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この物語はキヨさんのnmmn夢小説です。苦手な方はブラウザバックを。
オリキャラの名前ガッツリ入ってます。それでもいいならどうぞ↓
「うわ、あの子噂の……」
「あ、ラブドールでしょ? 」
私が通る度、私の事を汚いあだ名で噂されるのはこの私、壱谷澪。
私がこう呼ばれる事の経緯は、私が2年のイケメン秀才の○○先輩と付き合ってしまったから。
今でも後悔してる。ファンクラブも出来てるくらいイケメンではあったが、付き合った数日で行為を要してくるしデートの日をすっぽかすダメ男だった。
恋は盲目。けれど私は彼のそんな所も好きで行為を迫られた日は毎回OKしていた。
(私ってほんとダメね…)
あんなやつに処女捧げた私が──────
『馬鹿みたい』
澪は窓に手を添え、校庭を眺めながらポツリ1人呟いた。
♡
♡
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○○先輩と付き合った事はすぐに広まった。そこから私のいじめも始まって、髪の毛切られたり靴に精液かけられたりで大変だった。
最初こそは先生も協力してくれていたが一向に落ち着かない私のいじめの進行度に呆れて対処してくれなくなった。
「─────であるからして」
高校最後の1年にもなれば最後の青春を謳歌する人も居れば、昼休みも机に向かってガリガリと勉強をしていい大学に入ろうとする人もいる。…まぁ私はそんな青春も楽しめずに高校を卒業していくんだろうけど。
もう前向きに考えれる余地はない。このイジメも執拗くネチネチとしていて高校三年生になってまで続いている。
(もうその先輩も卒業したのに…しつこい)
今だって文字だらけの机に向かって板書をしているだけなのにポイポイと丸められた紙を投げられている。
「wwww」
『……はぁ』
いじめられてからマトモに笑っていないような気がするし、ため息ばかりついているような気がする。
そう頭の中でネガティブを吐いているうちに学校のチャイムが授業の終わりを知らせる。
「お、チャイム鳴ったな」
「号令!」
古典の△△先生が号令をするように声を掛ける。
「起立!礼! 」
「「「ありがとうございましたー!!」」」
ガヤガヤとクラスメイト達が騒ぎ始める。帰る人もいればこれから部活に行く人も居た。そんな中男女の集団が私の方へ向かってくる。
「…おい」
『……』
「……いつものとこ、来てくれるよね?」
逆らう術はない。
『…はい』
「はぁ…ほんと目付きわる」
「わかる〜!!」
そう話しながら私の前へと去っていった。
♡
♡
♡
『っっ……泣』
(行きたくない…つらいッ……)
トイレの個室に篭もり涙を零す。
(もうどうしたらいいの……?)
誰も助けてくれない、クラスどころか他の学年の人にまで広まっている。
『…ひとをすきになっちゃッ……ダメなのっ?』
私はただ人を好きになっただけ。それが運悪くみんなの人気者の○○先輩だっただけで、それ以外は普通の男女の恋愛なのに。
『もう……なにが” 正解 “か分からない…』
どうすればいいのか分からずトイレに籠るだけで精一杯だった。
すると──────
ドンドンドンドンドン!!
「ね〜ぇ! そこにいるんでしょ!!」
「うわ、まじおもろwww」
トイレのドアをドンドン叩く音が聞こえて来た。
『っ……っ…』
(絶対声出しちゃダメだ……)
兎に角 居場所がバレないようにすれば、今日のいじめは終わるのでは?と思ったのだ。
「あー、やっぱり違う人だったのかな……」
「うわ××ひど〜」
「ごめんなさーい」
パタパタと足音が遠ざかる音がする。
『ッッ…!!』
『助かったぁっ…泣』
今日の所はこれ以上いじめられなかった。安堵から涙が出てくる。
『……もう少ししたら私も帰ろ』
♡
♡
♡
いつもの道をいつも通り下を向いて歩く。
『はぁ……』
明日もいじめられるのかと思うと明日が来る前に死んでしまおうかなんて考えてしまう。
すると────
コロコロ……
『…? ボール?』
サッカー部のサッカーボールが澪の元へと転がって来た。
ボールの来た方へと視線を向けると1人の男の子がこちらへと来た。
「あ…すんません……それうちのです」
『っっ……!!!』
その男の子を見た瞬間、目を見開いてしまった。
あまりにかっこよすぎるからだ。
それは相手も思っていたようで、澪を見るなり目を白黒とさせては赤面している。
『あ、あの……///』
「……は」
『…え?』
「……名前、なんて言うの//////」
『壱谷……澪です…///』
「壱谷さん……」
ブツブツと呪文を唱えるように澪の名前を復唱している。
「俺、清川。 キヨでいいよ」
『あ、はぁ……///』
急に自己紹介をされてびっくりしているが、名前を知れて良かった。
「清川ーー!!!💢」
遠くから清川の声を呼ぶ先生の声が聞こえてくる。
「やべ、俺もう行くから」
清川が行っちゃう……待って……まって……
『ま、待って…! 』
澪が清川のジャージの袖を引っ張り、清川を引き止める。
『帰り……一緒に帰りたいから…校門で待ってる……///』
「お前……それは反則だわ…//////」
もう恋愛しないって決めたのに… なんでまた人を好きになってるんだろう……
でも、この人なら大丈夫な気がする。
夏が始まる少し前。校門前のグラウンド近くで2人は落ち合ったのだった。
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……消すかもです。