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最終話
ーさぁ、2人とも。元いた場所にお帰り。
急に頭が真っ白になった。
本当に帰れる…?百鬼学園に…早く戻りたい…
「…待ってください。」
学園長の一言でハッと目が覚めた。
何を言い出すんだろう…。
晴明さんが不思議そうな目で見つめる。
「晴明…私は…貴方に勝てたでしょうか。」
1000年も続いた勝負。
あれは1000年前に遡る…。
°・*:.。.☆
「晴明!今日も勝負だ!」
「またかい?昨日負けたばっかりなのに
道満は懲りないねぇ…」
あざ笑う様な言い方が、更に道満を
苛立たせる。
「うるせぇꐦ今日こそ絶対お前に勝つ!」
そんなやり取りが、毎日続いた。
でも、晴明には見えていたのだ。
100回目の、勝負の結果が。
「…ねぇ朱雀。将来、道満はどんな人に
なるかなぁ。」
「えー蘆屋殿の事だから、今も未来も
変わんないよ。女好きのギャンブラー。」
「おい、聞こえてんぞꐦ」
°・*:.。.☆
少しの間沈黙が続いた。
100回目の勝負の結果。
晴明さんは少し黙った後、
何かを話すかと思ったら笑いだした。
ふふっと、晴明さんの笑い声が、
静かな星空に響く。
「……道満。おめでとう。」
柔らかい笑顔をこちらに向けると、
僕たちに手をかざした。
その瞬間、僕の意識は途切れーー
°・*:.。.☆
「……き!」
「は…あき!」
懐かしい声に名前を呼ばれたような気がして、僕は目が覚めた。
「い、飯綱くん!凛太郎くん!」
僕が声を出すと、2人はわっと泣き出した。
「心配したんやで…」
状況が分からず周りを見渡すと、そこは
僕の居場所、2年3組だった。
「烏天狗団のヤツに …お前が3組に居るよって言われて…」
そうしたら本当に椅子に横たわっていたんだと、飯綱くんが教えてくれた。
隊長さんが、何故僕の居場所を知っているのだろう。
まぁ、そんな事今はどうでもいいのだ。
それより、伝えたい。
「みんな…ただいま。」
°・*:.。.☆
「あっちゃーん♡
お金貰いに来たよー…ってどうしたの!?」
蘭丸が驚くのも無理もない。
相手が、ボロボロと涙を流していたから。
「蘭丸さん……グスッ」
「…あっちゃん、晴明君に…会ってきたの?」
そうだと言うふうに、首を振る。
状況を理解した蘭丸は、相手を慰める…
のではなく、パッと笑顔になった。
「あっちゃん、晴明君に、勝てた?」
道満は、少し考えると、
また、涙目になってしまった。
そして、少し首を縦に振る。
「…!あっちゃん、おめでとう。 」
°・*:.。.☆
百鬼学園にはいつもの平和が戻り、
生徒たちの笑い声が、いつまでも響く。
そんな毎日が、ずっと続きますように。
まずは読んでくれてありがとうございました!
最終話までずっと楽しみにしてくれた
皆さん本当にありがとうございます🙏🏻💖
誤字や口調など、違うところたくさんあったと思いますが…
良ければ感想聞かせてください✩.*˚
次のストーリーは何にしようか…