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綿毛
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あのね、
もし私が蝶になれたら
貴女の隣に並んで飛びたいとおもうよ
「なぁ、誰か課題どこやるか教えてぇ」
「はぁ?知らんし」
「シャー芯ちょーだい」
「いいよ、私の使って」
「サンキュー神かよぉ」
朝、7時58分の教室が色々な声で包みこまれる
「あーまねっ!!なんか元気なくなぁい?」
「そんな事ないけど~?」
天音が答える
中学3年生の花 天音はこの丘村中の生徒である
「ほんとぉ~?」
天音の親友、岡崎 舞が眉をひそめながら言う
「そーいえば今日、転校生が来るとかなんとか!」
嬉しそうに彼女が飛び跳ねる
「転校生~?何その話いつ聞いたの、」
「はぁ?昨日先生が言ってたじゃん!!!話聞いてなかったのぉ~?」
パチっと舞が天音のおでこにデコピンをする
「いてっ…」
ガラガラと教室のドアを開ける音…が、キーンコーンカーンコーンとチャイムの音に飲み込まれる
チャイムが終わると同時に
「はぁぁ~い。静かにしてね。今日はね。みんなもう知ってると思うけどね。転校生が来まぁす。」
「だからね。皆ね。えぇ~優しくするように!!!!」
担任がそう言う。
正直転校生になんてそんなに興味がない
とういうかなんでこの時期に転校してくるのか
そんな事を思っていると廊下からコツコツという音が聞こえてくる
「あぁ、来たかなね。うん。入っていいよぉ~。」
担任がそういうとドアがガラッと言う
先生が黒板にその子の名前らしき文字を書く
「自分で自己紹介してねっ。」
そう言われると頷いてこちら側を見る
髪は腰まであるほど長く目はすこしだれ気味で
ふわふわとした雰囲気の女の子だ
「岡花 蝶です。今日からよろしくお願いします。」
それだけの自己紹介
声は透き通っていてとても聞き取りやすかった
顔を上げた蝶と言う名前の女の子と目が合う
ニコッとした
その時私は思った
(蝶々みたい)