべきでは無いことぐらい分かっているのに。
何処か助けを求める俺がいる、
……怒られるのが好きなやつなんていないもんね、
どうしよ、確かこの後撮影なかったし、、
何か言いわけを作って逃げる?、
いやいや、悪いのは俺で…
なんて2つの考えがぶつかってただ黙ることしか出来ない。
弁明のしようもないし、否定できる部分もない。
どストレートに言われると流石に心にくる、
💛「だからっ”!!」
……受け止めよう。それしかない。
そう腹にくくって時計をチラ見して。
反省してないでしょ、って言われるかもだけど、ほんとに申し訳ないって思ってる。
たとえ流されたとて、舜太より年上の俺が悪い。
そうだ、うん、これで良い。
そう言い聞かせて。
🤍「…………。」
💛「大体、柔太朗お前が!!」
ぁー、言われるよな、そうだよな。
はなからすれば、そういう風に…、
🩷「はいはい。そこまでにしね?、」
すっ、と目の前が突然塞がれて。
俺と舜太を守るように目の前に出てくる勇ちゃん。
その背中は大きく流石最年長だな、とも思ってしまう。
💛「あ”?、どけよ。たとえお前に言われようが今回ばかりはっ”!!」
🩷「わーてる。わーてる。キレるのも分かる。流石に二人の行動が許せないのは分かるわ。仁人も太智もこの後予定あるから、尚更。」
💛「だったらっ”!!」
🩷「だけどさ、こんな公の場で怒る必要ないだろ。見てらんないわ。」
そう言う勇ちゃんの言葉を聞いて、はっとしたのか仁ちゃんが辺りを見渡す。
辺りを見渡すなりやっと、分かったのか驚いた顔をする。
💛「は、…………うわ、……やったわ、」
🩷「いやいや、それぐらい夢中だったから。」
頭に血が上って、感情的になれば周りが見えなくなるのは必然的で普通。
むしろそれぐらい俺たちにわかって欲しくて、二度と繰り返してほしくなくて怒ってくれていたんだから。
💛「……ほんと、すみません。」
また仁ちゃんが深々と頭を下げる。
あぁ、また俺たちのせいで謝ってる、
リーダーにこんなに頭を下げさせて、
一時の快楽よりもこの押し寄せてくる罪悪感の方が何倍も大きい。
甘く見てた…、完全に、
🩷「はいはい。頭上げて、」
💛「……まじわりぃわ。助かった、」
🩷「全然。てかこの後予定あるんだろ?、」
疲れ果てた仁ちゃんがこっちを睨んでくるが、さっきの勢いはないし、
呆れているようにも見えた。
🤍「ほんとうに、……ごめんなさい、」
今はただ謝ることしか出来ない。
何度も何度も。
💛「もういいわ……疲れた。」
真面目だからこそ、グループのことを一番に考えているからこそ、
きっと今日のことは許せなかったんだって俺だって分かる。
🩷「まぁまぁ、仁人。あとは俺がちゃんと言っとくからさ、」
ね?、と楽屋に行くよう背中を押す勇ちゃん。
その行動に流されるように楽屋へと歩いていく。
🩷「……柔も舜太もほら、行くぞ。」
小声だけど俺たちに届くくらいの声で手招きされて。
勇ちゃんの顔は終始仕方がない、と言わんばかりの表情をしていた。
あぁ、やさしいな、
事情なんて到底言えたものでは無いのに、その彼の優しさについつい甘えてしまう。
後で何してたか、聞かれたらなんて答えよう、
勇ちゃんは…何とかなるかもだけど仁ちゃんは手強いもんなぁ、
とか、呑気なことを考えつつ俺たちは楽屋へと向かった。
「吉田さん、塩﨑さん、移動お願いします。」
着替えやら身支度が終わってやっと休憩かと思いきや移動を始める二人。
この後も仕事だっ……け、
再び襲ってくる罪悪感。
撮影がおしてしまったせいで、全ての予定が狂ったため太ちゃんはどこか不機嫌だ。
💙「……別にええねん、気にしてない。」
ずっとそうは言ってたが、気にしてないわけがない。
見たらわかるから。
💛「…じゃ、行くわ。」
🤍「……っ!、じんちゃっ、」
このどうしようも無い押し潰されそうな気持ちに耐えられなかった。
咄嗟に声を出す。
謝ったってもう無駄なのに、
🤍「えっと、……ぇっ、と」
💛「……………。」
この時間ですら勿体ないのに。
肝心の言葉は見当たらない、
🤍「……っ、そのっ、」
❤️「柔は悪ない。俺が悪いんやから。」
言葉を横から遮って。
ぎゅっと握っていた手を上から優しく包み込んでくれる。
……なんで、
❤️「……やからっ、」
💛「わーってるよ。悪気がないことぐらい分かってるから。俺ももうそんな怒ってないし、」
ぁ、……ぇ、?
