rttt
愛重め
御本人様に一切関係ございません。
その先伏字無し
🤝→『』
🌩️🦒→「」
🐝🤣→〈〉
🍱🦖→《》
全員→〔〕
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
🌩️🦒side
『僕、リト君に嘘ついてた、……』
「…は?」
突然テツにそう言われた。何処までが
嘘なのか本当に何もわからない。
心当たりがない。知らない間に好きな奴
から嘘をつかれていたと思うと少し
悲しくなる。でもテツの事だからまた
しょうもない嘘かもしれないとも思うと
今度は少し安心する。テツのたった一言
でこんなにも情緒が不安定になっている
俺は馬鹿だなと思いつつ何が何処まで
嘘なのか本人の口から聞く。
『…本当はね、リト君と別れた理由』
『僕がリト君を想う気持ちが冷めたから、』
『だったじゃん…?』
「そうだな」
『それ、…嘘、なんだよね、……』
いつも馬鹿みたいに声デカイ癖に今では
倍ぐらいに小さくなっている。テツの手も
少し震えている。俺に嘘をついたから
怒られるとでも思っているのだろうか。
顔を覗くととても不安げな顔をしている。
嘘ついたくらいでそんな怒んねぇよ、
なんて心で思いながらテツの話を引き続き
聞く。
『僕、あの時はあぁ言ったけど、本当は』
『まだリト君の事好きなんだ、』
『別れたくもなかった、ずっと一緒がいいと』
『思ってた。』
「……、」
『だけど、付き合った頃から結構経ったぐらい』
『リト君の事独占したい気持ちが強くなってきてて、』
『このままじゃリト君の事束縛しちゃうって』
『思って、…リト君が自由になれないのは』
『僕嫌だったから、っ…だから、』
『束縛しない内に僕からリト君を離そうと』
『思って、……ごめん、ごめんなさい、』
『自分勝手に行動して、挙句リト君と』
『別れた事がつらくなって、周りに迷惑かけちゃって、……』
『自分勝手すぎる事をしたのはわかってる、』
『だけど、僕の一方的な気持ちでリト君を』
『縛るのはすごく嫌だったんだ、。』
『本当にごめん、っ……リト君、』
「……、、」
『許せとは言わない。また前の関係に戻りたいなんて事も』
『言わない。ただ僕の本当の気持ちだけは』
『知っといて欲しい、。』
『本当に、ごめんなさぃ、……っ』
そうテツはずっと謝っている。終いには
頭を深く下げている。そこまでしなくても
いいのに、なんて思う。俺はてっきり
本当にテツが俺を想う気持ちが冷めたんだ
とばかり思っていた。だからこの件に
ついては仕方がない事だと思っていた。
だけど今テツの本当の気持ちを知った。
本当は俺を想う気持ちが冷めたんじゃな
かった事。別れたくなかった事。別れた後も
つらくてテツ自身も可笑しくなっていた事。
全て俺に話してくれた。その話を聞いて
テツがどれだけしんどい思いをしていた
のか心が痛くなる程理解した。マナにも
テツがどれだけ俺の事で悩んでいたのか
も話してくれてこんなにもテツは俺の事を
想っていてくれたのに何で俺は気づけな
かったんだと、悔しくなった。
「そんなに俺の事想ってくれてたんだな」
『、!…うん、リト君も僕の事まだ好き?』
「当たり前だろ?ずっと好きだよ。」
『本当に、??愛重くても、好きでいてくれる、?』
「おう。愛重くてもずっと好き。」
「むしろ愛重い方が嬉しいかも笑」
「俺もテツは愛重いの嫌かなって思って」
「少し抑えてたからさ、」
「テツの本当の気持ち、聞けて嬉しい。」
『ほんと、!?…良かった、一緒だったんだ、』
『…へへ、笑なんか嬉しいな、』
「ほんと可愛いなお前は。」
わしゃわしゃ、とテツの頭を撫でてやる。
ふにゃっとした笑顔がものすごく可愛い。
久々にテツの笑顔を見た気がしてこっちも
嬉しくなる。
〈テツちゃんと言えたな~!良かったやん!〉
〈俺もなんか嬉しいわ~!!〉
《応援してた人がこうやって幸せそうに》
《してる所見るとこっちも嬉しくなるよね笑》
《今日は乾杯日和かなぁ~~》
〈なんやねん乾杯日和て笑〉
〈でも確かにテツも本音言えたし、リトも 〉
〈隠してた事言えたし、今日だけは呑んでもええかもなぁ〉
《飲み会開いちゃう??》
〈開くかぁ~〉
なんか勝手に話が進んでいるが、まぁ今日
だけはいいか、とウェン達と一緒に準備
をする。ウェンは嬉しそうにつまみやら
酒やらを作っている。マナは他のつまみ
等を買いに出掛けた。俺達もウェンが
作ったつまみをテーブルに並べたり等
できる事をやった。一通りやる事が
終わった頃、マナの帰りを待ちながら、
テツと手を繋ぎ接着剤でもつけられたの
かと思うぐらいピッタリとくっつく。
テツもまだ俺の事好きだって言ってたし、
俺もテツの事めっちゃ好きだし、また
恋人の関係にならないかって今度聞いて
みようかな、なんて思っていると
ものすごい視線を感じたので辿ると、
ウェンが愛おしいものを見るような目で
俺達の事を見つめていて、俺の視線に
気づくと笑顔で親指を突き出してきた。
その手になんの意味が込められているのか
はわからないがきっといい意味だろうと
思いながらまたテツに視線をやる。
なに?と言いたげな顔をしているテツを
見て可愛いなと当たり前の事を思いその
可愛い顔にキスをしたくなる気持ちを
ぐっと堪えて我慢する。二人きりになった
時に存分に甘やかしてやろうと心に決める。
そんな事を思っているとマナが帰ってきた。
〈ただいま~ 〉
『おかえりマナ君!』
「おかえり~」
《マナおかえりぃ~~》
〈ウェンもまたようさん作ったなぁ〉
《まぁねぇ~僕の作った料理美味しすぎて》
《すぐ無くなっちゃうからさ!》
〈自己肯定感高っ!笑 〉
「通常運転だろ笑」
『でも本当にウェン君が作った料理全部美味いんだよなぁ』
〈それはそうやねん〉
「味付け完璧だもんな~ 」
《まぁまぁ、そんな褒めちぎったって》
《酒と料理ぐらいしかでねぇぞ~!!》
〈その二つは出るんかいな笑〉
《さ、マナも帰ってきた事だし乾杯しますかぁ!!》
「するかぁ」
『いぇ~い』
〈するでぇ~〉
《じゃ、いつも通りにいくよ~!》
《せ~のがさんし~~??》
〔かんぱぁ~い!!〕
その後も雑談しながら呑み続け、マナ、
テツとダウンしていく。飲み潰れたテツも
めっちゃ可愛いなと思いつつテツとまた
こうして触れ合えている事に嬉しく思い
気分が上がっていた俺は酒を飲みたい
欲望に逆らえず少量呑んだだけでもテツ
以上にベロベロに酔ったのはまた別の話。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい、という事でこのお話は完結と
なります!!👏👏いやね、はっぴーえんど
も良いですよね、🥹どこかの𝖼𝗉を別れ
させてどっちもつらくなる、みたいなのを
書きたいと思った事からできたお話ですが
楽しめていただけてましたらとても
嬉しいです!!😭✨️ここまで読んでくだ
さりありがとうございました!!🙇♀️💗
コメント
2件
ハピエン厨だからありがたい🙏