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どうも。
ナガシマです。
フィーリングに任せてノリと勢いで書こうと思います。
誤字等あれば教えていただけると幸いです
お手柔らかに。
今回は🔞無しです。
⚠️ 中太 地雷さんさようなら
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其れは、満月が美しい或る夜の出来事であった。
太
「ふんふ〜ん♪心中は素晴らしい〜♪」
鼻歌を歌いながら独り帰路に着いていた太宰は道の端に立ち止まり、徐ろに月を見上げ、溜息を吐く。
太
「はぁ…嗚呼、こんな綺麗な夜には美女と共に暗闇に溶けて消えて仕舞いたくなるねぇ…」
目を瞑り、静かな夜の鼓動に耳を傾けて居た時、
???
「なッ!?何でこんなとこにクソ太宰がッ…? 」
太
「! その声は…」
目を開けた太宰は最早隠す気も無いであろう、苦虫を噛み潰したかのような顔で声のする方へ目をやった。
中
「チッ」
太
「…中也こそ、如何して此処に居るのだい?」
中
「はァ…最近此処らでポートマフィアを狙って集まった集団が湧いてるらしくてな、その見廻りだ」
太
「まぁそんなとこだよね…」
「にしてもこんな広い街で遭うなんて、運命ってやつかい?」
中
「運命ィ?何気色の悪い事云ってんだ手前ェ!」
太
「冗談に決まって居るじゃないか」
「私が運命的な出会いをするのは心中希望の美女だけって決まっているのさ。君なんかとは御免だね。」
中
「相変らずだな…この青鯖が」
半ば呆れ顔の中也である。
太
「中也こそ前見た時と何一つ変わっていないね!例えば…身長とか」
中
「なんだと手前!いい歳こいて心中心中云ってる野郎より数億倍もマシだ!」
言い争う二人を月が照らす。
美しい夜空とは対照的な光景だ。
太
「おっともうこんな時間だー」
「私明日も仕事があるし帰ろうっとー」
挑発的な棒読みの太宰に、
中
「嗚呼、二度と俺の前にその面見せんじゃねぇぞ!」
冷静さを取り戻した(?)中也が返答する。
すると、太宰が何か良い案を思いついたかのように、
太
「あ、中也は今日家に帰るのかい?」
中
「帰るが…そんな事聞いて如何すんだよ」
太
「厭、一寸ね…」
中
(何か嫌な予感がするぞ…)
悪寒を覚える中也を背に、太宰は不敵な笑みを浮かべた。
ーーーーーーー別れた後ーーーーーーーー
太
「久し振りに来たなぁ…中也の家」
当たり前かの如く中也の家に不法侵入する太宰。
先刻別れたばかりなので、中也は未だ帰宅していない。
太
「何か面白い物無いかなー(ゴソゴソ」
寝室、浴室、箪笥、冷蔵庫。
ありとあらゆる取っ手を掴み開けていく。
数分荒らして出てきた太宰の悪戯心を擽る物は、食器棚の隅に不自然に置かれた一つの小さな茶色い瓶であった。
太
「此れは何だ…?」
ラベルも何も貼られていない、小さな飲み薬のようなもの。
太
「此れを飲んだら楽に死ねるかなー」
躊躇いなく瓶を飲み干す。
太
「甘っ!?何コレェ…」
想像と違い落胆する太宰。
面白くなかったのか空になった瓶を何事も無かったかのように食器棚の奥へ仕舞い込み、扉を閉める。
太
「まぁ、彼奴に限って毒なんてないか…。」
ー自殺(?)は未遂に終わった。
が、感の良い諸君ならお気付きであろう。
小瓶に入った物が一体何なのかー
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はい、お疲れ様でした。
今回は🔞無しの前置きでした。
ほんとは一話で中太を終わらせる予定だったのですが、書いていて前置きなげーって思ったので分けさせていただきました。
余談ですが、ポートマフィアの皆さんって家とか云う概念あるんですかね?(何処かで書いてあれば教えて欲しいです。)
今回は都合上中也には一軒家を持っていただきましたが、ほんとに一軒家の一人暮らしだったらなんか可愛いですね。
続きはテストが終わったら書く予定です。
では。
次回🔞ありです