💛「柔太朗もそんな思い詰めんな。……みんなの前で怒って悪かったな。」
なんてらしくも無い彼からの言葉と頭の上に優しく手が触れる。
🤍「…………っ、!!」
💛「はいはい。そんな面すんな、ってさせてるのは俺だけど、笑」
💙「柔ちゃんは繊細なんやから。泣かしたらあかんよ、?」
と、さっきまで不機嫌だったはずなのに後から仁ちゃんを小突く太ちゃん。
てか、泣いてないからっ、!
子供でもあるまいっ、!!
💛「いってぇな。じゃ、そういうことだから。舜太も気にすんなよ。」
❤️「……!、ほんまにごめんっ、!!」
💛「はいはい、笑」
そう言って颯爽と出てく2人には、ほんとに頭が上がらない。
ふたりがいてくれなくては、きっと今は無いんだなって毎回思い知らされる。
それは他のメンバーでも変わらないけど。
……ほんと、何度救われたことか、
それぐらい大切で宝物のような存在。
❤️「……ごめんな、じゅう、」
そんな中の一番なんだよ、舜太は。
何をされようがどうされようが、君が一番で特別なのは変わりないから。
🤍「ううん、俺こそごめん。さっき怒っちゃって、」
❤️「…!!、気にしてないで!、俺が悪いんやしっ!!」
🤍「いやいや俺が悪いよ。舜太が言ったことは正しかったし…、」
なんて二人してまた一歩も引かない状況。
こんなだからさ、言い合いしてまた喧嘩みたいになるって学ばないかなぁ、、
❤️「いや俺がっ、」
🤍「俺だって…っ!!、」
🩷「はいはい、どっちもどっちだわ。」
結局、見兼ねた勇ちゃんが割って入ってくれてこのプチ喧嘩は最速で終わりを迎える。
🩷「ほんと仲良いな、お前ら。」
え、それどういう表情?、
なんか苦い薬でも飲んだみたいな、汚いものを見るみたいな何とも言えない表情。
……褒め言葉、、だよね?、
❤️「勇ちゃんには助けて貰ってばっかやなぁ、」
🩷「まぁ、お前らが怒られてるとこなんて見てられねぇんだわ」
な?、ってこっちみて優しく笑ってくれる。
それを見れば、いつもの勇ちゃんだなって思った。
よかった、一件落着ってことでいいよね?、
上がりっぱなしだった肩が安心からか、すとーんっと落ちて、
身体が幾分か楽になる。
🩷「………でも、今回のは見過ごせないのは事実だから。…だ、か、らぁ、」
にやっと、悪魔のような笑みを見せる。
舜太に一瞬だけ視線をずらしたが、その後はずっと俺を見ている。
完全に俺に用があるみたいだ。
🤍「ぇっと、…はや、ちゃん??」
🩷「きちんと話がしたいなって思って。この後、俺ん家来ない?」
🤍「え、俺が?、」
つい間抜けな声が出てしまう。
あれ、もっと大事なものかと…??、
目をぱちくりさせて見るが、どうも勇ちゃんの意図が分からない。
🩷「反省会しようよ。仁人にも頼まれたからさ、」
🤍「…………反省会??、」
あぁ、今さっきのやつのかな、
反省会…か、
まぁ、確かに遅れた理由は言えたものでは無いけど迷惑を掛けたのは事実。
🩷「俺ん家で飲みながら、ちょっと話したいんだよ。最近忙しかったし、」
お願いっ、と顔の目の前で手を合わせて、いかにも申し訳なさそうに。
🩷「柔は明日オフでしょ?、だから…ね?、」
あれ、俺、勇ちゃんにオフって言ったっけ。
てか明日オフなんだ、
なら舜太と家でゆっくりしたいな、
❤️「…!、じゅうは明日オフなんっ!?」
🤍「え、あー、ぽいね。予定確認してなかったけど、、」
え、かわいっ、
俺の彼氏かわいっ、なんでそんな目輝かせて言うのさ、
もう心にクリティカルヒットするって、
これまた嬉しそうに見えないはずの犬のしっぽまで見えてくる。
嬉しさ全開でぶんぶんしっぽを振る、 テレビで良く出る犬みたいな。
🩷「ちゃんと予定ぐらい確認しろよ?、ただでさえ、睡眠不足なんだし、」
🤍「ぇ、あぁ、最近確かに忙しいよね、」
ほんとよく知ってるなぁ、
メンバーの体調面も気にしてるってことか。
にこにこ満面の笑みで詰め寄ってくる勇ちゃん。
そんなに家に来て欲しいのだろうか。
🤍「でも、さすがに申し訳なっ、」
🩷「なーにが申し訳ないだよ。仁人に頼まれてんの。ね、うち来るでしょ?」
