教室のドアを開けると、先に来ていたkrnaさんとtrzoが気づいて此方へやってきた。
kr:「おはよう!…って、今日はsngmくんと一緒に来たの?」
pn:「おはようございます。そうなんですよ、今日sngmと一緒に来て…」
tr:「珍しいね。pint、よく1人で来るじゃん」
sngmと泊まっていたなんて死んでも言えない。
問い詰められるに決まってる。
pn:「いや、さ…ハハwたまたまそこであってさ」
kr:「…」
今日…ダメだな。なんでだろう、上手く誤魔化せない。これじゃあ怪しまれちゃうかも。
sn:「というか、早く準備しましょ!」
pn:「うん、そうだね」
sngmナイス方向転換!
tr:「……?」
昼休み
pn:「krnaさん、trzo、一緒に屋上行きましょ」
kr:「あ、いいよ!だけどちょっと先言っててくれる?」
pn:「え、なんでですか?」
kr:「実は弁当家に忘れちゃってさ。購買でなにか買ってくるよ。」
sn:「それは災難ですね…」
kr:「あ、trzo!着いてきてくれない?1人寂しいし」
tr:「俺?わかりました。着いていきます」
kr:「ありがとう!」
pn:「じゃあ俺たち先行ってきますよ? 」
kr:「うん。」
pn:「…… 」
sn:「ぺいんとさん?」
pn:「ん、屋上行こ」
sn:「はい」
…krnaさん、弁当もってたよな?
朝持ってるの見かけたけど。
幻覚?…いやそんな訳ないし。
じゃあ…だとしたらなんで嘘つく必要があるんだ?
せっかく弁当持っていたのに、無駄にする意味あるか?
…なんでだろう。胸騒ぎがする。
krna視点
よし、ここまで来れば。
kr:「…trzo」
tr:「どうしました?krnaさん。」
kr:「…pintに、違和感を覚えない?」
tr:「!」
kr:「その反応、やっぱりtrzoも?」
tr:「んー、なんか違和感がありました」
tr:「何かを隠そうとしてる気がする。」
kr:「それにsngmくんとも一緒に来ていたのが引っかかる。」
kr:「いつもならもっと…明るいトーンで話すはず…」
tr:「それに愛想笑いみたいで、いつもの笑い方じゃなかった。」
kr:「だよね。……やっぱりsngmくんと一緒に来たってことは、sngmくんはなにか知ってそうだね。」
tr:「… 」
kr:「…trzo……。」
tr:「俺だってpintの力になりたいのに。」
tr:「なにか思い詰めてるなら助けてあげたいのに。」
kr:「…… 」
pintは明るい。
いつも笑顔で、喜怒哀楽がわかりやすくて、歌が上手くて。
そして何より優しくて。
そんなpintに助けられてる。
助けられているからこそ、困った時は助けてあげたい。
…だけど。
きっと、pintは優しすぎて話せないんだ。
困らせるかもって。
だから”演技”で自分を誤魔化しているのかもしれない。
他の理由もあるかもしれない。
ただ、思い出して話したくないだけなのかもしれない。
これも仮説に過ぎない。
でも、”優しい”もひとつの原因だと思う。
kr:「…trzo。」
tr:「…krnaさん。」
kr:「確かめに行こう。」
tr/kr:「何が”違和感”を覚えさせるのか。」
tr/kr:「今すぐに。 」
コメント
2件