色の統一された部屋にポツンと一つだけ色の違うそれを見つめる。
大人に経つにつれて存在を忘れる、知育菓子。それを今日食べる。
————-キリトリセン————–
成人後プロ時空
玲王くんが知育菓子を作る。
誤字脱字ある場合があります。
この作品は作者が実際に知育菓子を作ったことを元に作成していますが、メモを取っていないので味、作り方をあやふやなまま作っています。
重要
読んだあとの批判は受け付けません。
他の読者様を深いにさせるコメントはお控えください🙇
——–キリトリ線——–
まぁ..初めて食べるんだけどな。
ファンのプレゼントの中にあったのがきっかけだ。送ってきた主は恐らく小さい子供で、クレヨンで書かれた拙い字のメッセージの下に添えられた、子供らしい棒人間の顔に俺の髪型を載せた絵が載ってあるそんな手紙が同封されていた。
中に入ったプレゼントは知育菓子が幾つか。手紙に目を通すと送り主は知育菓子が好きみたいで小遣いを使って送ってきてくれたみたいだ。
ほのぼのとした感情のままそのプレゼントを持ち帰り今に至る。
さて、今からこの知育菓子の1つを作るのだがその前にsnsにあげる用の写真を取る。送ってくれた主に届くといいんだけどな。
自分の顔が写るように知育菓子を頬の位置に持ってきて、空いてる手でパシャリと一枚撮る。
流石俺!一発でブレもなく写真が撮れた、そのまま写真を投稿してスマホを仕舞う。
「おし、作るか!」
事前に用意は済ませてある、少し沸騰したくらいの温度のお湯を入れたコップ、常温の水、清潔なハサミ。
準備していたハサミで袋を切り取りに沿って切る、その後プラスチックの型も切り取った。
事前の準備はこれでおしまいだ。
準備していたお湯にいくつかある袋、チョコレートのもとと書いてある袋を二つお湯に入れて溶けるまで待つ。
「意外と本格的なんだなぁ」
知育菓子と聞くとねる〇る〇る〇とかのとても簡単無ものを思い浮かべるがこんなものもあるのか。
チョコレートが溶け、袋の1つを切り取った型に流し入れる。もう一つの袋は底に♣️文字のある型に流し入れて、水を入れスプーンで混ぜる。
「すげぇ、生チョコみたいになってきた。」
十分に混ぜたこれと、先程の型に入れたチョコレートを冷蔵庫に入れる。
次にいちごを作る、まぁマジモンのいちごじゃないけど。
型にいちごのもとを入れる、これは粉の様で小さい型に入れるのは少し難しい。入れ終わると水を1杯入れる。
その粉は混ぜ終わる頃にはゼリー状になった。それをいちごの形の型に入れて、余ったものはこれまた他の型に流し入れる。
いちごを作っていた型と同様の物にいちごムースのもとの粉と水1杯を入れて混ぜる。余った方のいちごを入れていた型に、出来たムースを流してこれは放置。
次はオレンジを作る、でもこれはいちごと同じ作り方でゼリー状の俺ものを作って型二つに流して終わり。
その後いちごムースと同様の方法で作るチョコムースを流していちごムースと一緒に放置。
冷蔵庫に入れていた2つのチョコレートを取り出して、生チョコに飾りのもとと書いてある粉を振りかける。
型に入れたチョコとムースを取り出して皿に乗せる上に今まで作った飾りを飾ればこれで全て完成。
「おぉ…!」
手を合わせて早速オレンジチョコムースを食べる。
「ん…そこそこ美味い。」
驚いたことに食感はちゃんとムースで、上のオレンジとチョコの飾りが上手いこと噛み合っている。
これは冷せば相当美味いだろうに…惜しいことをした。
次にいちごムース。口に入れた途端いちご特有の甘酸っぱさを感じた。これは…!子供でも絡みやすい味なのに大人の俺の口にも合う。
次、生チョコを食べてみる。
スプーンで1口分掬い口に運ぶ。これも例に漏れず生チョコの食感が再現されていた。事前に振りかけていた粉もこのチョコの魅力をグッと引き出している。
3口口に運んだ辺りで、全て完食し手を合わせる。
「ご馳走様でした!」
美味かったなぁ…プレゼントで貰った物はあと少しあるからまた作ってみるか。
たまにはこういうのも悪くないかもな。
終わり。
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