🤍「……ぇ、えぇっと、」
❤️「なぁ、それ、俺も行ってええ?」
舜太が横にすっ、と立って勇ちゃんにバレない程度で腰に手を回してくる。
それを反応しないように口を塞ぐ。
この楽屋であんなことをしたのだ。
意識は、する。
🤍「…!、舜太もくるのっ!?」
❤️「もし勇ちゃんが良かったらやけど。」
舜太と顔を見合せ、そっと前を向く。
最悪、俺が酔って潰れてしまった時に隣にいてくれれば心強いな。
俺、酒あんま強くないし。
それに久しぶりに3人で話したいかも。
🩷「…………。」
🤍「ねぇ、勇ちゃん。俺も舜太と3人で話したいな。それに反省会はきちんとみんなでっ、」
🩷「……だめ。」
へ、。
一瞬覗かせた瞳の奥にある黒い何か。
気のせいだよね、俺の見間違い、
❤️「……なんでよ。俺が行ったらあかんの?」
勇ちゃんにしては珍しい。
普段はもっとわいわいやりたいタイプなのに。
それに本人が居なくては反省会もなにも…
🩷「ダメだよ、舜太。この後予定あるでしょ。」
❤️「え、何もないよ、」
🩷「またまたぁ。ほらドラマ撮影あるでしょ?」
そう言われて分かりやすく首を傾げる舜太。
見た感じ本当な気がする。
わざわざ、嘘つくメリットもないし、第一勇ちゃんが知ってるわけ、、
「曽野さんっ、!!」
突然、楽屋の扉が大きな音を立てて開かれる。
開かれた外の方には焦ったように荒い呼吸をするマネージャーさんが立っていた。
「よ、よかった、帰ってなかったんですね、」
❤️「え、ちょ、どないしたんですか、??」
「急遽、ドラマ撮影が今日になってしまって、!」
え、と思わず声が漏れる。
それは舜太も同じだったらしい。
❤️「は、いやいや、今日はないって、」
「すみませんっ!、役者の方々が今日が宜しいと連絡がありまして、」
急遽、なんて言われたら今決まったんだってすぐ分かる。
❤️「ぇ………えぇ、」
🩷「ほら、仕事あるんだろ?、」
❤️「………っ、」
「支度でき次第すぐ出発します!、自分は外で待ってますね。」
マネージャーさんは忙しそうにそそくさと出ていった。
え、勇ちゃんは撮影があるって知ってた…わけないよね、急遽って、
でも、なんで知って、
勘…なのだろうか、
🩷「ほらほら、支度しろよー。遅れるとまずいんだろ?」
❤️「……っ、なんで、勇ちゃんは撮影あるって知ってるん、?」
🩷「……。あー、さっきたまたま来る時にそんな話を聞いてさ。」
いつもと変わらない顔、表情。
なのにどこか不気味だった。
🩷「ほんとは3人でするべきなんだろうけど、撮影あるなら仕方ないよな。」
🤍「……ぇ、ぁ、、」
🩷「舜太には後で内容教えるから、な?」
にや、と笑って俺の腕を掴んでくる。
腰に回されていた舜太の腕は簡単に剥がれて、引き寄せられた。
🤍「はやちゃっ、」
🩷「柔と一緒に居たいのは分かるけどさ。撮影優先だろ?、」
❤️「…っ!!、何を企んでるんっ!!」
🩷「なーんにも。別に何も企んでねぇよ。ただの反省かーい笑」
掴まれている手に力が入る。
🤍「い”っ、、」
❤️「っ!、じゅうっ!」
🩷「はいはい。早く移動しろ。電話鳴ってるぞ。」
鳴り止まない携帯電話。
それはきっとマネージャーさんからのもので。
🩷「もー。柔からもなにか言ったげて?、行く来なさそうだからさ。」
🤍「ぇ、俺がっ?」
❤️「じゅうっ!、そんな反省会行っちゃだめや!!」
🤍「ぇ、ぇ…っと、」
🩷「なーんでよ。別に大したことしないって。」
どうすればいい。
どうするのが正解?、
勇ちゃんの家に行くってなったところで舜太はいない。
かといって、仁ちゃんに頼まれている反省会をしないって言うのも…、
うじうじと決められない。
舜太は苦しそうな顔してるし、勇ちゃんは涼しい顔をしている。
分からない。分からんよ、俺、。
そんなの決めきれなっ、、
🩷「…んもう、電話貸して。」
❤️「ちょっ、なに勝手にっ!!」
🩷「お前らが早く決めきらないからだろ?、…はい、もしもし、」
机の上に置かれていた舜太の携帯電話をすっと持ち上げ、電話をとる。
話の内容的にマネージャーさんだったのだろう。
