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放課後、家に帰ろうとしたら、感じの悪いあの子がいた。避けようとした。「あ、ちょっと待って。」「え?」「ユリだよね。さっきは冷たくしてごめん。私、高校が少し不安だから落ち着かなくて・・・これからよろしくね。」「大丈夫だよ。」どうやらあの子は、高校が不安なだけだったらしい。仲良くなれるといいな。
私は、再び家に帰ろうとすると、
「待って!」
「私はサクラって言うんだけど、ユリって中2の夏まで一緒だったよね?」
私は、ふとあの頃のことを思い出した。そういえば、中学の時一緒だったけど、中2の夏にサクラは転校してしまった。サクラとは中学の頃はあんまり話す機会がなかった。
ユキは中学の頃友達がいっぱいいたけど、同じ高校に行った友達は一人もいなかった。
「よかったら、友達にならない?」
「えっ、いいの?友達になろう!」不安そうだったサクラの顔がぱっと明るくなった。