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君といた夏

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君といた夏

1 - 君といた夏。

♥

320

2024年01月14日

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初めての挑戦です。

暖かい目で見てください( ᯣ - ᯣ )

それでは、どぞっ。

━━━━━━━━━━━━━━━

君といた夏。

メイン.zm

今君は何処にいるんだろう、

そして此処は何処なのだろう。

わからない。

~俺は君と同じ運命になれたのだろうか~

「なぁなぁ!今日の夏祭りは目一杯楽しもな!」

あの日は夏祭りの当日だった。君は俺に蔓延の笑みで呼びかける。

祭りの日の暮夜、君ははしゃぎ回っていた。

まるで何も知らない無邪気な子供の用に。

色んな音が混じって君の声は途切れ途切れにしか聞こえない。俺は人混みの中、君を見失わないように必死に君の背中を追い続けた。

その時に鳴った大きな音響で俺の運命は大きく変わった。

キキィーッ!

物凄く大きい音に皆大通りの方を見る。

それは子供を轢かないようにするために軽トラが急ブレーキを押した音だった。

子供は落とした玩具を拾うためか横断歩道のど真ん中に立ち尽くしていた。

あ、子供が轢かれる。

あの子は死ぬ。

可哀想に。

でももう無理だ。

皆思っただろう。車とは何十メートルもない。

バキバキバキッ!

音がなり終わった後、僕は恐る恐るそちらを見た。

その時僕の目に飛び込んで来たのは横たわっている君だった。

「は?」

僕は状況が理解出来ていなかった。

あれ?子供が死んだハズじゃ、、、?

横たわっている君の体の所々から赤い液体が路面に伝わって下水の中に滴り落ちていく。

会場の誰一人として声をあげていなかった中、子供の泣き声だけが会場に大きく響いていた。君が死んだとわかった時、俺は腹の底から一気に突き上げて来るものを必死に抑え続けた。段々と息が重くなっていく。俺は押しつぶされたような思いだった。

その日の夏祭りは中止になった。

君の葬式はその夏祭りの丁度一週間が経った時。その時、僕は君がこの世からいなくなった事実を受け入れた。受け入れるしか無かった。眠っている君の顔は愛おしくて優しくて

でも悲しそうに見えたり見えなかったり。

皆君の棺桶の中の安らかな寝顔に涙を流す。

「コネシマ、、なんでお前が、、、」

「シッマ、お前は良い奴やったよ。もっとお前と話したかったなぁ。」

俺はなんで皆もう会えないみたいな、そんな言い方をするのか分からなかった。

別に会えるじゃないか。僕は葬式が終わった後、コネシマと僕の母校に訪れた。教室を見回ったり、先生達と顔合わせをしたり、コネシマどの日々を頭に巡らせ、俺は淡々と階段を上がっていく。見慣れた風景。よくここでコネシマと飯食ったり先公から逃げて遊んだりしたなァ。俺は酔いに浸りながら周りにかけてあるフェンスを飛び越えた。

コネシマ、今からお前に会いに行くな。

お前が天国逝きだろうと地獄逝きだろうと。

「まァ、コネシマなら天国か、ハハ。」

俺はコネシマの事だけを考えて脚を前に踏み出した。前に体重がかかって上から下に、

また、、急に移動して地面との距離が近くなる。

今直ぐお前に会いに行くよ。

________END_________

面白かったですか?ぜひコメントくださいね!また次も見てね!

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