🩷「はい、はい。伝えておきます、はい。失礼します。……急げってよ、笑」
❤️「……っ、、」
🩷「そのドラマ結構視聴率も良いらしいじゃん?、そんな撮影に穴開けたらだめだろ。」
🤍「しゅん、、た、」
🩷「大丈夫だって。柔はこっちで面倒見るからさ。心置き無く撮影してこいよ。」
一体何を考えてそんな顔をしているのだろうか。
相手は勇ちゃんでメンバーで頼れる最年長。
付き合う前は別に何もなかったのに。
🤍「……。舜太、俺は大丈夫だよ。ちゃんと反省会してくるからさ、」
❤️「違う、違うんやで、じゅう、」
🩷「ね?、柔も言ってんだよ?、良いの?」
お願いだから、そんな顔しないで欲しい。
舜太には笑顔が一番だから、
舜太は少し考えて、眉間に皺を寄せて。
ゆっくりと深呼吸をした。
❤️「…………分かった。行ってくる、」
🤍「舜太っ!」
❤️「やけど、勇ちゃん家行くの許したわけじゃないで!!」
🩷「もー、過保護だな。終わったらすぐ返すよ。日付変わる前に必ず、」
❤️「…信じた無い、」
ぷくっ、と頬を膨らませ拗ね気味な彼が少しばかり、少しではなく
普通に可愛く見えてしまう、
ダメだこんな時に、彼は至って真剣なのだから。
🤍「舜太っ、大丈夫だよ。俺、あんまりお酒飲まないから」
❤️「ウソやろ。そう言って飲んでない日あった?、ないやろ?」
🤍「…それは、」
❤️「とにかく、心配なんよ、」
すっ、と身体が近づいてきて。
掴まれてる腕とか関係なしに舜太が抱きしめてくる。
🤍「…………へ、っ」
❤️「じゅうは可愛いから、そんな子一人で男の家に行かせられへんやろ、、」
🩷「いやいや、メンバーの家だけど。え、」
🤍「ちょっ!?///、勇ちゃん、いるからっ!///」
ぎゅっ、とホールドされて抜け出すにも抜け出せないし、そもそも身動き取れない。
こんなに力強かったっけ、
むしろ、苦しいまである、
🩷「……。早く離れろよ、遅れるぞ。」
❤️「ん〜、じゅう、、」
🤍「分かった!、分かったから!、離れて!///」
くっつき虫ってこういうことか、
なかなか離れてくれない。
❤️「……じゅう、ほんまに行くん?、」
顔を俺の肩にぐりぐりと埋め、苦しそうに声を漏らす。
まるで、捨てられる犬みたいな、
🤍「……。反省会しないとでしょ。大丈夫、勇ちゃんだよ?」
いつも支えてくれてる勇ちゃんだよ?、
大丈夫だって、
そう優しく言えば。
やっと理解したのか、腕を離してくれる。
❤️「………気をつけてな、」
🤍「うん。分かってる。」
🩷「…………。」
舜太の目は心配の色が混ざった瞳をしてた。
手離したくない何かを少しの間誰かに預ける…みたいな、
ようやく、舜太は支度を始めている。
マネージャーさんもきっと待ちくたびれてるだろうなぁ、
❤️「と、とりあえず、なんかあったら連絡してな。俺撮影終わったら迎え行くから、っ」
🩷「大丈夫。送迎は俺がする。」
🤍「え、さすがに、」
🩷「夜道をひとりで歩かせるのは危険でしょ?」
まじで2人して俺をなんだと思ってんの、
俺、一応成人男性だし、男性だし!!!
❤️「ほな、行ってくるな、じゅう。」
🤍「…!、うん!、頑張って!!」
なんか家にいる時みたいな感じがした。
ここ楽屋だったわ、忘れてた
🩷「……さてと、帰ろっか、柔。」
🤍「ほ、ほんとにいいの、」
🩷「良いに決まってんだろ?、帰るぞ!」
送迎まで申し訳ないな、
勇ちゃんに言われた通り、支度を始める。
着替えている最中にも視界に”あの場所”が入ってきて、ついついその気になってしまいそうで。
いやいや、今は勇ちゃんしかいないし、第一やってきた張本人もいないわけで。
そんな盛んではない、多分。
🩷「帰ろ、」
🤍「…っ!、うん!!、」
荷物をもって、楽屋の扉を開ける。
開ければ、ひんやりとした空気が流れ込んでくる。
その空気を遮るように俺は1歩を踏み出した。
🩷「……はははっ♡、馬鹿だなぁ、♡」
回るはずのなかった歯車は突然音を立てて、大きく動き出した。
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