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おもろいやーん
「もう、いいんだよ。」その一言で救われたような、虚しいような、なんとも不思議な気持ちになった。僕は記憶が曖昧になるかのように、執着心が薄れていった。毎日同じような時間に起きてを繰り返しているはずなのに、いつも苦手だった朝が今日は得意に感じた。彼女が亡くなってから早4ヶ月。僕の顔にまだ光が指すことは一度もない。深い闇に囚われたように、薄暗いクマを目に携えて、また一日が始まる。あの子が僕に光をくれたとしたら、僕は何かをあげれたのかを考えた。恐らく、何もあげれてない。悲しいことかもしれないが世間は君を知らない。あの可愛い笑顔も、中毒性のあるえくぼも、目の下にあるほっぺの形も、怒ると右のほっぺを膨らますことも。ただ、唯一世間が知ってるとしたら、あの事件の事だけだろうな。特に有名になった事だから。彼女の死因はただの交通事故だ。ただそこには不可解な点が2つある。1つは、車の中に髪の毛が落ちきっていた事。もうひとつは(ある本)を抱えていた事。その本の名前は(幸せのカタ²チ)という本だ。ここが最も不可解とされてるある点で、この本は出版されていない。そう。世に出回ってないのだ。新しい本とかではなく、自己制作なら確かに納得いくのだろうが、家宅捜索をした所、何もそれらしき証拠は見つからなかった。神隠しなのかと話題にもなったのだ。ただ、僕は、犯人を、許せない。深い憎しみと復讐心を糧に己が思うやり方で相手を追いやり私の感情をそいつの胴体に切り刻んでやりたいと思っている。憎しみは憎しみしか生まないというが、ここで断ち切れば問題ない。僕は謎の使命感に駆られながら、生きることに決めたんだ。そう。全てはあの人の為に。
ーーーA….!.——@8