注意書きめんどいんでしません
俺の名前は東雲彰人。神校に通っている高校2年生。周りからは特に何もされず、何もせずというかんじだ。まあ、陰キャそのもの。けどこんな俺にだって好きな人はいる
冬弥「彰人!おはよう((ニコッ」
彰人「おう、はよ!」
冬弥「彰人、いい加減髪で目を隠すのやめてくれないか?性格はこんなにも明るいのに、もったいない気がする」
彰人「俺にはこんくらいがお似合いさ」
冬弥「ふふ」
オレの好きな人…それは今目の前にいる青柳冬弥。こいつとは幼稚園からの幼なじみでよく家に遊びに行ったりする。けど、オレとは真反対だ
モブ女「あ!とうやくーん!」
冬弥「………」
冬弥「なんだ?」
モブ女「一緒に〜教室〜行こ?」
冬弥「彰人すまない、また明日一緒に行くか」
彰人「おう…」
彰人「……………」
やっぱ、女の方がいいよな。同性愛なんて、この世にないと言っても過言じゃないし。冬弥にまとわりつく女なんて、この世にいなければいいのにな
寧々「えっと、東雲くん?」
彰人「あ、寧々」
こいつは草薙寧々。中学で友だちになった陰キャ仲間。こいつの恋愛対象は男だが、同性愛については、あっても良いんじゃない?と言っている。だからオレが冬弥が好きってことは知っている
寧々「東雲くんは、いいよね」
彰人「何がだ?」
寧々「だって、青柳くんっていう、クラスの中心的な人と幼なじみで、仲いいなんてさ」
彰人「けどまあ、あいつのお陰でオレは目立てるなんてことはねえぞ」
寧々「それは知ってる。あんな陽キャと陰キャはつい合わないし。青柳くんは、そこまで陽キャじゃないけど」
彰人「お前ってホント急に毒舌になるよな」
寧々「悪い?((ニコッ」
彰人「何も…w」
寧々「じゃあ私こっちのクラスだから」
彰人「おう。」
寧々とオレは別のクラス。けど冬弥とオレは奇跡的に一緒のクラス。
ガラガラ
彰人「………」
モブ女「でさぁ、今度ぉ私このお店行くんだけどぉ、冬弥くんも一緒に来ない?」
冬弥「……すまない。その日は歌の練習があってな」
モブ女「じゃあいつ行ける〜?」
冬弥「平日は基本無理だ。学校があるからな。それはお前も知っているはずだ。金曜日、土曜日は歌の練習がある、日曜日は宿題をしなければならない」
モブ女「そっかあ、でもお」
冬弥「ーーー((ボソッ」
モブ女「なんか言ったぁ?」
冬弥「い、いや。なにも。少々席を外す」
モブ女「はあい、あ、ねえねえ!モブくん!」
彰人「…………」
やっぱ、女か。ていうかボソッとなにか言ってたけど何だったんだ?まあ、オレには関係ねえか
冬弥「彰人?」
彰人「ビクッ……おう、どうした?」
冬弥「ちょっと一緒に来てくれないか?」
彰人「おう…」
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彰人「屋上なんか来てどうしたんだ?」
冬弥「ちょっと息抜きに。朝から女に絡まれて疲れた」
彰人「そうか」
ん?疲れた?冬弥は女が好きなんじゃないのか?まあでも、あいつには好意は寄せてないとして、女が好きなのはあれか。
冬弥「彰人?」
彰人「どうしt」
フサッ(前髪かきあげ)
彰人「おい!おでこ丸見えになる…やめろ…//」
冬弥「そうか?でもこっちのほうが似合うと思うが…。彰人の美形が本当にもったいないな」
彰人「余計な世話だw」
冬弥「他の人の前でもそのくらい元気だったら良いのに」
彰人「しゃあねえだろ。こんな5軍男子がでしゃばったらただじゃおかねえ」
冬弥「そうだろうか?あ、そろそろチャイムが鳴る。戻るぞ」
彰人「おう!」
サッサッ(前髪直し)
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彰人「冬弥先入ってくれないか?」
冬弥「ん?…わかった」
ガラガラ
彰人「チャイムがなるまであと、7分か。残り5分まで暇つぶししよ」
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彰人「よし、残り5分。入るか」
ガラガラ
カタッ(席につく)
彰人「さて、朝の読書…」
ガヤガヤ
読書の時間なのにうるせえな。冬弥は…
冬弥「…………」
読書か。やっぱ偉いな。オレが好きな人なだけある
キーンコーンカーンコーン
ガラガラ
先生「はーい、HR始めるぞ」
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日直「気おつけーれい」
1時間目は、数学か数学の先生苦手だな
(お昼までスキップ)
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昼か。いつものように寧々と食べるか。冬弥はどうせ女子と……
彰人「…………高1が懐かしいな」
寧々「東雲くん?」
彰人「おう、今行く」
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食堂
寧々「東雲くん、ちょっと悲しい顔してたよ?大丈夫?」
彰人「ああ、ちょっとあることを思い出しちまってな。」
寧々「そう…最近青柳くんとはどうなの?」
彰人「いつも通りだな…」
寧々「本当に?」
彰人「……………いや、全然いつも通りじゃない」
寧々「東雲くんさ、また青柳くんと一緒にごはん食べたいって、思わないの?」
彰人「思ってる」
寧々「最近、青柳くんと遊んでる?」
彰人「いいや…」
寧々「今はそういう目で見ちゃっても対応を変えなければ、青柳くんもいつも通り接してくれると思うんだけど。」
彰人「それは……オレも思ってる…((泣」
寧々「じゃあ、そうしなよ」
彰人「んな勇気、俺にはねえよ…」
寧々「東雲くん、青柳くんとは歌やってるんでしょ?その時が一番チャンスだと思うんだけど。」
彰人「どうして?」
寧々「だって、他に白石さんと、小豆沢さんがいるけど少なからず青柳くんと二人きりの時間はあるでしょ?」
彰人「まあ、一応」
寧々「その時に言えばいいんだよ。もう一回、俺と一緒に飯食わねえかって」
彰人「…………」
寧々「まあ、あんたにできるかが一番の問題だけど。これは私は99%関係ないから」
彰人「そうだな……オレ……」
彰人「オレ、言ってみる!冬弥と、もう一回飯食いてえ。んで、あの頃以上に仲良くなりてえ!」
寧々「ふふ、まあ、頑張ってね」
彰人「ありがとう、寧々」
コメント
1件
寧々ちゃんナイス!!!!彰人、頑張れ!!!!